本日は、日本とアメリカの住宅の違いについて記載します。
もちろん、日本とアメリカでは、環境や、歴史が異なるので採用されている構造など違いはたくさんあります。
その中でも、最近聞いた、興味深い違いを2つ書きたいと思います。
まず、子供の勉強机は、日本は扉に背を向けますが、アメリカでは扉がある方向を見ます。
もう一つは、日本の玄関は、外開き(室内から押す)ですが、アメリカでは内開きです。
この違いには、共通点があり、どちらとも防犯上の考えの違いです。
子供部屋の例では、アメリカは常に侵入口から悪い人が見えるように机を配置し、日本では、悪者の侵入の事は考えず、勉強に集中できるように配置されています。
玄関も同じく、悪い人の侵入を遅らせ、身を守るためにアメリカでは内開き扉になっています。日本では、来客に対して危機意識は薄く、身を守ることはあまり想定されてないため、玄関ドアは外開きになっています。
この他に、日本の玄関ドアが外開きになっている事情がもうひとつあります。日本では靴を脱ぐ習慣があるため、玄関に靴を置くスペースが必要です。靴を置くスペースを確保するために、玄関ドアが外開きになっています。また、日本の場合、狭い敷地に家を建てるため、玄関の広さも限られてくることも一理あります。
今回は、アメリカと日本の比較でしたが、国だけでなく、同じ日本でも違いを発見出来たら、家の見方が変わるかもしれませんね。