キッチンは毎日使いますし、1日のうち長い時間を過ごす場所でもあります。
だからこそ、後悔したくないキッチンリフォーム。最近、快適なキッチンにするための機器がいろいろ登場しています。リフォームした後で「こんな便利なものがあったなんて」と後悔しないために、オススメ機器をご紹介します。
水栓(カラン)はどのタイプを選ぶ?
キッチン水栓にはいろいろなタイプがあります。シンクの大きさや、使い勝手を考えて選びたいものです。
古い水栓はひねるタイプのハンドルを操作して水を出しますが、握力が弱ってくると使いづらいものです。お年寄りやお子さんもキッチンを使う世帯では、レバーで操作するタイプに交換したいところです。レバーは長いほど操作しやすく、また指をひっかけて操作できるようレバーに穴が開いた形状のものもあります。
水が出るところの細長い左右に動く部分はスパウトと呼ばれます。シンクが大きければ長いスパウトを、小さなシンクには短いスパウトが適しています。
先端部を伸ばしてシャワーヘッドとして使えるタイプは、シンクの隅まで水洗いするのに便利です。
蛇口から出る水(吐水口)は整流とシャワーが切り替えられるものが主流ですが、さらにキメ細かい泡沫シャワー機能のものや、浄水器を内蔵した水栓もあります。
デザインも様々ですので、キッチン全体とマッチする水栓を選びましょう。
食器洗乾燥機ってお得なの?
テレビや雑誌などで、食器洗乾燥機を使ったほうがエコで水道代もお得という話題を目にします。機器そのものの価格も安くなっていますし、リフォームの機会に設置を検討してはいかがでしょう。
そこで気になるのが、本当にお得なのかです。
手洗いと食器洗乾燥機の年間コストの比較で、食器洗乾燥機のほうが約8,000円の節約になるというデータがあります(ECCJ省エネルギーセンター/家庭の省エネ大事典より)。
食器洗乾燥機は少ない水で洗えますから、水道代が大幅に節約できるので地球に優しくエコ商品と言われています。
また、コストは水道代だけではありません。手洗いの場合、キレイに汚れを落とすために給湯器のお湯を使います。そのためのガス代や電気代も検討すべきコストです。
洗う時間が短い食器洗乾燥機は、ガス代や電気代も節約できます。
直接的な費用だけでなく、時短(じたん)というメリットもあります。炊事が早く終われば家族との団らんをゆっくり過ごすこともできます。
それから、食器洗乾燥機は高温ですすぎ、乾燥させることで減菌効果も期待できます。赤ちゃんのいる家庭では大きなメリットです。
最近は場所をとらないスリムな食器洗乾燥機も出ていますし、設置場所を含めてのリフォームも検討できると思います。「手抜き」のための家電というイメージも一部にあるようですが、メリットを検討して導入を考えることをオススメします。
デメリットとしては、木製漆器、熱に弱い器などの器は洗えません。油汚れなどの強い汚れも綺麗にならないことがあるので下洗いが必要です。
キッチンのプランを考えるときは、メリット、デメリットを考えてプランしましょう。
お手入れ簡単!最新レンジフード事情
レンジフードのお掃除は大変です。昔の、プロペラがむき出しの換気扇に比べれば楽になりましたが、それでも大変な作業です。
お手入れが簡単なフィルターが付いているタイプでも、そのフィルターが油汚れでベタベタになり洗うのが大変です。ゴシゴシ洗うのが大変で、シンクが小さいキッチンでは洗う場所を確保するのも一苦労です。
キッチンのリフォームをお考えなら、お手入れが簡単なレンジフードを選びましょう。最新のものは、とにかくお手入れ簡単です。
最新のレンジフードはデザインも優れものです。汚れが溜まりやすい凸凹や継ぎ目が少ない設計になっており、普段のお手入れはサッとふくだけで簡単です。
また全体にスリムで、交換するとキッチンの印象もスタイリッシュに変わります。
なんと、レンジフードがフィルターを掃除してくれるものがあります。専用のタンクにぬるま湯を入れておけば、あとは自動でフィルターを洗ってくれて、最後に湯を捨てるだけ。
また、フィルターが無いフードもあります。ファンの回転力で油を飛ばし、専用のトレイに集めてくれます。普段のお手入れはそれを捨てるだけです。
かしこく収納したい方はパントリー(食品庫)を利用しましょう
キッチンで「食材を収納場所」をかしこく、効率的に収納するためには「パントリー」がオススメです。
従来は、食材のストックは戸棚やキッチンの下に収納していました。それではどんな食材があるか把握しにくく不便でした。パントリーがあれば一目で食材のストックを確認で、メニューを決めたり、調理自体も効率的になります。
パントリーより、食品庫と言ったほうが分かりやすいかもしれません。パントリーは食材のストックを輸入食材店のように並べて収納できるスペースのです。キッチンの一角に棚のように設置する場合や、デッドスペースになりがちなコーナーをウォークインスタイルのパントリーにリフォームすることもできます。どちらもキッチン全体のレイアウトを考え直し、無駄な空間をなくすアイデアになります。
いろいろな食材が並ぶ食品庫(パントリー)はキッチンの空間を変えてくれます。炊事をする場所から、料理をするステージへと大きく印象を変化させ、キッチンに立つのが楽しくなります。
まとめ
キッチンリフォームでおススメ機器をいくつか紹介しました。どの商品も今、知っておいて頂きたものばかりです。キッチンは毎日の暮らしにとって重要なところです。だからこそ「知らなかった!」と後悔する前に、ショールームで最新の機器を実際に目で見て確認しましょう。