建築家紹介「磯崎新」編 | 優良工事店ネットワーク(ゆうネット)|リフォーム会社・外壁塗装業者選びの専門家

建築家紹介「磯崎新」編

前回に引き続き、日本の著名建築家をご紹介します。今回は、大分県出身の建築家、磯崎新(いそざきあらた)さんです。

磯崎新さんは、東京大学を卒業後、丹下健三研究室で建築を学び、1963年、磯崎新アトリエを設立。

36歳で大分県立大分図書館を手掛け、群馬県立近代美術館、北九州市立美術館、JR由布院駅といった公共建築から、西日本シティ銀行の前身である福岡相互銀行の建物を数多く手がけています。

北九州市立中央図書館やJR由布院駅をみると、立方体、円、球を組み合わせ独創的な空間が磯崎新さんの建築の特徴です。

「ポストモダン建築の巨匠」と呼ばれた磯崎新さんは、日本建築学会賞、BCS賞、日本文化デザイン大賞を受賞し、10年近く審査員をしていたプリツカー賞も、審査員を終えた後、2019年に受賞。

優良工事店ネットワークの本部事務局がある福岡市にも、磯崎新さんが手がけた作品があります。博多駅前のシンボル的存在だった、赤褐色のインド砂岩に覆われた西日本シティ銀行本店ビルは有名ではないでしょうか?残念ながら福岡市の再開発促進事業「博多コネクティッド」で解体されてしまいました。

磯崎新さんは、2022年に亡くなられたため、新たな建築を見ることができなくなりましたが、日本はもとより、海外にも磯崎新さんが手がけた作品が沢山あります。もしかすると、ご自宅の近くに磯崎新さんが手がけた建築物があるかもしれません。ドライブや散歩の目的地として、著名建築家の建物巡りはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

結城

建築士合格に向け、目下、猛勉強中の建築士見習い。室内リフォームで役立つ豆知識をお届けします。

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