工事保証の【落とし穴】
年数だけでは安心できない

リフォームの保証は、年数が長いほど安心というわけではありません。
本当に大切なのは、「不具合の原因を誰が判断するか」です。

更新:2026年4月2日

監修:二級建築士 安藤 勉 | 執筆:堤 猛 (リフォーム関連書籍3冊出版)

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リフォームでは、工事のあとに不具合が出ることがあります。

そのとき、どこまで無料で直してもらえるか。その約束が「工事保証」です。

ただし、保証があっても、安心とは限りません。

保証が使えるかどうかは、「工事が原因かどうか」で決まるからです。

そして大切なのは、それを誰が判断するかです。

実は、リフォーム後の安心は、ここで大きく変わります。

ここでは、保証の仕組みと、会社選びのポイントを説明します。

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【工事保証】とは?
工事後のための約束

工事保証とは、工事が原因の不具合を、無料で直す約束のことです。

リフォームは、完成したときに問題がなくても、あとから不具合が出ることがあります。

例えば、次のようなものです。

  • 雨の日に天井にシミが出る
  • ドアや窓が閉まりにくい
  • 外壁の塗装がはがれる
  • 洗面所やトイレの水漏れ

このような不具合が出たとき、きちんと直してくれる会社もあれば、対応してくれない会社もあります。

そのため、契約前に保証を確認することが大切です。

保証トラブルの原因
【誰が判断するか】

まず知っておいてほしいのは、保証は何でも無料で直してくれるわけではない、ということです。

保証が使えるかどうかは、「工事が原因かどうか」で決まります。
工事が原因の不具合なら、無料で直してもらえます。
しかし、経年劣化などが原因なら、保証は使えません。

ここで問題になるのが、「誰が原因を判断するのか」です。
多くの場合、この判断は工事会社が行います。

お客様は工事が原因だと思っても、会社はそうではないと判断することがあります。
つまり、保証が使えるかどうかは、会社の判断で決まることが多いのです。
これが、保証トラブルが起きる一番の原因です。

 

実例|保証トラブル

他社で外壁塗装をされた方から、実際にあった相談です。

工事から半年後、塗装がはがれてきました。

調べてみると、施工ミスの可能性が高い状態でした。

しかし会社は、「経年劣化が原因」と判断し、無料では直してもらえませんでした。

本来なら無料で直してもらえるはずの工事です。

それでも、有料の修理になってしまうケースは多くあります。

トラブルを防ぐ方法
【第三者】が原因確認

トラブルを防ぐ方法は、第三者に原因を確認してもらうことです。

例えば、建築士などの専門家が、

  • 工事が原因なのか
  • 経年劣化や建物の問題なのか

を確認します。

リフォームは、お客様と工事会社の契約です。

そのため、トラブルになった場合は、当事者同士で話し合うことになります。

しかし、意見が分かれると、解決できないこともあります。

そのため、第三者が原因を確認する仕組みが大切です。

この仕組みがあるかどうかで、安心は大きく変わります。

【瑕疵保険】という制度
第三者検査と保険

第三者が原因を確認する仕組みの一つに、「リフォーム瑕疵保険」という制度があります。

 

瑕疵保険の仕組み

これは、施工ミスによる不具合を、保険で直す制度です。

また、工事中に第三者の検査が入るため、工事のチェックにもなります。

 

瑕疵保険の注意点

ただし、この保険にも注意点があります。

  • 事前に保険料がかかる
  • 保証期間は原則1年
  • 補償金額に上限がある

そのため、瑕疵保険だけで安心とは言えません。

工事会社の保証の内容も、あわせて確認することが大切です。

保証で一番大切なこと
【誰が判断するか】

当ネットワークでは、お客様と工事会社の間に、第三者の建築士が入ります。
不具合で意見が分かれたときは、第三者の建築士が状況を確認します。
そして、工事が原因と判断された場合は、無料で補修対応を行います。
つまり、施工ミスかどうかを、工事会社ではなく、第三者が判断します。
このような仕組みがあるかどうかは、会社選びの大切なポイントになります。
契約前に確認しておくと安心です。

→第三者による保証についてはこちら

良い会社の見分け方
【保証書】を見る

実は、保証書を見ると、その会社がどこまで責任を持つのか、どれだけ工事に自信を持っているのかが分かります。
信頼できる会社の保証には、次のような特徴があります。

 

判断基準が明確

・「症状が著しい場合」など、あいまいな書き方になっていない

 

免責事項が少ない

・会社に都合のよい免責事項(保証の対象外)が少ない

 

この2点は、契約前に必ず確認することが大切です。
実際に保証書を見ると、その会社の考え方がよく分かります。

まとめ|保証で失敗しない
【第三者がいる会社】

  1. 1 保証で大切なのは年数ではない
  2. 2 大切なのは、原因を誰が判断するか
  3. 3 保証トラブルは「判断」で起きる
  4. 4 第三者が確認する仕組みが重要

保証は「年数」ではなく、「誰が原因を判断するか」で決まります。
第三者が確認する仕組みがあるかどうかで、結果は大きく変わります。
契約前に、その仕組みがあるか確認しましょう。

会社選びでは、保証だけでなく、

  • 建設業許可
  • 自社施工
  • 見積り

この3つを確認することも大切です。
会社選びについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
→ リフォームで失敗しない会社選び

よくある質問
【工事保証】について

Q

保証年数が長ければ安心ですか?

A
年数だけでは判断できません。
大切なのは「何が保証されるか」と「誰が原因を判断するか」です。
Q

不具合が出たときはどうすればいいですか?

A
まず施工会社に連絡し、状況を確認します。
判断が分かれる場合に備えて、第三者に確認できる仕組みがあると安心です。
Q

第三者が入ると何が違うのですか?

A
不具合の原因を、中立の立場で確認できます。
そのため、トラブルになりにくくなります。
Q

どこまで確認すればいいのですか?

A
保証の年数だけでなく、「誰が判断するのか」を確認することが大切です。

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