【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
→詳しいプロフィールはこちら
今は毎日使っている駐車場でも、10年後は使い方が変わっているかもしれません。
子どもが独立して車が1台減ったり、定年後に通勤で車を使わなくなったりすることもあります。
一方で、買い物や通院などで車が欠かせない家庭もあります。
そのため、50代で車を手放すか決める必要はありません。
考えておきたいのは、「10年後も今と同じ台数分の駐車場が必要か」ということです。
50代から駐車場の使い方を考える理由
50代になると、家族構成や仕事、車の使い方が少しずつ変わってきます。
これまで夫婦2台で通勤していた家庭でも、退職後は1台で足りるかもしれません。
子どもの車がなくなれば、駐車場が1台分余ることもあります。
反対に、買い物や通院、家族の送迎などで車を使う生活が続くケースもあります。
だからこそ、「車を手放すか」ではなく、「将来、何台分の駐車スペースが必要か」から考えてみましょう。
10年後も駐車場を残した方がいい家庭
次のような家庭なら、駐車場を無理に変える必要はありません。
- 買い物に車をよく使う
- 通院などで車が必要
- 公共交通機関を利用しにくい
- 家族の送迎で車を使う
- 車で遠出することが多い
- 来客用の駐車スペースが必要
車を使う生活が続きそうなら、今の駐車場を維持する方が便利です。
ただし、駐車場を残したまま、屋根や照明、収納などを使いやすくする方法もあります。
2台分の駐車場は本当に必要?
子どもが独立した後も、2台分の駐車場をそのまま残している家庭があります。
以前は夫婦それぞれが車を使っていても、将来は1台になる可能性があります。
もし1台分しか使わなくなったら、残りのスペースを別の用途に使う方法があります。
例えば、庭、自転車置き場、物置、ベンチのあるテラスなどです。
ただし、すぐに駐車場をなくす必要はありません。
来客用として残すなど、今後の使い方も含めて決めましょう。
使わなくなった駐車場は庭にできる?
車を手放した後、駐車場を庭に変える方法があります。
植栽や花壇を設ければ、これまで車を停めていた場所を緑のある空間として使えます。
家庭菜園やウッドデッキなど、屋外で過ごす場所にすることもできます。
実際に、使わなくなった駐車場をウッドデッキや洗濯物干し場へ変更した施工例もあります。
ただし、コンクリートを撤去して土の庭にする場合は、解体や土の処分などの工事が必要になります。
駐車場を物置や収納スペースにする
駐車場の一部を屋根付きの収納スペースとして活用する方法もあります。
庭道具、自転車、防災用品など、家の中に置きにくいものを収納できます。
ただし、物置や収納を大きくしすぎると、後から車を停めたいときに戻せなくなります。
将来も車を使う可能性があるなら、一部だけを活用する方法も選択肢です。
自転車置き場として使う
車が1台減った後は、自転車や電動アシスト自転車の置き場所にする方法もあります。
屋根を付ければ、雨や日差しから自転車を守れます。
買い物用の自転車を使うようになれば、車とは違う便利な移動手段にもなります。
ただし、自転車を置くことで車の出入りができなくならないよう、将来の使い方も考えて配置しましょう。
駐車場の一部だけを庭にする方法もある
駐車場を全部なくす必要はありません。
例えば2台分の駐車スペースのうち、1台分だけを残す方法があります。
残りを花壇や植栽、ベンチなどに変えれば、車を使いながら外の空間も活用できます。
また、コンクリートをすべて撤去せず、一角だけ花壇にする方法もあります。
「残すか、なくすか」の二択ではなく、必要な分だけ使い方を変えることもできます。
車を手放した後の駐車場、何に使う?
車を使わなくなった後は、次のような活用方法があります。
| 活用方法 | 向いている家庭 |
|---|---|
| 庭・植栽 | 緑を楽しみたい |
| 家庭菜園 | 野菜や植物を育てたい |
| ウッドデッキ | 屋外で過ごしたい |
| 物置 | 屋外収納を増やしたい |
| 自転車置き場 | 自転車を使う機会が増えた |
| ベンチ・テラス | 休憩できる場所が欲しい |
| 荷物置き場 | 宅配や買い物の荷物を置きたい |
| 来客用スペース | 家族や友人が車で来る |
「駐車場だから車を置く」と決めつけず、家族の生活に必要な場所へ変えるという考え方です。
駐車場をリフォームするときの注意点
駐車場を庭や収納などに変更する場合、現在の状態を確認する必要があります。
コンクリートを撤去するのか、そのまま利用するのか。
雨水はどこへ流れるのか。
道路との高低差はどうなっているのか。
門や塀、フェンスを撤去する必要はないか。
さらに重要なのが、「後から車を使う可能性」です。
一度駐車場を庭にしてしまうと、再び車を停めるために工事が必要になる場合があります。
駐車場リフォームの費用は何に変えるかで変わる
費用は、駐車場を何に変えるかによって大きく異なります。
例えば、既存のコンクリートを残して花壇を作る工事と、舗装を撤去して庭に作り替える工事では、必要な作業が違います。
庭にする場合は、コンクリートやアスファルトの撤去、土の処分、植栽、排水などが必要になることがあります。
そのため、「駐車場をなくす費用」ではなく、「何を作るためのリフォームなのか」で見積もりを考えましょう。
車を手放す時期が決まっていなくても考えていい
50代の段階で、10年後の車の使い方を正確に予測するのは難しいものです。
だからこそ、今すぐ駐車場をなくす必要はありません。
例えば、1台分を残してもう1台分だけ活用する。
庭にする場合も、後から駐車場へ戻しやすい方法を選ぶ。
こうした選択なら、暮らしが変わったときにも対応しやすくなります。
駐車場を見直す前に確認したい5つ
リフォームを考える前に、次の5つを確認してみましょう。
- 10年後も車を使っていると思うか
- 車は何台必要になりそうか
- 来客用の駐車場は必要か
- 空いたスペースを何に使いたいか
- 車が必要になったとき戻せるか
特に5つ目は見落としやすいポイントです。
将来の生活が変わる可能性まで考えておくと、リフォームの選択肢を狭めずに済みます。
まとめ
50代だからといって、今すぐ車を手放す必要はありません。
ただ、子どもの独立や定年などをきっかけに、車の台数や使い方が変わる可能性はあります。
- そのとき、今の駐車場をそのまま残すのか。
- 1台分に減らすのか。
- 庭や収納、自転車置き場などに変えるのか。
選択肢を知っておけば、将来の外構リフォームを考えやすくなります。
大切なのは、「車をいつ手放すか」だけではありません。
「車がなくなったとき、この場所をどう使うか」です。
今の便利さを残しながら、10年後にも使いやすい外構を考えてみましょう。
よくある質問
50代で駐車場をリフォームする必要はありますか?
車を使っているなら、急いで変更する必要はありません。ただし、車の台数が減る可能性や、10年後の使い方を考えておくと、将来の外構リフォームを計画しやすくなります。
使わなくなった駐車場を庭にできますか?
可能です。既存のコンクリートを残して一部を花壇にする方法や、舗装を撤去して庭に作り替える方法があります。排水や高低差など、敷地の状態によって工事内容が変わります。
駐車場をなくした後、また車が必要になったらどうすればいいですか?
将来車が必要になる可能性があるなら、駐車場をすべてなくさず、一部を残す方法があります。庭などへ変更する場合も、後から車を停められるような使い方を検討しておくと安心です。
会社選びで迷う方へ
リフォームで失敗しないための知識は「青本・赤本」にまとめています。

※NHKでも紹介された冊子です
※累計100万部発行