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シロアリ被害があると地震で倒壊しやすい?柱や土台の腐食が耐震性に与える影響を建築士が解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「シロアリ被害があるけど、そのままでも大丈夫?」
「柱が少し傷んでいると言われた。」
「地震が来たら倒壊しやすくなるの?」

このような不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

シロアリは木材を食べるため、住宅の柱や土台などの重要な構造部分が傷むことがあります。

その結果、建物本来の強度が低下し、地震の揺れに耐えにくくなる可能性があります。

ただし、シロアリ被害がある住宅が必ず倒壊するわけではありません。

重要なのは、被害の範囲や建物の状態を確認し、必要な対策を行うことです。

この記事では、シロアリ被害が耐震性へ与える影響や、確認したいポイント、対策について建築士が解説します。

シロアリは住宅の構造部分を傷めることがある

シロアリは床下などの湿気が多い場所を好みます。

被害が進むと、

  • 土台
  • 大引
  • 根太

など、建物を支える木材まで食害が及ぶことがあります。

これらは住宅の強度を保つ重要な部分です。

そのため、被害が大きくなるほど建物全体の耐震性にも影響する可能性があります。

柱や土台が傷むと耐震性はどうなる?

地震では、柱や土台が建物を支え、揺れによる力を受け止めています。

しかし、シロアリによって内部が空洞化したり、腐食が進んだりすると、本来の強度を十分に発揮できなくなることがあります。

その結果、

  • 建物が変形しやすくなる
  • 接合部に負担が集中する
  • 大きな揺れに耐えにくくなる

可能性があります。

シロアリ被害だけで倒壊するわけではない

「シロアリ被害がある=地震で倒壊する」

というわけではありません。

耐震性は、

  • 被害の範囲
  • 建物の築年数
  • 構造
  • 地盤
  • 過去のリフォーム履歴

など、多くの要素が関係します。

被害が軽微であれば、適切な補修によって強度を回復できる場合もあります。

シロアリと腐朽菌はセットで進行することも

シロアリ被害が見つかった住宅では、木材の腐朽が進んでいることもあります。

これは雨漏りや床下の湿気が原因となることが多く、シロアリと腐朽が同時に進行すると、木材の強度はさらに低下します。

シロアリだけでなく、湿気や雨漏りの原因も調査することが大切です。

自分で確認できるサイン

次のような症状がある場合は、一度点検を検討しましょう。

  • 床がふわふわする
  • 床がきしむ
  • 柱をたたくと空洞音がする
  • 羽アリを見かけた
  • 木くずのようなものが落ちている
  • 基礎に土のトンネルのようなものがある

これらはシロアリ被害の可能性があるサインです。

ただし、見た目だけでは判断できないため、気になる場合は専門家へ相談しましょう。

耐震診断と一緒に点検すると安心

築年数が古い住宅や、大規模なリフォームを予定している住宅では、耐震診断とあわせてシロアリ点検を行うのがおすすめです。

耐震診断では建物全体の構造を確認し、シロアリ点検では木材の状態を確認できます

両方を確認することで、必要な補修や補強を効率よく計画できます。

→ 自宅は地震に耐えられる?耐震診断が必要か判断するポイント

シロアリ被害が見つかったらどうする?

シロアリ被害が確認された場合は、まず駆除を行い、その後に木材の状態を調査します。

被害が軽ければ薬剤処理や部分補修で対応できることもあります。

一方で、柱や土台の損傷が大きい場合は、部材の交換や構造補強が必要になることもあります。

被害の程度に応じた対策を選ぶことが大切です。

定期点検が被害の拡大を防ぐ

シロアリ被害は初期段階では気付きにくいことがあります。

そのため、定期的に床下を点検し、早期に発見することが重要です。

特に、

  • 築20年以上の住宅
  • 湿気が多い立地
  • 過去にシロアリ被害があった住宅

では、定期点検をおすすめします。

信頼できる工事会社は原因まで調査して提案する

シロアリ被害への対応では、被害箇所を修理するだけでは十分とはいえません。

信頼できる工事会社は、

  • シロアリ被害の範囲を調査する
  • 雨漏りや湿気の原因を確認する
  • 耐震性への影響を説明する
  • 必要な補修・補強を提案する

という流れで対応します。

「すべて交換しないと危ないですよ。」と不安をあおるのではなく、住宅の状態に応じた適切な提案をしてくれる会社を選びましょう。

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まとめ

シロアリ被害が柱や土台などの構造部分まで及ぶと、住宅の耐震性に影響する可能性があります。

ただし、シロアリ被害がある住宅すべてが地震で倒壊しやすいわけではありません。

大切なのは、

  • 被害の範囲を確認する
  • 湿気や雨漏りの原因も調べる
  • 必要に応じて耐震診断を受ける
  • 状況に応じた補修や補強を行う

ことです。

シロアリ被害を早期に発見し、適切に対処することが、住まいの安全性を維持し、地震への備えにもつながります。

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