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開かない窓を開く窓に変えられる?FIX窓の交換方法

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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FIX窓は、外を眺めたり、明かりを取り入れるには便利ですが、開閉しないため、

「風を通したい」
「部屋を換気したい」
「窓を開けて掃除したい」

という場合には不便に感じることがあります。

このような場合は、FIX窓を開閉できる窓に交換するリフォームが選択肢になります。

この記事では、FIX窓を開く窓に交換する種類や選び方、手順について解説します。

FIX窓を開閉窓に交換する方法

FIX窓を開閉できる窓にする場合、主に次のような方法があります。

カバー工法で窓を交換する

現在の窓枠を残し、新しい窓枠をかぶせて取り付ける方法です。

外壁を壊す範囲を抑えられるため、工事時間を短くしやすいのが特徴です。

ただし、新しい窓枠を取り付ける分、窓の開口部分が現在より一回り小さくなる場合があります。

また、既存の窓の形状などによって対応できないケースもあります。

既存の窓を撤去して交換する

もう一つは、既存の窓枠を撤去して、新しい窓を取り付ける「はつり工法」と呼ばれる方法です。

窓の周囲の壁を壊す範囲が大きくなるため、カバー工法より工事の手間が掛かります。

一方で、既存の窓の状態や新しくしたい窓のサイズによっては、この方法が適しています。

どちらの方法が適しているかは、現地の状態を確認して判断する必要があります。

FIX窓から交換できる開閉窓の種類

開閉窓には、いくつかの種類があります。

既存のFIX窓の大きさや形状によって、選びやすい窓も変わります。

たてすべり出し窓

窓の片側を軸にして、外側へ開くタイプです。

窓を開けたときに風を取り込みやすいのが特徴です。

ただし、外側へ開くため、窓の外に障害物がないか確認する必要があります。

上げ下げ窓

窓を上下に動かして開閉するタイプです。

横方向に窓が開かないため、窓の前に家具などを置きたい場合にも検討しやすい方法です。

ただし、既存のFIX窓の形状によっては、交換できる商品が限られることがあります。

横すべり出し窓

窓の上側を軸にして、外側へ開くタイプです。

雨が入り込みにくいようにしながら換気したい場合などに検討されます。

ただし、窓を開けたときの外側のスペースや、周囲の障害物も確認しましょう。

FIX窓を開く窓にするときに確認したい5つのこと

「窓が開けばいい」と考えて交換すると、使い始めてから不便に感じることがあります。

1.窓を開けるスペースがあるか

開閉窓は、窓の種類によって外側へ開いたり、上下に動いたりします。

例えば、たてすべり出し窓なら、窓の外側に開くため、隣家の壁や植木などが邪魔にならないか確認が必要です。

窓を開けた状態まで想定して選びましょう。

2.どのくらい換気したいか

FIX窓から開閉窓にする目的が「換気」の場合は、窓の開き方も重要です。

単に開けばよいのではなく、風がどこから入って、どこへ抜けるのかを考えます。

3.掃除しやすいか

FIX窓は開閉できないため、外側のガラスを室内から掃除できない場合があります。

開閉できる窓に変更すれば、窓の種類によっては掃除しやすくなる可能性があります。

ただし、窓の位置が高い場合などは、開閉できるようになっても外側の掃除が簡単になるとは限りません。

掃除方法まで考えて窓を選びましょう。

4.防犯面に問題がないか

開閉できる窓にすると、防犯面が気になります。

特に、1階の窓や人が近づきやすい場所では、防犯対策も一緒に考えましょう。

鍵だけでなく、防犯ガラスや面格子などが適している場合もあります。

「開けられるようにする」ことと「安全に使えるようにする」ことはセットで考えることが大切です。

5.断熱性能が落ちないか

FIX窓は開閉する部品が少ないため、気密性を確保しやすい窓です。

開閉できる窓に交換する場合は、換気のしやすさだけでなく、断熱性や気密性も確認しましょう。

特に古いFIX窓から交換するのであれば、開閉機能だけでなく、ガラスやサッシの断熱性能も合わせて見直すとよいでしょう。

FIX窓を開閉窓にするなら「開き方」まで選ぶ

FIX窓を開く窓に変更する場合、「とにかく開けばいい」と考えないことが大切です。

例えば、換気が目的なら、風を取り込みやすい開き方が適している場合があります。

掃除が目的なら、手が届きやすい窓を選ぶことが重要です。

また、窓の前に家具を置く場合は、室内側に大きく開くタイプが使いにくくなることもあります。

現在の部屋の使い方と、窓を開けた状態をイメージして選びましょう。

FIX窓を交換せずに「換気」できる場合もある

「部屋の空気を入れ替えたい」という理由だけなら、必ずしもFIX窓を開閉窓に交換する必要があるとは限りません。

例えば、別の窓や換気設備を利用して、空気の入口と出口をつくる方法もあります。

FIX窓を開閉窓に変更すると、窓そのものの性能や防犯性も変わります。

そのため、「なぜ窓を開けたいのか」を最初に整理することが大切です。

換気が目的なのか、掃除が目的なのか、外の空気を直接取り込みたいのかによって、適したリフォームは変わります。

FIX窓を開く窓にするなら「窓の種類」まで考える

開かないFIX窓は、カバー工法でリフォームすると、壁を大きく壊さずに交換できます。

ただし、重要なのは「開くようにすること」だけではありません。

  • どの方向に開くのか。
  • 窓の外にスペースがあるのか。
  • どれくらい換気したいのか。
  • 防犯や断熱性能は問題ないか。

こうした点まで考えて窓を選ぶことが大切です。

また、既存の窓の状態によっては、希望する窓へ交換できない場合もありますので、工事前に現地を確認してもらい、複数の窓種を比較することをおすすめします。

リフォーム会社を選ぶときも、なぜその窓が適しているのかまで説明してくれる会社を選びましょう。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

FIX窓は、採光や眺望を確保するには便利な窓です。

開閉窓への交換や別の換気方法を比較して、自分の暮らしに合う方法を選びましょう。

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