対面キッチンへのリフォーム完全ガイド!費用目安・メリット・デメリットを解説

「家族の顔を見ながら料理ができる、明るく開放的なキッチンにしたい」
そう思っていても、対面キッチンへのリフォームは費用や工事規模が気になり、踏み切れずにいる方も多いのではないでしょうか。

壁付けキッチンは動線が悪く、調理中に孤独感を覚えやすい一方で、「対面キッチンにすれば暮らしが本当に良くなるの?」と不安を感じるのも自然なことです。

そこでこの記事では、対面キッチンの基本から、費用相場や工期、レイアウト別の特徴、リフォーム時の注意点までを分かりやすく解説します。
対面キッチンへのリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

記事監修者

安藤

建築士の安藤です。リフォーム業界歴20年。住まいを通じ、豊かな暮らしをお届けいたします!!ゆうネット公式YouTubeでリフォームお役立ち情報も配信中。

対面キッチンとは?

対面キッチンとは、リビングやダイニングに向かって配置されたキッチンレイアウトのことです。
調理中でも家族の様子が見え、会話がしやすいことから、近年のリフォームで選ばれることが多くなっています。

壁に向かって作業する壁付けキッチンと比べ、視線が開けるため空間に一体感が生まれやすく、開放的なLDKを作りたい場合に適したレイアウトです。

対面キッチンリフォームの費用相場と工期の目安

カテゴリ工事内容費用相場工事日数
本体交換(レイアウト別)アイランドキッチン約150~200万円3~6日
ペニンシュラキッチン約130~180万円3~6日
I型対面キッチン約80~120万円2~3日
L字型対面キッチン約100~150万円3~6日
セパレート型(II型)キッチン約130~180万円3~6日
大規模工事キッチンスペースの拡張約50~200万円5~6日
キッチンまるごとリフォーム約100~450万円5~10日

対面キッチンへのリフォーム費用は、レイアウトやキッチン本体のグレードによって大きく異なります。
壁付けキッチンから対面式へ変更する場合は、水の配管や電気工事が必要になることが多く、80万〜200万円程度が一般的な費用相場です。
壁を取り払ってキッチンスペースを広くするなら200万円程度、大幅な間取りの変更や床・壁の内装工事を同時に行うなら450万円程度かかることもあります。

またリフォームの工期は、古いキッチンの解体から設置、仕上げまで含めて1週間程度が目安です。
ただし大規模な工事が必要な場合は、10日以上かかるケースもあります。

リフォームの費用と工期は、工事の状況によって追加で必要になる場合があるため、予想外の事態に慌てないためにも、余裕をもったリフォーム計画を立てましょう。

対面キッチンの主なレイアウト

対面キッチンにはさまざまなレイアウトがあり、必要な広さや使い勝手、向いている暮らし方がそれぞれ異なります。
LDKの広さや家族構成、料理の頻度などを踏まえて選べば、後悔しないリフォームに繋がるでしょう。

特に対面キッチンのレイアウトを間違えると、「動線が悪い」「収納が足りない」といった不満につながりかねません。
そこで、ここで紹介する代表的な対面キッチンのレイアウトを参考に、ご自宅の広さやライフスタイルに合った形をイメージしてみましょう。

開放感のある「アイランドキッチン」

アイランドキッチンはキッチンが壁に接しておらず、四方向から作業できる自由度の高いレイアウトです。
存在感があり空間の主役になるデザイン性の高さも、アイランドキッチンならではの特徴です。

調理・作業スペースを広く確保できるため、複数人でも快適に料理ができます。
特にホームパーティーが好きな方や、家族みんなで食事を楽しみたい方に向いているでしょう。

ただしアイランドキッチンにリフォームするなら、導線を確保するためにLDKは15畳以上あると検討しやすいです。
さらにキッチンの四方が開放されているため、収納やコンセントの配置、換気扇の位置を慎重に計画する必要があります。

対面式の定番「ペニンシュラキッチン」

ペニンシュラキッチンは、キッチンの左右どちらかの一辺が壁に接しているレイアウトです。
対面キッチンでもっとも人気が高い定番スタイルで、10畳程度のコンパクトなLDKでも実現できます。

壁側に換気扇やコンセントを設置しやすく、配管工事も比較的シンプルなため、リフォーム費用を抑えやすい点も魅力のひとつです。
また、加齢によって足腰に不安を感じるようになっても、壁に手を添えながら作業できる安心感があります。

壁付けキッチンからの変更でも比較的リフォームしやすく、対面キッチンの現実的な選択肢として世代を問わず多くの方に選ばれています。

コンパクトで動線効率が良い「I型対面キッチン」

I型対面キッチンは、シンク・コンロ・調理台が一直線に並ぶレイアウトです。
横移動だけで作業が完結するため動線がシンプルで、移動距離を抑えたい方に向いています。

特に年齢を重ねるにつれて、移動距離が短いことは体への負担を軽減するポイントになります。
そのため、I型対面キッチンは、無理なく長く使い続けやすいレイアウトといえるでしょう。

またI型対面キッチンはペニンシュラキッチンよりも奥行きが狭いことが多く、よりコンパクトな空間でも対面式を実現できます。
マンションや狭小住宅など、限られたスペースを有効活用したい方におすすめです。

作業スペースが広い「L字型対面キッチン」

L字型対面キッチンは、キッチンがL字型に配置されたレイアウトです。
シンクとコンロが90度の位置関係にあり、体の向きを変えるだけでシンク・コンロ・冷蔵庫にアクセスできる使い勝手の良さが特徴です。

L字型対面キッチンは収納力の高いレイアウトである反面、コーナー部分がデッドスペースになることがあります。
その場合は、コーナー部分に回転式の収納やスライド棚を設けるなど、スペースを有効活用しながら収納力を高めると良いでしょう。

ある程度の広さが必要となり、目安としては12畳以上のLDKがあると検討しやすいでしょう。
家事効率と収納力のどちらも大切にしたい方に適したキッチンレイアウトです。

収納力と作業性を両立できる「セパレート型(II型)キッチン」

セパレート型(II型)キッチンは、シンク台とコンロ台が2列に分かれた配置のレイアウトです。
振り返るだけでシンクとコンロを行き来できる使い勝手の良さに加えて、調理スペースと収納をたっぷりと確保できます。

ただしセパレート型(II型)キッチンは2列分の設置スペースが必要で、14畳以上の広い空間が推奨されます。
またシンクとコンロが離れているため、床に水や油が飛び散りやすく、床材選びや通路幅をどれくらい設けるかが重要です。

複数の料理を同時に作りたい方や、お菓子作りが趣味の方など、料理好きの方に適した作業性の高いレイアウトといえます。

対面キッチンリフォームで得られる4つのメリット

対面キッチンにはさまざまなレイアウトがありますが、どのタイプを選んでも共通して得られるメリットがあります。
リフォームを検討する際は、これらのメリットが現在の生活だけでなく、将来の暮らしやすさにもつながっているかを確認することが大切です。

ここでは、対面キッチンリフォームで得られるメリットをご紹介します。

家族とコミュニケーションを取りながら調理できる

対面キッチン最大のメリットは、リビング・ダイニングで過ごす家族と会話しながら調理ができることです。
ダイニングテーブルで宿題をする子どもに声をかけたり、ペットの様子を見守ったりと、キッチンにいながら家族とのつながりを感じられます。

また調理中も自然と会話が生まれやすく、家事の時間が孤立しにくい点も魅力です。

開放感がありリビング・ダイニングを見渡せる

対面キッチンはリビング・ダイニングに視線が抜けるため、空間を広く感じられ、開放的な雰囲気を演出してくれます。
リビング窓からの自然光がキッチンまで届き、室内全体が明るくなる点もメリットです。
明るいキッチンは手元が見やすく、安全に調理しやすいため、長く使うキッチンとしても安心感があります。

配膳・片付けの動線がスムーズ

対面キッチンはダイニングテーブルとの距離が近く、カウンター越しに料理や食器を受け渡しできます。
家族が手伝いやすい設計により、「できた料理を運んで」「お皿を下げて」といった声かけもしやすくなるでしょう。

また配膳や片付けの動線が短くなることで、キッチンとダイニングを行き来する回数を減らせます。移動距離が少ないために日々の家事負担を抑えやすく、将来を見据えたキッチンとしても適しています。

現代的でおしゃれな空間デザイン

対面キッチンは、リビング・ダイニングと一体感のある洗練された空間を演出できます。
キッチンカウンターやキャビネットの素材・色・デザインにこだわることで、LDK全体の印象を統一しやすい点も特徴です。


ペンダントライトやタイルなどのデザイン要素も取り入れやすく、自分らしいインテリアを表現できることが、対面キッチンが選ばれる理由のひとつです。

対面キッチンリフォームのデメリットと注意点

対面キッチンには多くのメリットがある一方で、ライフスタイルによっては不向きな場合もあります。
リフォーム後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、ここで紹介するデメリットと注意点について把握しておきましょう。

キッチンの汚れや散らかりがリビングから見えやすい

対面キッチンはリビング・ダイニングと空間がつながるため、調理中の散らかりや洗い物の様子が目に入りやすくなります。
キッチンが片付いていないと生活感が出やすく、常にきれいにしておかなければならないことを負担に感じる方もいるでしょう。

リフォームを計画する際は、腰壁を少し高めにする、カウンターの高さや形を工夫するなど、視線をやわらかく遮る工夫を取り入れるのもおすすめです。

調理のニオイや音がリビングに広がる

対面キッチンは空間が開放的な分、食材や調理のニオイがリビング・ダイニングに広がりやすくなります。
また調理中の換気扇の音やシンクに水を流す音によって、テレビ視聴や会話の妨げになるケースも少なくありません。

吸引力の高い換気扇や、静音性の高いキッチン設備を選ぶことで、ニオイや音の問題はある程度軽減できます。
キッチンを含めた空間全体を快適に保つための設備費用も、リフォーム予算に含めて検討しましょう。

壁付けキッチンより収納スペースが減る場合がある

対面キッチンでは圧迫感を避けるために吊り戸棚を設けないレイアウトが選ばれることも多く、収納量が不足しがちです。そのため、物が多すぎたり収納がうまくできなかったりすると、調理器具や食器が出しっぱなしという状況に陥る可能性があります。
リフォーム計画を立てるときは、調理器具や食器の量・サイズを把握し、「新しいキッチンでどこに何を収納するか」を具体的に考えておくことが大切です。
必要に応じて背面収納やパントリーを増設したり、収納力が高いシステムキッチンを選んだりすると、リフォーム後に物が増えてもすっきりとした空間を保てます。

リフォーム費用が高額になりやすい

壁付けキッチンから対面式へ変更すると、水道・排水管や換気口の移動も必要になり、工事費用がかさみやすくなります。

また対面キッチン用のシステムキッチンはデザイン性や機能性が高い分、本体価格も高額になりがちです。
予算オーバーを防ぐためには、必要な機能に優先順位を付けて候補を絞ることが大切です。
さらに複数のリフォーム会社から詳細な見積もりを取り、予算内に収まるよう専門的な視点からアドバイスを受けましょう。

対面キッチンのよくある質問

対面キッチンリフォームを検討する際は、多くの方が同じような疑問や不安を抱えています。
疑問や不安を解消しておくことで、リフォーム計画がスムーズに進み、納得のいく対面キッチンに仕上がりやすくなります。
ここでは、対面キッチンリフォームのよくある質問についてまとめています。

壁付けから対面式へリフォームする際の注意点はある?

壁付けキッチンから対面式への変更は、ほとんどの住宅で可能です。
しかし理想の対面キッチンを実現するには、次のような条件を満たしていると実現しやすくなります。

  • LDKに10畳以上の広さがあること
  • 水道・排水管やガス管の移動ができる構造であること
  • 換気口の経路が確保できること

マンションの場合は、管理規約(建物・敷地・共用部分のルール)の確認が必須です。
建物の構造によっては水道・排水管の位置変更や、ガス管の延長が規約で制限されているケースもあります。
戸建てでもマンションでも、リフォーム計画の前に専門家が現場の状況を詳しく確認する「現地調査」を受けることが大切です。

対面キッチンに向いている人・向いていない人は?

対面キッチンに向いている人は、家族とコミュニケーションを取りながら調理したい方、開放的な空間が好きな方です。
特に小さな子どもやペットがいる家庭では、見守りながら調理できる安心感が大きなメリットになります。
また将来の生活を見据えて、動線の短さや作業効率を重視したい方にも対面キッチンは適しています。

一方で対面キッチンに向いていない人は、料理に集中したい方や、一人の時間を大切にしたい方、片付けが苦手でキッチンが散らかりやすい方です。
収納スペースを最優先したい方や、リフォーム費用を抑えたい方にも、対面キッチンはおすすめできません。

対面キッチンリフォームの工期と工事の流れは?

工事の順番・内容工事日数
古いキッチンの解体・撤去1〜2日
水や排水の配管・電気工事2〜3日
床・壁の補修工事1〜2日
新しいキッチンの設置2〜3日
最終調整・クリーニング1日

対面キッチンリフォームの工期目安は、7~10日程度です。
ただし大幅なレイアウト変更や間取り変更が必要な場合は、2週間以上かかることもあります。
リフォーム工事中はキッチンが使えないため、洗い物や食事の用意をどうするかあらかじめ検討しておきましょう。

対面キッチンリフォームが得意な会社の選び方は?

良いリフォーム会社を選ぶポイントは、見積もりが詳細で分かりやすく、費用の内訳が明確であることです。
金額だけで判断せず、アフターサービスや保証内容が充実しているか、万が一のトラブル時の対応体制が整っているかも確認しましょう。

また担当者の対応が丁寧で、信頼できることも重要です。メリットばかりでなくデメリットも誠実に説明してくれるか、質問に対して誠実に答えてくれるか、こちらの希望を汲み取ろうとしてくれるかを慎重に見極めましょう。

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まとめ

対面キッチンへリフォームすると、家族や来客とのコミュニケーションを楽しみながら調理ができます。
配膳・片付けの動線がスムーズになり、現代的でおしゃれな空間に一新できることも魅力です。

一方で対面キッチンはキッチンの散らかりが見えやすい、ニオイや音が広がりやすい、収納スペースが減る可能性がある、リフォーム費用が高額になりやすい点も把握しておく必要があります。

満足のいくリフォームを実現するためには、ご自身のライフスタイルや家族構成、予算や住宅の条件をしっかり把握した上で、メリット・デメリットを比較検討することが大切です。

リフォーム会社を選ぶ際は、最低でも3社以上から相見積もりを取って比較しましょう。
実績が豊富で信頼できるリフォーム会社を選ぶことで、理想の対面キッチンを実現できます。

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