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お風呂を今より広くできる?0.75坪から1坪へのリフォーム

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「お風呂が狭くて足を伸ばして入れない」
「0.75坪のお風呂を1坪サイズに変更したい」
「家族で入ると洗い場が狭い」

昔の戸建て住宅では、0.75坪サイズのお風呂が多く採用されていました。

しかし、現在の住宅では1坪サイズのお風呂も一般的になり、リフォームをきっかけに広い浴室へ変更したいという相談も増えています。

浴室を0.75坪から1坪へ変更するには、増築または間取り変更が必要です。

隣接する部屋や廊下、洗面所などのスペースをどのように使えるかが重要になります。

0.75坪のお風呂を1坪に広げることはできる?

結論からいうと、住宅の間取りによっては可能です。

ただし、現在のお風呂の外側に、約0.25坪分(約半畳程度)のスペースを確保する必要があります。

そのため、確認するポイントは、

  • 浴室の隣に広げられる空間があるか
  • 壁を移動できるか
  • 柱や構造上重要な部分がないか
  • 給排水や配管を変更できるか

です。

「浴室だけを壊して大きくする」というより、周囲の間取りを含めて考えるリフォームになります。

0.75坪のお風呂を1坪に広げる3つの方法

① 洗面所を狭くして浴室を広げる

最も検討しやすい方法が、洗面脱衣室側へ浴室を広げる方法です。

例えば、現在の洗面所に余裕がある場合、その一部を浴室側へ取り込むことで、0.75坪から1坪へ変更できます。

ただし、洗面所が狭くなりすぎると、

  • 洗濯機の出し入れがしにくい
  • 着替えるスペースがなくなる
  • 収納場所が減る

などの問題が出ることがあります。

浴室だけを見るのではなく、洗面所も含めて使いやすいか確認しましょう。

② 隣の収納や廊下を取り込む

浴室に隣接して収納や廊下がある場合、その一部を取り込む方法もあります。

例えば、

  • 使っていない収納
  • 物入れ
  • 広めの廊下

などを利用できる場合があります。

③ 増築して1坪サイズのお風呂にする

お風呂の外側、敷地内に増築できるスペースがあれば、1坪サイズのお風呂に広げることが可能です。

1点気を付けたいのが、建ぺい率です。建ぺい率とは、敷地面積に対して建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことです。

既に建ぺい率ギリギリの面積で家が建っていれば、増築することはできません。増築をする場合は、建築の専門家に建ぺい率がオーバーしないか?事前に確認してもらいましょう。

1坪のお風呂にすると何が変わる?

0.75坪から1坪へ広げると、主に洗い場や浴槽まわりに余裕ができます。

例えば、

  • 洗い場で体を洗いやすくなる
  • 子どもや介助者と入りやすくなる
  • 浴槽サイズが広くなる
  • 入浴時の圧迫感が減る

といったメリットがあります。

特に高齢になったときのことを考える場合、浴室内の動作スペースが広いことは重要です。

ただし、広い浴室にすれば必ず快適になるわけではありません。

浴室が大きくなることで、掃除する面積が増える、暖まりにくく感じる場合もあります。

お風呂を広げる前に確認したい4つのこと

① 広げる方向に柱や構造部分がないか

浴室を広げる場合、壁を移動することになります。

しかし、その壁が建物を支える重要な柱や筋交いが入っている場合、簡単には変更できません。

柱や梁などの構造を確認したうえで計画する必要があります。

② 配管を移動できるか

浴室を広げる場合、給水・給湯・排水、追い焚き配管などの位置変更が必要です。

増築する場合は、排水桝の移動が必要になることがあります。

③ 洗面所とのバランス

洗面脱衣室を狭くしてお風呂を広げる場合、洗面所が狭くなります。

洗面台、洗濯機、収納、出入口の位置まで確認して快適に使えるか?事前に確認しておきましょう。

④ 断熱性能も確認する

浴室を広くするリフォームでは、サイズだけでなく断熱も重要です。

お風呂まわりはヒートショックが起きやすい場所です。ユニットバスには、断熱浴槽や浴室暖房乾燥機を付けることができます。

まわりの壁に断熱材が入っていないことがありますので、寒くならないように、浴室リフォームのタイミングで断熱材を敷き込むと快適になります。

リフォーム会社へ相談するときに伝えること

見積りを依頼するときは、「1坪のお風呂にしたい」だけではなく、理由も伝えましょう。

例えば、「足を伸ばして入りたい」「将来の介助を考えて広くしたい」などです。

理由が分かれば、リフォーム会社も浴室を広げる以外の方法を含めて提案できます。

リフォーム会社には、

「0.75坪から1坪に変更できますか?」
「どの部分を広げる必要がありますか?」
「洗面所や収納はどう変わりますか?」

このように質問してみましょう。

もし、リフォーム会社から断られた場合は「できない理由をわかりやすく教えてください」と伝えましょう。

できる・できないだけでなく、その理由まで説明してもらいました。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

よくある質問

Q. 0.75坪のお風呂を1坪にする場合、必ず洗面所が狭くなりますか?

A. 必ずではありません。

隣接する収納や廊下など、別のスペースを利用できる場合があります。

ただし、どの空間を使うかによって間取り全体への影響が変わります。

Q. 戸建てなら必ず1坪のお風呂にできますか?

A. 住宅の条件によります。

戸建てでも、柱や構造、配管位置、周囲のスペースによって希望どおりに広げられない場合があります。

現地調査で浴室周辺の状態を確認することが必要です。

Q. お風呂を広くするより、ユニットバス交換だけで快適になりますか?

A. 最新のユニットバスは、以前より掃除のしやすさや断熱性能が向上しています。

「狭いこと」が一番の不満なのか、「寒い・掃除しにくい・段差が気になる」のかによって、必要な工事は変わります。

また、在来のタイルのお風呂をユニットバスにする場合は、浴室スペースが狭くなります。

まとめ|お風呂は広さだけでなく使いやすさで考える

0.75坪のお風呂を1坪へ広げるリフォームは、住宅の条件によって可能です。

ただし、浴室だけを見て判断することはできません。

確認したいポイントは、

  • 広げるスペースがあるか
  • 壁の位置を移動できるか
  • 配管を移動できるか
  • 洗面所や収納が使いにくくならないか

です。

大切なのは「1坪のお風呂にすること」ではなく、今の不満を解決することです。

足を伸ばしたい、家族で入りたい、将来も安心して使いたいなど、目的を整理してからリフォーム会社に相談しましょう。

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