トイレリフォーム(内装込み)の費用相場は?見積もりの注意点も解説

清潔で落ち着くトイレにしたい。でも、壁紙だけ貼り替えても何だか物足りない……

床や便器の古さも気になり、「理想のトイレにするのは難しいのでは」と感じていませんか?

古い状態を放置すると、染み付いた汚れやニオイが気になり、毎日使う場所なのに落ち着きません。だからこそ、トイレは空間ごと気持ちよく整えたいですよね。

そこでこの記事では、内装込みのトイレリフォームの費用相場をはじめ、失敗しない内装材の選び方見積もりの注意点まで分かりやすく解説します。

トイレの内装リフォームをご検討中の方や、古くなった便器も一新したい方は、ぜひ参考にしてください。

記事監修者

安藤

建築士の安藤です。リフォーム業界歴20年。住まいを通じ、豊かな暮らしをお届けいたします!!ゆうネット公式YouTubeでリフォームお役立ち情報も配信中。

この記事の目次

トイレの「本体交換+内装込み」リフォームの費用相場

トイレの印象を一新するには、トイレ本体の交換だけでなく、内装まで含めたリフォームが効果的です。

事前に費用相場を知っておけば、リフォーム会社から提示された金額が妥当かどうかをご自身で判断しやすくなります。

ここでは、トイレのクラス別に費用相場をご紹介します。予算に合うトイレのクラスと、リフォーム費用の目安を確認してみましょう。

【クラス別】内装込みトイレリフォームの費用相場一覧表

トイレリフォームの総額は、選ぶトイレ(便器+便座)のグレードによって大きく変わります。

トイレ空間はコンパクトですので、床や壁の貼り替え費用は大きく変動しません。一方でトイレ本体は、スタンダードからハイクラスまで価格差が大きい点が特徴です。

トイレのグレード別に、内装込みのトイレリフォームの費用相場を表にまとめました。

トイレのグレード費用相場の目安
スタンダード25~40万円
ミドルクラス40~50万円
ハイクラス50~90万円

このあとクラス別に詳しく解説します。

まずは「なぜトイレをリフォームしたいのか」と「どの程度の予算で考えているのか」、そして「どんな機能を求めているのか」を整理してみましょう。

スタンダードクラスのトイレを採用する場合

スタンダードクラスのトイレを選ぶ場合の費用相場は、25~40万円が目安です。費用をできるだけ抑えつつ、清潔感を取り戻したい方にピッタリです。

スタンダードクラスのトイレは、昔からある「組み合わせ便器(タンクと便座が別々のタイプ)」が中心です。構造がシンプルであるため、内装費を含めても比較的安価に収まりやすい傾向があります。

「基本的な機能があれば十分」という方は、このクラスを選ぶことで低コストでのリフォームがしやすいでしょう。

ミドルクラスのトイレを採用する場合

ミドルクラスのトイレを選ぶ場合の費用相場は、40~50万円が目安です。見た目のスッキリ感と機能のバランスを重視したい方に人気のクラスです。

ミドルクラスになると、お掃除がしやすい「一体型トイレ」や「タンクレストイレ」が多く、デザイン性も高まります。

  • 一体型:貯水タンクと便座がつながっているタイプ
  • タンクレス:タンクがなく水道から直接水を流すタイプ

一体型やタンクレスのトイレは継ぎ目が少ないため、拭き掃除がラクになります。節水機能が備わっているモデルも多く、水道代の節約につながるのもメリットです。

30~40万円台のご予算で、掃除の負担や水道代を抑えたいご家庭におすすめのクラスです。

ハイクラスのトイレを採用する場合

ハイクラスのトイレを選ぶ場合の費用相場は、50~90万円が目安です。高級感のある空間にしたい方や、さまざまな機能を付けたい方に人気のクラスです。

とくに最新のタンクレストイレは、シャープで洗練されたデザインが特徴的。掃除のしやすさに加え、節水・節電機能も高いレベルで備わっています。

このほか、自動開閉や自動洗浄、夜中に足元を照らす機能など、便利な機能が充実しているモデルもあります。価格は高めですが、毎日の快適さを重視したい方には満足度の高い選択肢となるでしょう。

トイレまるごとリフォーム(トイレ交換+内装込み)|見積もりのチェック項目

トイレリフォームの費用相場を確認したうえで、次に大切なのが「その金額の中にどんな工事が含まれているか」を把握することです。

工事の範囲を曖昧にしていると、あとから「ここは別料金です」と追加料金が発生する可能性があります

内装込みのトイレリフォームを希望する場合は、以下の項目が見積もりに含まれているかチェックしましょう。

  • 便器+便座の交換
  • 床材貼り替え
  • 壁・天井の壁紙(クロス)貼り替え
  • 既存トイレの解体・撤去

それぞれ詳しくご説明します。あわせて、オプション(別途工事)になりやすい内容も紹介するので、参考にしてください。

便器+便座の交換

トイレまるごとリフォームの中心となるのが、便器と便座の交換です。古い便器を撤去し、新しい便器を設置して、排水・水道の配管をつなぎ直します。

便器には、貯水タンクが付いているものと、タンクなし(タンクレス)のものがあります。タンクなしのものは、水道から直接水を流す仕組みです。

取り付ける便座は、シンプルなタイプ(機能なし)のほか、保温機能付き、温水洗浄機付きなどさまざまなものがあります。

どんなトイレにしたいのか考えて、自分に合うものを選んでください。

床材貼り替え

「今の床材を剥がして、新しい床材に貼り替える工事」が入っているか確認してください。あわせて使用する床材の種類もチェックしておくと安心です。

一般的には耐水性のあるビニール素材の「クッションフロア」がよく使われます。少し予算を上げてもいい場合は、デザイン性や耐久性の高い「フロアタイル(硬いビニール素材のタイル)」も選択肢に入ります。

床材には長年の汚れやニオイが染み付いていることがあるため、便器や便座だけを交換しても完全に清潔にはできないケースもあります。便器交換のタイミングは床材を綺麗に整えるチャンスでもあるため、清潔感を取り戻したい方は便器・便座とあわせて床材の貼り替えもご検討ください。

壁・天井のクロス貼り替え

壁と天井の古いクロスを剥がして新しく貼り替える工事も、見積もりに含まれているか確認しましょう。

壁紙はニオイを吸着しやすいため、ここを替えるとトイレの空気感がガラリと変わります。また選んだ色や柄によって、トイレの印象も変わるのも押さえておきたいポイント。

新しい壁紙は、汚れを拭き取りやすい「汚れ防止機能」や、ニオイ対策に配慮した「消臭機能」付きの壁紙を選ぶとお手入れがラクになります。

またデザイン性を重視して、意図的に取り付けない場合もありますが、床と壁の境目に取り付ける「幅木」や、壁と天井の境目に貼る「回り縁」も見積もりに含まれているか確認しておくと安心です。

幅木回り縁

既存トイレの解体・撤去

意外と見落としがちなのが、古い便器や内装材の解体・撤去費用です。古い便器や内装材は「産業廃棄物(工事で出たゴミ)」として専門の処理が必要になります。

産業廃棄物の処理には費用がかかりますが、勝手な廃棄(不法投棄)をおこなうと重い処罰を受けることになりかねません。正しい方法で廃棄してくれるリフォーム会社を選んでください。

参考:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第16条

見積書に解体・撤去費が含まれているか必ずチェックし、書かれていない場合は、リフォーム会社に「古い便器などの廃棄はどうなりますか?」と確認しましょう。

オプション(収納や手洗いカウンターの新設など)

トイレ本体の交換工事以外に、より便利にするための設備を追加することも可能です。

たとえば壁を加工して収納をつくったり、手洗いや手すり、カウンターなどを取り付けたりすることもできます。バリアフリーにするため、開き戸を引き戸に変更する方もいます。

壁を加工した収納手洗い

より快適な空間にしたい場合は、トイレリフォームのタイミングで必要なオプション工事の相談をしてみましょう。

トイレリフォームの内装材の選び方

内装込みのトイレリフォームで、どんな工事が含まれるか理解できたら、次は自分好みの内装材の選び方を学んでみましょう。

トイレは家の中でも汚れやすい場所のため、見た目だけで選ぶと、お手入れが大変になることがあります。おしゃれにするのと同時に、掃除のしやすさも考慮しましょう。

ここでは、以下の内装材の選び方についてご紹介します。

  • 床材の選び方
  • 壁紙の選び方
  • 天井に貼る壁紙の選び方
  • 色選び(カラーコーディネート)のコツ

順番に詳しく解説します。

床材の選び方

トイレの床材は、水や汚れに強くてサッと拭ける「クッションフロア」が第1候補になります。「多少予算が上がってもデザイン性を重視したい」という方には「フロアタイル」もおすすめです。

一方でトイレは水しぶきや洗剤、尿ハネが起こりやすいため、カーペットのような水分が染み込む素材はおすすめできません。

また、アルコールシートなどでこまめに掃除したい場合は、天然木フローリングのように表面を塗装・コーティングされた床材は傷みやすいことがあります。

とくにこだわりがない場合は、クッションフロアやフロアタイルを選ぶと、毎日のお掃除がとてもラクになります。耐水性や汚れの拭き取りやすさもあるので、忙しい毎日でも安心です。

壁紙の選び方

トイレで意外と汚れやすいのが壁です。尿ハネや手アカ(皮脂汚れ)、カビ、ホコリなどが付着して「黄ばみ、黒ずみ、ニオイ」の原因になります。

そのため、壁も拭き取りやすいビニールクロスがよく使われています。

消臭機能や汚れ防止機能がある壁紙を使用すると、清潔感を保ちやすくなるでしょう。

なお、真っ白な壁紙は清潔感がありますが、汚れが目立ちます。明るいベージュ系の色を選ぶと、清潔感と汚れの目立ちにくさを両立することが可能です。

天井の仕上げ材の選び方

天井も、壁と同じくビニールクロスがよく使われます。多くの場合は壁と同じクロスを使いますが、壁より少し明るめの色を選ぶのがおすすめです。

天井は壁より暗く見えがちなため、明るめの色を選ぶことで圧迫感を抑えやすく、狭いトイレでも開放的に感じられるでしょう。毎日使う場所だからこそ、見た目の心地よさにもこだわりたいですね。

色選び(カラーコーディネート)のコツ

狭いトイレをセンス良く見せたいときは、色を2~3色に絞り込むことが大切です。色が多すぎると、狭い空間ではゴチャゴチャして落ち着かない印象になってしまいます。

配色は「メインカラー70%、サブカラー25%、アクセントカラー5%」を目安にすると、まとまりやすくなります。

たとえば便器・壁・天井をホワイト系でまとめ、床材にグレーの石目調にする。そこにモノトーンのアートを飾ってアクセントにすると、モダンな雰囲気のトイレになります。

インターネットや雑誌などで好みの空間を探し、イメージを固めてから使用する色を決めるのもおすすめです。

内装込みでトイレをリフォームする際の見積もりの注意点

内装の素材が決まったらいよいよ見積もりですが、ここが一番慎重になるべき場面です。

金額の安さだけで決めてしまうと、あとから追加費用を請求されたり、思っていた仕上がりにならなかったりするリスクがあります。

ここでは、見積もりの注意点をご紹介します。

  • 見積もりの内訳を確認する
  • 内装込みの範囲を確認する
  • 追加費用がかからないか確認する
  • 必ず複数社から見積もりを取る(相見積もり)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

見積もりの内訳を確認する

見積書に「一式」と書かれていたら注意してください。できるだけ具体的な内訳を確認することをおすすめします。

内容がはっきりしていないと、何が金額に含まれているのか分かりません。本来含まれているべき工事が入っていなかったとしても、気づけないでしょう。

「トイレの製品代、内装などの材料費、職人さんの人件費、古いトイレ・内装材の処分費、諸経費」がちゃんと書かれているかチェックしてください。

項目ごとに細かく書かれた見積書を出してくれるリフォーム会社を選ぶのが、リフォームで失敗しないためのポイントです。

内装込みの範囲を確認する

内装込みでトイレをリフォームする場合は、「どこまで含まれているか」を確認しましょう。見積書はもちろん、口頭でも説明してもらうと安心です。

「内装込みのまるごとトイレリフォーム」と言っても、発注者とリフォーム会社で施工範囲の認識がずれることがあります。

たとえば、次のような部分は食い違いが起こりやすいポイントです。

  • 天井の回り縁を含むかどうか
  • 換気扇を取り換えるかどうか
  • 紙巻き器やタオル掛けを交換するかどうか

工事が始まってから「ここはやってくれないの?」とならないように、細部までしっかり確認しておきましょう。

追加費用がかからないか確認する

工事が始まってから予期せぬ追加費用が発生する可能性がないか、事前に聞いておきましょう。

たとえば「便器を外してみたら、長年の水漏れで床の下地(床を支える木材)が腐っていた」など、解体後に判明するケースがあります。下地の補修が必要になると、追加で数万円かかる場合があるため注意が必要です。

追加費用が心配な場合は、どんなときに費用がかかるのか、だいたいどのくらいかかるのかを事前にリフォーム会社に確認しておきましょう。

また、あらかじめ少し余裕をもった予算(予備費)を準備しておくと、安心して工事を進められます。

必ず複数社から見積もりを取る(相見積もり)

リフォーム会社は1社で決めず、必ず2~3社に見積もりを依頼して、比較して決定しましょう。比較することでリフォームの適正価格と提案内容の違いが見えてきます。

同じ希望を伝えても、会社によって提案内容が異なります。担当者の人柄や誠実さも差が出るポイントです。

リフォーム会社の質は工事の質に大きく影響するため、価格だけで決めず、提案内容や担当者との相性なども含めて総合的に判断しましょう。

トイレリフォームに関するよくある疑問

Q1: 工事期間中トイレが使えない間はどうすればいいですか?

工事中(1~2日間)は基本的にトイレが使えません。

2階にもトイレがある場合はそちらを利用できますが、ひとつしかない場合は近隣の商業施設やコンビニなどを利用することになるでしょう。

工事当日の「トイレが使えない時間帯」を確認し、あらかじめどこでトイレを済ませるか決めておくと安心です。

Q2:トイレの寿命・交換時期はいつ頃ですか?

陶器の便器は長持ちしますが、部品や温水洗浄便座の寿命は10~15年程度が目安です。

長年使うと、電子部品の故障やパッキンの傷みによる水漏れが起きやすくなります。また生産終了から10年ほど経つと修理部品がなくなるため、まるごと交換が必要になることも珍しくありません。

築15年を超える住宅では内装も古くなっていることが多いため、内装込みでリフォームを検討する良いタイミングです。

Q3:一戸建てとマンションでリフォーム費用は変わりますか?

基本的なリフォーム費用の目安は、一戸建てもマンションも大きくは変わりません。ただし、マンションの場合は工事内容によって、少し費用が高くなることがあります。

その理由のひとつが、トイレの排水の仕組みの違いです。トイレの排水方法には、主に次の2種類があります。

床排水床に向かって汚水が流れるタイプで、一戸建て住宅のほとんどがこの床排水です。
壁排水壁の中に排水管が通っているタイプで、マンションで多く使われています(以下の写真を参照)。

壁排水のトイレは、配管の位置に合わせた調整が必要になることがあり、その分、工事の手間が増えて費用が高くなる場合があります。

また、マンションは工事車両の駐車代が別途かかるケースもあるほか、管理規約(マンションの決まりごと)によって制約を受ける場合もあるため、マンションリフォームに慣れた会社を選ぶことが大切です。

Q4:トイレ本体を交換したあとでも内装の貼り替えはできますか?

可能ですが、手間も費用も増えるためおすすめしません。

便器がある状態でクッションフロアを貼ると、便器の縁に合わせて細かくカットする必要があり、仕上がりが不自然になったり、工賃が高くなったりします。

リフォームのように便器を外せるタイミングが、もっともきれいに仕上がり、費用面でもお得です。将来的に内装もきれいにしたいと考えているなら、思い切ってセットでリフォームを検討しましょう。

Q5:トイレリフォームはどんな流れで進みますか?

相談 → 現地調査 → 見積もり → 設備機器の確定(ショールーム) → 契約 → 内装材確定 → 工事 → 完了」というステップで進むのが一般的です。

まずリフォーム会社が家に来て状況を確認(現地調査)し、それに基づいた見積もりを出します。必要に応じてショールームで実際の機器を確認し、内容に納得したら契約。使用する内装材のメーカーや品番を確定して工事日を迎えます。

まずは気になるリフォーム会社に、今の悩みを相談するところから始めてみてください。

まとめ:内装込みトイレリフォームの相場を把握して安心な予算組みを

トイレはコンパクトな空間ですが、リフォームするときはさまざまな知識が必要です。満足のいくリフォームにするためには、情報収集と信頼できる業者選びが欠かせません。

今回ご紹介した費用相場や見積もりのチェックポイント、そして内装材の選び方を参考に、ぜひ理想のトイレリフォームを実現してください。

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