寝室もリビングも同じ明るさで過ごされていませんか?
実は、部屋によって照明の「おすすめの明るさ」があります。日本産業規格(JIS)が照明の明るさの目安を定めています。「必ず明るさを守らなきゃいけない」という法律ではありませんのでご安心ください。
明るさは、ルクス(lx)という単位で表記します。ルクスは、「照度」とも言われ、光に照らされた面の明るさのことです。
1ルクスが月明り、10ルクスはロウソクの炎を想像してください。リビングやダイニング、子ども部屋などは100ルクスが目安です。

ルクスは、距離によって大きさが変わります。本を読んだり、勉強したり、化粧をするときは100ルクスでは暗すぎるので、作業内容にあわせて個別に照明器具で手元を明るくします。読書や化粧は500ルクス、勉強するときは750ルクスが目安と言われています。
寝室のおすすめの明るさは20ルクス
寝室は、身体を休める場所です。部屋が明るすぎると脳が興奮して寝つきが悪くなります。寝室のおすすめの明るさは20ルクスです。ビジネスホテルも身体を休める部屋として考えられているため、照明器具の明るさは30ルクスで設定されています。
眠りが浅いとお悩みの方は、布団や枕を変えることも大切ですが、照明器具の明るさにも気を付けましょう。部屋ごとに照明の明るさをコントロールして、身体を休めるリラックスできる環境を整えれば、疲れが取れやすくなります。