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執筆:二級建築士 安藤勉
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「庭の草むしりが、だんだん大変になってきた」
「庭木の剪定をするのが負担になった」
50代、60代になると、これまで気にならなかった庭の手入れを負担に感じることがあります。
そこで考えるのが、庭を全部コンクリートにする方法です。
雑草対策や掃除の負担を減らせる一方で、コンクリートにすると庭を元に戻すのは簡単ではありません。
庭をなくす前に、まず「何が大変なのか」「これから庭をどう使いたいのか」を整理してみましょう。
庭の手入れで何が大変なのかを整理する
庭の悩みは、家庭によって違います。
・雑草がすぐに生える
・芝生の手入れが大変
・庭木の剪定ができない
・落ち葉の掃除が負担
・虫が気になる
・庭に出る機会が減った
例えば、雑草だけが問題なら、庭全体をコンクリートにしなくても対策できます。
庭木の剪定が負担なら、木を減らす方法があります。
「庭が必要か」ではなく、「何の手入れを減らしたいのか」から考えると、選択肢が広がります。
庭をコンクリートにするメリット
庭をコンクリートにすると、土の部分がなくなるため、雑草の管理を減らせます。
雨の日も土や泥で足元が汚れにくく、掃除もしやすくなります。
また、庭を駐車場や自転車置き場、物置のスペースなどに変えることもできます。
「庭として使う予定がなく、管理の負担を減らしたい」という家庭では、有力な選択肢です。
全部コンクリートにするデメリットもある
一方で、コンクリートにも注意点があります。
夏場は日射による照り返しが強くなり、庭全体が暑く感じられることがあります。
また、庭木や花壇などを後からつくりたいと思っても、コンクリートを撤去する工事が必要です。
「庭を手入れしたくない」という理由だけで全面をコンクリートにすると、後から「少し緑を残せばよかった」と感じる可能性もあります。
将来の使い方まで考えて決めることが大切です。
コンクリート以外にも庭の手入れを減らす方法がある
庭の手入れを楽にする方法は、コンクリートだけではありません。
砂利+防草シート
雑草対策として、地面に防草シートを敷き、その上に砂利を敷く方法があります。
庭らしい雰囲気を残しながら、草むしりの負担を減らしたい場合に向いています。
ただし、施工後も砂利の隙間などから雑草が生えることはあるため、完全に手入れが不要になるわけではありません。
人工芝
緑を残したいなら、人工芝も選択肢になります。
天然芝のような芝刈りは必要ありませんが、人工芝そのものが雑草を完全に防ぐわけではありません。
土の庭に施工する場合は、防草対策を組み合わせることも検討しましょう。
庭木や植栽を減らす
庭木をすべて撤去する必要もありません。
大きくなりすぎた木や、手入れの頻度が高い植物だけを整理する方法もあります。
「庭は残したい。でも剪定は減らしたい」という場合に向いています。
庭全部ではなく「使う場所」だけ変える
庭を一面同じ仕上げにする必要はありません。
例えば、
・駐車スペースはコンクリート
・家の周囲は砂利+防草シート
・花壇だけ土を残す
・庭の一角に人工芝を敷く
といった分け方もできます。
これなら、手入れが必要な場所を減らしながら、庭として使いたい場所を残せます。
「全部なくす」か「今のまま残す」かの二択で考えないことがポイントです。
50代・60代なら「10年後の庭」を考える
庭のリフォームでは、今の負担だけで決めないことも重要です。
・10年後も家庭菜園をしたいのか。
・花や植木を楽しみたいのか。
・庭に出る機会そのものが減っているのか。
・車や自転車を置くスペースが必要になるのか。
将来の暮らしを想像すると、残す場所と変える場所が見えてきます。
コンクリートにするなら排水も確認する
庭をコンクリートにする場合は、仕上げだけでなく雨水の流れも確認しましょう。
雨が降ったときに水がどこへ流れるのか、排水口や雨水桝が機能しているかなどを確認します。
勾配が適切でないと、水がたまりやすくなることもあります。
庭のリフォームでは、敷地全体の排水まで考えて計画することが大切です。
庭リフォームの費用は工事内容で変わる
庭のリフォーム費用は、面積だけでは決まりません。
庭木や土の撤去、残土処分、整地、防草シート、砂利、人工芝、コンクリートなど、工事内容によって変わります。
コンクリート舗装の場合も、面積や下地、厚さ、鉄筋の有無などによって費用は変動します。
見積もりを取るときは、材料費だけでなく、撤去・処分や排水工事まで含まれているか確認しましょう。
庭をどうするか迷ったら、この5つを確認
- 一番負担になっている作業は何か
- 庭で今後もしたいことはあるか
- 10年後も庭を使う予定があるか
- 残したい植栽や花壇はあるか
- コンクリート以外の方法で解決できないか
この5つを整理してから、工事内容を決めると失敗しにくくなります。
まとめ
庭の手入れが大変になったからといって、全部をコンクリートにする必要はありません。
砂利+防草シートや人工芝に変更したり、庭木を減らしたり、一部だけコンクリートにする方法もあります。
まずは「庭をなくしたい」のか、「手入れの負担を減らしたい」のかを分けて考えてみましょう。
50代・60代から庭を見直すなら、今だけでなく10年後の使い方も考えることがポイントです。
庭をすべて変えるのではなく、必要な場所だけを残し、手入れが大変な場所だけを変える。
そんなリフォームも選択肢の一つです。
FAQ
Q1. 庭の手入れが大変なら、全部コンクリートにするべきですか?
必ずしもそうではありません。
砂利+防草シートや人工芝にしたり、庭木を減らしたり、一部だけコンクリートにする方法もあります。
まずは「何の手入れが負担なのか」を整理してみましょう。
Q2. 庭をコンクリートにすると雑草は生えなくなりますか?
コンクリート部分では雑草を大幅に減らせますが、端や隙間などから生えることはあります。
また、庭全体をコンクリートにすると、後から花壇や植栽をつくる際に撤去工事が必要になります。
Q3. 庭の手入れを楽にする方法には何がありますか?
コンクリートのほか、砂利+防草シート、人工芝、植栽を減らす方法などがあります。
庭全体を一度に変えるのではなく、使い方に合わせて仕上げを変える方法もあります。
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