前回のブログは、「ドアから侵入する手口と対策方法」について解説しました。今回は、「ガラス破り侵入対策」について解説します。
空き巣や強盗が窓ガラスを破り、侵入までの時間は、5分以内と言われています。自分でできる防犯対策として、窓のクレセントまわりに防犯フィルムをDIYで貼るという方法があります。ホームセンターやインターネットで3,000円~防犯フィルムを取り寄せることができますが、5年程度で劣化し、剥がれてくることも。
簡易的な防犯対策ではなく、本格的な「ガラス破り侵入対策」を考えられている場合は、国が認めたCPマーク付きの防犯対策がおすすめです。
厚労大臣指定の施工技能検定試験を行う業界団体「日本ウインドウ・フィルム工業会」が、CP商品と認めるガラスフィルム貼りの条件は
- 350㎛(0.35mm)以上の防犯フィルムを窓全面に貼る
- 窓ガラスの厚みが5㎜以上のフロートガラス及び3㎜厚複層ガラスであること
- 日本ウインドウ・フィルム工業会が指定する接着剤を使用
- 防犯フィルム施工技能者(国家検定技能士)が施工
- 可動式の窓(引き違い窓など)は、クレセントがサブロック付、且つ補助錠の設置
です。既存の窓に防犯フィルムを貼る方法の他に、窓ガラスをまるごと防犯フィルム入りのガラスへ交換する方法もあります。
外からの視線を遮る、ルーバー式のシャッターを後付けすれば、採光や風の出入りの調整も可能です。今回は、「ガラス破り侵入対策」について解説しました。次回は、合い鍵による侵入対策について解説します。