キッチンリフォームの失敗例10選|後悔しないためのポイントを解説

「きれいなキッチンで気持ちよく料理をしたい」

「年齢を重ねても、無理なく使えるキッチンにしたい」

このようにお考えの方は、決して少なくありません。

毎日立つ場所だからこそ、キッチンは使いやすさや快適さがとても大切です。一方で、キッチンリフォームは決して安い買い物ではなく、

「本当に使いやすくなるのかしら」

「工事が終わってから後悔しないか心配」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

実際に、事前の確認や打ち合わせが十分でないままリフォームを進めてしまい、「思っていたより動きにくい」「収納が使いづらい」など、完成後に後悔されるケースも少なくありません。

そこで、本記事ではキッチンリフォームでよくある失敗例をもとに、後悔しないために押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。

これからキッチンリフォームをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事監修者

安藤

建築士の安藤です。リフォーム業界歴20年。住まいを通じ、豊かな暮らしをお届けいたします!!ゆうネット公式YouTubeでリフォームお役立ち情報も配信中。

キッチンリフォームでよくある失敗例10選

キッチンリフォームで後悔しないためには、まず「どこで失敗しやすいのか」を知ることが大切です。実際に多くの方が経験している失敗を把握しておけば、同じ過ちを避けることができます。

ここでは、キッチンリフォームでよくある失敗を10例ご紹介します。

1.作業スペースが狭い

理想的な作業スペースの目安は幅60~90cm、奥行き65cm以上です。

幅60cm以下の狭い作業スペースでは、大きめの食材を切ったり、下ごしらえした野菜を並べたりといった作業がしづらく、調理効率が大きく下がってしまいます。

また複数人でキッチンに立つ機会が多い場合は、より広い作業スペースが必要です。

作業スペースに余裕がないとお互いの動きが制限されてしまうため、ストレスの原因になるかもしれません。

キッチンの実用性と空間のバランスを考え、使用人数や調理スタイルに合った広さを確保したうえで、快適に作業できるレイアウトを検討しましょう。

2.動線が使いにくい

キッチンのレイアウトに失敗すると、調理や配膳のたびにムダな移動が増え、日々の作業がストレスになる可能性があります。

キッチン動線の基本は、冷蔵庫・シンク・コンロの3点を結ぶ「ワークトライアングル」です。

この三辺の合計が360〜660cm程度に収まると、スムーズに作業しやすいとされています。

またキッチンの通路幅は、90〜120cm程度が目安です。キッチンの通路幅が狭いと人のすれ違いが難しく、調理や配膳の動きを妨げてしまいます。

キッチンリフォームを行う際は、設備の配置や通路幅を事前にシミュレーションし、年齢を重ねても無理なく動ける動線を意識してレイアウトを検討することが大切です。

3.キッチンの高さが合わない

身長に合わない高さのキッチンを利用していると、腰痛や肩こりの原因になり長時間の作業がつらくなります。

キッチンの高さの目安は「身長(cm)÷2+5cm」とされています。

例えば身長160cmの場合、85cm前後が基準です。

ただしこの数値はあくまで目安で、調理する人の姿勢や履物、よく使う調理器具などによって使いやすさは変わります。特に年齢を重ねるとこれまで問題なかった高さでも負担を感じやすくなります。

カタログの数字だけで判断せず、ショールームで実際にキッチンに立ち無理のない姿勢で作業できるかを確認しましょう。

4.収納が使いづらく不便

収納量を増やしたつもりでも、「使いにくい」「思ったよりも物が入らない」と後悔するケースは少なくありません。

例えば吊り戸棚の位置が高すぎて出し入れしづらかったり、引き出しのサイズが合わず鍋やフライパンが入らなかったりすることがあります。

また奥行きが深すぎるパントリー(食品庫)は、奥の物が取り出しにくく、結局手前しか使わなくなりがちです。

キッチンの収納計画では量だけでなく、使う高さと動作を考慮することが重要です。

よく使う物は腰から目線の高さ(床から約70〜150cm)に収まるよう配置しましょう。

5.家電・コンセントの配置ミス

コンセントの位置や数が不十分だと、延長コードが増えて見た目が悪くなるだけでなく、事故や火災といった安全面のリスクも高まります。

キッチンでは炊飯器・電子レンジ・トースター・電気ケトルなど複数の家電を同時に使うことが一般的です。そのため、最低でも6〜8口程度のコンセントが必要とされています。

家電・コンセントの配置はキッチンの使いやすさにも関わってくるため、家電のサイズや使用頻度を事前に整理し、将来の買い替えも見据えた余裕のある配置を計画しましょう。

6.不要な設備を付けてムダになった

最新機能の設備や長年欲しかった設備を導入したものの、実際にはほとんど使わず、費用だけがムダになってしまうケースも少なくありません。代表的なのが食器洗い乾燥機で、「手洗いの方が早い」「使用頻度が低い」など、ライフスタイルに合わないと使わなくなることがあります。

高機能な設備ほど、故障時の修理費や交換費用も高額になりがちです。流行やイメージだけで選ばず、本当に必要なのかどうかを基準に設備を取捨選択しましょう。

7.掃除がしにくい床や壁材を選んでしまった

キッチンは油汚れや水はねが多く、掃除のしやすさが使い勝手に直結するものです。

ご家庭によっては、デザイン性を重視した結果、手入れが大変で後悔するケースも見られます。

床材は、水や油に強く汚れても手頃な費用で張り替えられる「クッションフロア(塩化ビニル製のシート状の床材)」などが実用的です。

壁材には、熱や汚れに強く拭き掃除がしやすい「キッチンパネル」が向いています。

毎日使う場所だからこそ、見た目だけでなく「掃除のしやすさ」も考慮した素材を選びましょう。

8.明るさ・換気・温度の問題

手元が暗いと作業しづらく、食材の色も正しく見えません。

キッチンは全体照明だけでなく、調理スペースを照らすダウンライトやスポットライトを組み合わせることが重要です。

また予算を抑えようと機能性の低い換気扇にすると、調理中のニオイや煙が室内に広がりやすくなります。そのため、換気扇はキッチンの広さや使用頻度に合ったものを選ぶようにしましょう。

このほか、窓や勝手口の配置によっては「夏は暑く、冬は寒い」という状況に陥る場合もあります。採光・通風・断熱のバランスも含めてリフォーム計画を立てることが大切です。

9.オープンキッチンで音やニオイ・生活感が気になるようになった

オープンキッチンは開放的でおしゃれな空間を演出してくれる一方で、生活感が気になって後悔する人もいます。

例えば「調理音がリビングに響く」「洗い物が見えて落ち着かない」「油はねで掃除が増える」といった不満が出やすい点には注意が必要です。

手元を隠せる立ち上がりのあるカウンターを設けたり、換気性能を高めたりするほか、吸音性のある素材を取り入れるのも対策となります。

10.コストバランスを優先しすぎてキッチン全体がちぐはぐになった

リフォームの際に予算を一部にかけすぎると、キッチン全体の統一感が損なわれることがあります。

例えばシステムキッチン本体は高級なものを選んだものの、水栓や照明が安価でチープに見えてしまうといったケースもよくある失敗談です。

水栓・コンロ・収納といった使用頻度が高い設備にはしっかり予算を配分し、見えにくい部分でコストを抑えるなど、メリハリのある予算計画を立てましょう。

あわせて追加工事の可能性も含めて予算を立てることで、想定外の出費を避けることにも役立ちます。

キッチンリフォームで失敗して後悔しないための6つのポイント

キッチンリフォームで後悔しないためにも、事前の確認と計画が重要です。もしも見た目や設備の新しさだけで判断してしまうと、使いにくさが日常のストレスにつながることがあります。

ここでは、理想のキッチンリフォームを実現するポイントをご紹介します。

ショールームで実物を確認する

キッチンは、図面やカタログだけでは正確な使い勝手を判断できません。高さや奥行き、作業時の姿勢などは、実際のキッチンに立ってみないと分からない部分が多いため、ショールームでの確認は必須です。一例として、以下のポイントをショールームで確認してみましょう。

  • 調理台に立ったときに高さが合っているか
  • 包丁を動かした際に肩や腰に余計な力が入らないか
  • シンクでの洗い物が無理のない姿勢でできるか

また家族で複数人がキッチンに立つ場合は、並んだときの距離感や通路幅もチェックしておくことで、リフォーム後に「思ったより狭い」といった後悔を防げます。

生活動線と収納を具体的にシミュレーションする

キッチンの使いやすさは、設備のグレードよりも「動線」と「収納計画」によって大きく左右されます。そこで、冷蔵庫・シンク・コンロの位置関係をはじめ、配膳や片付けまでの流れをイメージし、ムダな移動が発生しないかを確認することが重要です。

収納についても、単に量を増やすだけでは十分とはいえません。使用頻度の高いものを取り出しにくい位置に配置してしまうと、日常生活で手間が増えることになります。

そのため、現在使っている調理器具や食器、家電などの数とサイズを把握したうえで、「どこに何を収納するか」を具体的に決めておくことが大切です。

将来を見据えた設備・仕様を選ぶ

キッチンは短期間で入れ替える設備ではないため、今の使いやすさだけでなく、将来の身体の変化を見据えた計画が求められます。

例えば機能性の高い設備は便利な反面、故障時の修理・交換費用が高額になりがちです。

メンテナンスしやすく部品交換が容易な設備を選ぶことは、将来を見据えた賢い選択といえるでしょう。

また収納の高さや引き出しの重さなども、年齢を重ねるほど影響が出やすいポイントです。

よく使う食器や調理器具は、腰から目線の高さ(床から70〜150cm)の範囲に収納できるように計画すると、年齢を重ねても快適に使用できます。

照明・換気・清掃性を入念に検討する

照明や換気、掃除のしやすさは、リフォーム完成後に変更するのが難しい要素です。そのため、リフォームを計画する段階でしっかりと検討しておく必要があります。

例えば照明の場合は手元が暗いと作業効率が下がったり、安全面にも影響します。そのため、空間全体を明るくするだけでなく、ダウンライトやスポットライトを設置するなど、調理台やシンク回りの手元を照らす工夫が必要です。

換気扇についても、リフォームに失敗すると煙やニオイが室内に広がりやすくなります。空間の広さや天井の高さ、調理の頻度に合わせて、十分な吸引力があるものを選びましょう。

また床や壁は油汚れや水はねを想定し、普段から手入れしやすい素材を選ぶことで、掃除の負担を軽減できます。

ゴミ箱スペースの確保

ゴミ箱の設置スペースは、キッチンリフォーム計画で見落とされがちです。分別のために複数設置するご家庭も多く、サイズや配置によっては動線を妨げてしまうことがあります。

シンク下やカウンター下にゴミ箱を収納できるスペースを設ければ、ゴミ箱が視界に入りにくく、すっきりとした印象を保てます。

またキッチンの端やパントリーの一角など、目立たない位置にゴミ箱スペースを設けるのもおすすめです。

信頼できるリフォーム会社を選ぶ

信頼できるリフォーム会社を見つけるために、まず複数の会社に見積もりを依頼し、費用や提案内容を比較しましょう。

安さだけで選ぶのではなく、「予算に対して適切な提案をしてくれるか」「こちらの要望を聞いてくれるか」「デメリットも含めて正直に説明してくれるか」をチェックしてください。

また、実績と口コミのチェックも大切です。過去の施工事例が充実しているか、顧客から高い評価を得ているかを確認しましょう。

さらに、アフターフォローが手厚いことも必須です。「リフォーム後の保証期間」や「不具合が出たときの対応」などを考慮し、長く安心して任せられるリフォーム会社を選ぶことをおすすめします。

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キッチンリフォームで失敗しないためのよくある質問

キッチンリフォームを成功させるには、計画段階で疑問や不安を解消しておくことが大切です。

小さな疑問や不安がリフォーム後の大きな後悔につながることがあるため、以下にまとめたキッチンリフォームに関するよくある質問にも目を通しておきましょう。

キッチンリフォームの前にやるべきことは?

最初に行いたいのが、家族全員で現状のキッチンに対する不満を洗い出すことです。

「収納が足りない」「動線が悪い」「掃除が大変」など、具体的な問題を話し合うと、キッチンリフォームの方向性が定まります。

次に「どのようなキッチンにしたいのか」、家族の希望をまとめていきます。

主にキッチンを使う人の意見を軸にしつつ、他の家族が使う場面も想定しておくと、完成後の不満を防ぎやすくなります。

あわせてリフォームにかけられる予算の上限を決め、優先順位を整理することも欠かせません。

すべてを理想通りにしようとすると費用が膨らみやすいため、「使い勝手に直結する部分」

「妥協できる部分」を見極めながら計画を立てることが大切です。

キッチンリフォーム計画で意識すべきポイントは?

キッチンリフォームでは、現在の暮らしだけでなく将来の生活を見据えた計画が求められます。

10年後、20年後の家族構成や身体の変化を想像しながら、無理なく使い続けられるかを考えておくことが重要です。

またリフォームは工事期間や打ち合わせも含めると、思っていた以上に時間がかかることがあります。余裕を持ったスケジュールで計画を進め、焦って決断しないことが満足度の高いリフォームにつながります。

キッチンの高さの設定方法は?

キッチンの高さは、「身長(cm)÷2+5cm」という計算式が目安とされています。

例えば身長160cmの方であれば、85cmがひとつの基準になります。

ただし、この数値はあくまで目安であり、実際の使いやすさは人によって異なります。調理中に肘が自然に曲がり、肩に力が入らないことが、疲れにくいキッチンの高さの条件です。

カタログや図面の数字だけで判断せず、ショールームで実際にキッチンの前に立ち、調理姿勢を確認するようにしましょう。

まとめ

リフォーム経験者のよくある失敗事例を知っておくことで、老後も快適に使い続けられるキッチンを実現できます。

キッチンリフォーム計画では作業スペースや動線、収納といった基本的な使い勝手を最優先に考えることが大切です。

また設備選び、コンセントの配置、掃除のしやすさ、明るさ・換気・温度、ゴミ箱の設置スペースなど、見落としがちな項目にも目を向けましょう。

家族全員で計画を練り、信頼できるリフォーム会社と協力して進めることで、失敗や後悔のないキッチンリフォームを叶えられます。

快適で使いやすい、笑顔あふれるキッチンで、これからの生活をより豊かにお過ごしください。

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