ウッドデッキ(木部)塗装の作業手順について次の項目を説明します。
1塗装用具・塗料の用意
2下地確認、調整
3養生作業
4キシラデコール(防虫・防腐塗料)をウッドデッキに塗る
木部塗装前
レッドシダーやSPFなどのソフトウッドを使用したウッドデッキやラティスフェンスなどの外部に設置された木部は、太陽光や風雨にさらされると色あせたり、腐食したりします。メンテナンスフリーのハードウッド(ウリン、イペなど)を除き、2~4年ごとに塗り替えるようにしましょう。
【1塗装用具・塗料の用意】
はじめに、木部塗装に必要なご覧の塗装用具、材料を用意します。木部の塗装にはスジカイバケ、ローラーバケ、防虫防腐塗料のほかに、養生材、カッターナイフ、軍手、サンドペーパー、デッキブラシなどが必要です。
【2下地確認、調整】
まず、ほこりや汚れをデッキブラシで水洗いし、きちんと乾いた後、
塗料の吸い込みを良くする為、ウッドデッキ表面にサンドペーパーを掛けていきます。
【3養生作業】
そして、塗料が付いて困る場所にはマスキングテープやテープ付シートなどで、養生しておきます。テープがつきにくい場所は、布製ガムテープなどが便利です。古新聞やダンボールでも代用出来ますので汚れないように工夫しましょう。
【4防虫・防腐塗料を塗る】
塗料缶は開ける前に良く振り、混ぜ合わせます。
ウッドデッキなどの広い面積を塗るときは、ローラーバケを使用しますので予め、ローラーバスケットに塗料を移しておきます。
そして、スジカイバケで狭い部分から塗り始めて行きます。防虫防腐塗料は粘度が低くすぐに垂れるので、垂れを伸ばすように塗ります。細かい場所を先に塗って、その後広い面を塗るようにするとスムーズに作業が進みます。
また、入り組んだ場所など、水が溜まりそうな所は腐食しやすいので、入念に塗りましょう。
広い部分はローラーバケで仕上げていきます。勢い良く塗ると塗料が飛び散ってしまうので注意しましょう。作業を終えたら、放置してよく乾燥させます。乾いたら、また同じように重ね塗りすることで塗料がさらに木材に浸み込み、防虫防腐効果が高まります。
【まとめ】
一般的に、防虫防腐塗料は油性のほうが木材にしみ込みやすく、高い耐久性を発揮するといわれていますが、臭いがきつく、乾くのに時間が掛かってしまいます。苦手な人は水性塗料を使用しましょう。
また、塗装をする必要が無いメンテナンスフリーのウッドデッキもありますので、良く確認の上、作業にのぞみましょう。