床材選びで失敗しないために

床材選びで失敗しないためには、それぞれの床材の特徴を知ることが大切です。
床は、お部屋という空間の中で広い面積を占めているので、色や素材によってインテリアの印象が変わってきます。また、暮らし方や使用する空間、目的に合わせることが大切です。毎日歩いたり座ったりと直接肌がふれることも多いので、選ぶ素材によって居心地も大きく変わってきます。

1.フローリング
2.カーペット
3.石・タイル
4.クッションフロア
5.

1.フローリング
フローリング
フローリングには、大きく分けて「無垢(むく)フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。無垢フローリングは、一枚の無垢板でつくられた天然材の床板です。木の温もりが感じられ、空間に柔らかい表情を与えてくれます。
一方、複合フローリングは、下地となる合板の表面に、スライスされた突き板を張り合わせたもの。無垢フローリングのような反りや伸縮が少なく、素材、カラーバリエーションも豊富なため、一般住宅に数多く採用されています。最近では、汚れや傷に強い機能性を高めたものや、ペットに配慮したもの、既存の床の上から張ることができるリフォーム対応商品なども多彩です。

2.カーペット
カーペット
カーペットは、保温性や吸音性も優れた素材です。足触りも柔らかく温かみがあるので、寝室などに向いています。織り込んだパイルをカットしたものや、ループ状のもの、正方形につくられたタイルカーペットもあります。天然素材のウールカーペットは、保温性や防火性もあり静電気が起きにくい素材です。防カビ・防虫性に優れるのは、ナイロンやアクリルなどの合成繊維素材のものです。一般的にウール素材の方が合成繊維より高価と言えます。

3.石・タイル
タイル
外まわりや玄関に用いられることが多く、内装では浴室、トイレなどでよく使われます。水や汚れに強く、色やデザインも豊富ですが、肌ざわりが冷たいのが難点です。最近では、リビングの一角やキッチン、ペットの居場所に用いられることもあります。また、床暖房を施すことも可能です。

4.クッションフロア
クッションフロア
塩化ビニル樹脂の発泡床材で、CF(シート)とも呼ばれています。木、石やタイルなどに似せた模様などあり色の種類が豊富です。耐水性が抜群で、油汚れに強く、汚れを落としやすいために、キッチンや洗面所などに適しています。お手ごろな価格で施工も比較的簡単なので、DIYで貼替えることもできます。

5.畳
タタミ
和室の床はほぼ畳が使われています。藁(わら)を縫い固めて作った畳床にいぐさで編んだ畳表(たたみおもて)を縫いけたものです。多くの場合、畳縁をつけますが、畳縁のないものは琉球畳と呼ばれています。
最近では、畳床の断熱性、保温性を高めたスタイロ畳、畳表も従来のいぐさではなく、表面が強く、色あせしにくに和紙を防汚加工したものも人気です。

床材を選ばれる際、カタログだけでは床材の実際の色や、質感がわかりにくいので、サンプルを取り寄せる事をおススメします。メンテナンスやお手入れ方法などもチェックしておきたいポイントです。専門知識の豊富な担当者と打合せしながら理想のお部屋を手に入れてください。

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