養生(ようじょう)は、一般的に「健康に気を付ける」「身体を大切に」といった健康維持や増進、病気の手当に使われる用語です。建築業界では、養生は工事の前に通路や解体しない部分に細かな埃やチリが飛ばない、傷が入らないようにカバーすることです。土木業界では、コンクリートが固まるまで待つ時間を養生期間と呼んでいます。
養生に使う材料や建築資材
工事前に使う養生材には、床や壁を保護するためのシート状の材料、家具に被せるビニール製の材料、それらを固定するテープなどがあります。
養生シート
リフォーム現場で使われる養生材の中で、一番使われている資材は、養生シートです。シートの幅は1mで、50mの長さのものがロール状になっています。表面はデコボコしたエンボス加工と樹脂加工のため、防水性、耐久性があります。カッターナイフで簡単にカットもできます。
マスカー
マスカーとは、マスキングテープまたは布テープとビニールシート(ポリシート)が一体になりロール状の養生材です。ビニール部分は幅が30cm、110cm、180cmなど様々なバリエーションがあります。マスカーは、リフォームよりも外壁塗装の工事前によく使われます。
養生テープ
養生テープは、一度は聞かれたこと、使われたことがあると思います。養生テープは、見た目はガムテープのようなサイズで、緑色やブルー色が多く、1週間程度であれば糊が残らず剥がすことができます。養生テープは、養生シートを固定するために使われます。
台風や災害時に窓ガラスが割れないように養生テープを貼ったままにしてませんか?。長期間、窓ガラスに貼りっぱなしの場合、簡単に剥がれなくなり、ドライヤーで温めたり、専用の剥がし液が必要になり、めちゃくちゃ手間がかかります。風がおさまったら、早めに剥がしましょう。
養生材はホームセンターやネット通販で取り寄せ可能
今回ご紹介したリフォームに使う養生材は、ホームセンターやネット通販でも手軽に取り寄せ可能です。自分でリフォーム、DIYで活躍する建築資材です。