こんにちは。今回は「子育てグリーン住宅支援事業」について解説します。
「子育てグリーン住宅支援事業」は、国土交通省と環境省が管轄しており、子育てグリーン住宅支援事業、先進的窓リノベ2025事業、給湯省エネ2025事業、賃貸集合給湯省エネ2025事業の4事業の中で予算額が一番多いのが特徴です。2024年予算から150億円もアップし、新築では最大160万円/戸補助金が出ます。リフォームでは60万円/戸で上限額が少し低いので、前回までにお話した「先進的窓リノベ事業」と組み合わせて上手に利用したいですね。
「子育てグリーン住宅支援事業」は、子育て世代だけが補助金の対象?
「子育てグリーン住宅支援事業」は、「子育て」と入っているため、子育て世帯だけが補助金の対象と思いがちですが、実は違います。
※子育て世帯:「18歳未満の子を有する世帯」
※若者夫婦世帯:「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」
新築を建てる場合、子育て世帯や若者夫婦世帯は、長期優良住宅とZEH水準住宅も補助金の対象ですが、それ以外の世帯は、さらに省エネ性能に関する基準の高い「GX志向型住宅」のみが補助金の対象です。
補助対象住宅 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 | その他世帯 |
---|---|---|
GX志向型住宅 | 〇 | 〇 |
長期優良住宅 | 〇 | × |
ZEH水準住宅 | 〇 | × |
リフォームは全世帯「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金対象です
「子育てグリーン住宅支援事業」は既存住宅のリフォームでも補助金が出ます。リフォームの場合は、申請者の年齢やお子様の有無による制限がないため、全世帯が補助金・助成金の申請できます。リフォームの際は是非、利用したいですね。
次回は「子育てグリーン住宅支援事業」の補助を受けるための必須工事についてお伝えします。