キッチンは、毎日使うものだからこそ、リフォームで失敗することなく、満足できる仕上がりにしたいですよね。
キッチンリフォームは、キッチン本体の交換をはじめ、ガスコロンや食洗器の交換、キッチンのレイアウト変更や、収納棚の設置など、さまざまな工事があります。
しかし、いざリフォームをしょうとすると、施工費用や工事日数、そして工事内容などが気になるのではないでしょうか?
今回は、キッチンリフォームの費用相場など気になることについて詳しく解説します。キッチンのリフォームをご検討中の方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
キッチンリフォームの費用相場と工事日数
キッチンリフォームは、キッチン本体のタイプやグレード、工事の規模や範囲によって費用相場が大きく変わります。
ここでは、キッチンのタイプやプラン別の費用相場や工事日数の目安についてみていきましょう。
※ただし、金額や工事日数はあくまでも目安です。実際の工事内容やキッチンの仕様(タイプやグレード)によって大きく異なります。
施工別の早見表
施工内容 | 費用相場 | 工事日数 |
---|---|---|
I型キッチン | 60~120万円 | 2~3日 |
L型キッチン | 100~150万円 | 3~6日 |
コの字型(U型)キッチン | 170~220万円 | 3~6日 |
対面キッチン | 60~120万円 | 3~6日 |
ペニンシュラキッチン | 130~180万円 | 3~6日 |
アイランドキッチン | 150~200万円 | 3~6日 |
セパレートキッチン | 130~180万円 | 3~6日 |
カップボード(背面収納) | 25~80万円 | 1~2日 |
キッチンスペースの拡張 | 50~200万円 | 5~10日 |
キッチンまるごとリフォーム | 60~450万円 | 3~10日 |
I型キッチン
I型キッチンは、シンク、調理スペース、コンロが一列に配置されているシンプルなレイアウトです。標準的なI型キッチンの間口は255cmです。間口が狭くなると調理スペースが狭く、逆に広すぎると左右の移動距離が長くなるため、使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。
形状がシンプルなI型キッチンは、他のタイプに比べると本体の費用が一番安くなります。I型キッチンを交換するには、既存のキッチンキャビネットやレンジフード、吊戸棚などを外し、新しいキッチン設置のために水道やお湯、排水配管、電気配線、空調ダクトを移動します。キッチンまわりの壁にはキッチンパネルを張り、新しいキッチンを設置します。最後に給排水管や電気空調などを接続して完成です。
L型キッチン
L型キッチンは、コンロとシンク部分がL字型にレイアウトされたキッチンです。L型キッチンを設置するには、I型キッチンよりも広いスペースが必要になります。I型キッチンに比べ、L型キッチンはシンクからコンロまでは身体を90度振り返るだけなので使いやすいレイアウトのひとつです。またL型キッチンは、I型キッチンに比べ複数人で調理しやすいことが特徴です。しかし、L字コーナー部分がデッドスペースになり、使い勝手が悪く感じることもあります。L型キッチンのワークトップは一体型のものが多く、キッチンまで搬入できるか?確認が必要です。
コの字型キッチン
コの字型キッチンもL型同様に作業動線が効率的です。作業スペースはもちろん、調理家電などを置くスペースもしっかりと確保できるため、本格的に料理を楽しみたい方にはおすすめです。
しかし、コの字型キッチンを設置するには、かなり広いスペースが必要です。LDK全体のリフォームや間取り変更など、大掛かりなリフォーム工事が必要になります。L字型キッチンのようにコーナー部分がデッドスペースになりがちです。また、キッチンを設置する床が斜めになっていると、ワークトップをフラットに接続できない可能性があります。リフォームの際は注意が必要です。
対面キッチン
対面キッチンは、キッチン側からダイニング、リビングまで見渡せる開放感あふれるキッチンです。調理をしながら小さなお子様の様子を見ることができるため、新築でもリフォームで人気のレイアウトです。対面キッチンとダイニングの間に設置するカウンターを高くすると、リビングやダイニング側から手元(調理スペースや作業スペース・シンク内)を隠すことができます。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラは半島を意味します。キッチンが半島のように突き出ている形になっているため、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。ペニンシュラキッチンのワークトップは、フラットで開放的な空間を演出できるのが魅力です。
しかし、シンクや調理スペースが丸見えになってしまうことや、リビングやダイニングにキッチンのニオイや煙が広がりやすくなりますので注意が必要です。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは、海に浮かぶ島のような独立したレイアウトです。キッチンがLDK空間の主役といっても過言ではありません。レイアウトやデザインを考える上でも、キッチンが重要な役割を果たしています。アイランドキッチンは、複数人で楽しく料理できるレイアウトです。家族で一緒に調理をしたい方や、ホームパーティーが好きな方におすすめです。その一方で、アイランドキッチンは広いスペースが必要なため、リフォームの場合、スペースの確保や、大掛かりな間取り変更が必要になります。
セパレートキッチン
セパレートキッチンは、シンクとコンロが別れ、2列型にレイアウトされたキッチンのことです。調理中、振り向くだけでシンクとコンロが使用できるのが特徴です。また、作業スペースが広いため、複数人で料理する場合も便利なレイアウトです。しかし、振り向く際に水滴や煮汁などがこぼれやすいため、床材は水に強いタイプを選ぶのがポイントです。
カップボード(背面収納)
カップボード(背面収納)は、食器や調味料、家電などを収納するキッチンに欠かせない食器棚です。カップボードの費用を安くするには、ホームセンターや量販店で購入すると最も費用を抑えることができます。
キッチンメーカーが作るカップボードは、収納力抜群で、キッチンの扉の色とコーディネートできるのでオススメです。最近は電子レンジやオーブンの他、便利な調理家電も増えています。カップボードのリフォームや交換の際は、コンセントの増設なども検討されると良いでしょう。
キッチンスペースの拡張
「キッチンが狭い…」「キッチンが暗い…」「使い勝手が悪い…」といった場合、キッチンに面しているダイニングやリビングスペースに余裕があれば、キッチンスペースを広げて使い勝手の良いキッチンにリフォームできます。
共用キッチンスペースを拡張するには、間仕切り壁を壊し、水道やお湯、排水管の他、換気扇の位置を変えなければなりません。また床や壁紙の他、内装全体のリフォームが必要になるため、リフォーム費用は高くなりますが、キッチンの使い勝手が向上し、快適な空間になります。マンションの場合、排水管や換気ダクトの位置によって間取り変更が限られる場合があります。マンションリフォームに慣れた工事店へ見積を依頼しましょう。
※費用相場や工事日数は、実際の内容や状況によって大きく異なります。
キッチンまるごとリフォーム
キッチンリフォームは、キッチン本体のみの交換から、レイアウトの変更、台所をスケルトンにし、まるごとリフォームするなど様々です。キッチンの床がブカブカしたり、クロスの剥がれや汚れが酷くなった場合は、キッチン交換と一緒に、床や壁をまるごとリフォームすると台所が快適になります。床下や壁、天井裏に断熱材が敷き込まれていない場合は、一緒に断熱工事をおすすめします。
古い窓ガラスやサッシは、断熱効果が低いタイプが多いため、まるごとリフォームの際、断熱効果の高い最新の窓へリフォームするとさらに快適になります。
※費用相場や工事日数は、実際の内容や状況によって大きく異なります。
キッチンリフォームで失敗しないポイント
1.家事動線を考える
キッチンリフォームは、ただキッチンを新しくするのではなく、使い勝手を良くしたいと考える方が多いのではないでしょうか?そこで重要なのが〝家事動線を考える〟ことです。
買物から帰って来てから冷蔵庫へ入れたり、実際の調理や盛り付け、後片付けの流れがスムーズになれば使い勝手は良くなります。
また、冷蔵庫や家電(炊飯器や電子レンジなど)の配置も重要なので、まずは、現在、使用しているキッチンなどの「不便なこと」や「困っていること」をメモするのが良いでしょう。
2.リフォーム後を想像する
リフォーム後、当然キッチンは新しくなります。しかし、床や壁紙、照明などは古いままです。すると、今まで気にならなかった床のキズや痛み、壁紙の汚れなどが気になってしまう方も少なくありません。どこまでリフォームをやるのか、家族で話し合ったり、リフォーム業者さんと相談すると良いでしょう。
また、現在使用している冷蔵庫や家電に合わせてキッチンのサイズやレイアウトを決めてしまうと、買い替えの際にそのサイズに合わせて購入しないといけなくなるので注意が必要です。
3.予算を決める
リフォームはある程度の『予算』を決めている方がほとんどだと思います。キッチンリフォームは、キッチンのグレードやオプション、そして工事内容によって金額が大きく変わります。まずは、キッチンリフォームの相場をある程度把握しておくことが重要です。
4.優先順位を決める
「せっかくならグレードが高いキッチンに…」「便利そうなオプション機能は付けておこう…」と思う人は少なくありません。もちろん、予算内ですべての希望が叶えられれば問題ありませんが、本来やるべきリフォームができなくなってしまえば本末転倒です。
まずは、毎日の生活・使い勝手を想像して、本当に必要な機能や工事なのかをよく考えてみてください。そして、「困っていること」「改善したいこと」に優先順位を決めておくことで、「やっぱりこうしておけば…」と後悔することはないでしょう。
予算別キッチンリフォーム施工事例
ここでは、キッチンリフォームの予算(費用相場)で、どんなリフォームができるのかを見ていきましょう。
10万円以下のキッチンリフォーム
低コストでキッチンを快適にしたいなら、水栓の取替えやキッチンパネル張りがおすすめです。キッチンそのものに大きな変化はありませんが、今よりも快適で使い勝手が良いキッチンになります。
シンプルなキッチンの水栓金具(シングルレバー混合水栓)であれば、10万円以下で取替えできます。早ければ2時間程度で完了する最も手軽なキッチンリフォームです。キッチンの蛇口は、壁付タイプ、キッチンの天板に取り付けるワンホールタイプ、お湯と水が別々のハンドルを回す2ホールタイプなど様々な種類があります。また、蛇口に浄水器が付いたものや、デザイン性に優れたもの、食洗器に分岐するタイプ、タッチレス水栓などバリエーションが増えています。
※写真はキッチン全体の取替え写真ですが、水栓のみの取替えの金額・内容です。
※価格は水栓金具によって異なります。
築30年を超える住宅やマンションは、キッチン前の壁にタイルを貼っていました。タイルは傷つきにくく、水にも熱にも強いことがメリットですが、目地が多いため、油汚れを掃除するのが大変です。キッチンパネルは、目地が少ないため、日々のお手入れが楽になります。パネルの色や柄が豊富で、キッチンの見栄えが良くなるのでおすすめです。キッチンパネルは、タイルの上から貼ることができれば半日から1日で工事が完了します。ただし、タイルが浮いていたり、壁が凸凹している場合は、一度タイルを剥がす工事が必要になりますので数日掛かります。
※写真はキッチン全体の取替え写真ですが、キッチンパネル張りの相場・内容です。
※金額(予算)は工事範囲や工事方法によって異なります。
10万円~50万円のキッチンリフォーム
10万円から50万円でできるキッチンリフォームは、レンジフードやコンロ、食洗機の取替や交換、カップボードや収納棚の設置などです。キッチンの一部分だけしかリフォームできませんが、最新の設備機器は、毎日の清掃やお手入れが楽になり、これまでよりも快適に調理ができます。優先順位を考えながら部分リフォームをされたい方にはぴったりなリフォームです。
キッチンのレンジフード(換気扇)は、調理中に出る臭いや煙などを室外に排出する機器のため、油や汚れが溜まり、フィルターやファンの掃除やお手入れが大変です。「まだ、キッチンは綺麗だけど…」「キッチン全体を変える予算はないけど…」という方にはレンジフードの取替えリフォームがおすすめです。
最新のレンジフードは、空気の流れを整える板(整流板)が付いたものが主流です。日々のお手入れは整流板をサッと一拭きするだけです。さらにフィルターが無いタイプや、洗えるレンジフードなど様々なタイプがあります。
レンジフードの交換工事は、同じタイプ、サイズであれば半日程度で交換できます。
※写真はキッチン全体の取替え写真ですが、レンジフード取替えの金額・内容です。
※価格はレンジフードや工事内容によって異なります。
ビルトインオーブンレンジは、キッチンのコンロ下にある機器です。ガス式と電気式があり、基本的にコンロと同じメーカーのビルトインオーブンレンジでなければ交換できません。後継機種であれば、半日程度で交換できます。オーブンレンジを使わなくなった場合は、キッチン収納にリフォームすることも可能です。オーブンレンジと一緒に、レンジフードを交換される方もいらっしゃいます。
※金額(予算)は商品によって異なります。
ビルトイン型のIHクッキングヒーターは、スッキリしたデザインでお手入れが簡単です。ガラストップの天板の幅が60cmのタイプと幅広の75cmのタイプがあります。一般的なIHクッキングヒーターであれば、メーカー問わず交換可能です。取替時間は2時間から半日程度です。最新の機種は、高火力で音声案内やスマホと連動、オートグリルを搭載したもの多数あります。
※金額(予算)は商品によって異なります。
古いタイプのガスコンロは、天板や五徳の掃除やお手入れが大変で、焦げ付きが取れず、諦めてしまったことも少なくありません。最新のビルトインコンロは、天板がガラストップで、五徳もコンパクトになり、日々のお手入れが楽になりました。グリルも進化し、オートグリルと呼ばれる自動調理の他、グリルにダッチオーブンを入れるタイプも発売されています。一般的なビルトインコンロであれば、メーカー問わず交換可能です。取替時間は2時間から半日程度です。
キッチンの家電・食器収納は、ホームセンターや家具屋さんで購入される方も少なくありません。キッチンメーカーのカップボード(収納)であれば、キッチンの扉と色を合わせることができるため、キッチンスペースに統一感が生まれるのでおすすめです。
比較的簡単な工事で、1~2日で完了します。
※写真はキッチンスペース全体の写真ですが、カップボードの相場・内容です。
※金額(予算)は商品・組み合わせ、工事内容によって異なります。
ガスコンロに比べるとIHクッキングヒーターは天板がフラットでお手入れが楽なため、リフォームされる方が増えています。特にシニア世代の方や、高齢の方と同居をお考えの方にはおすすめです。IHクッキングヒーターは、火加減を目で確認できないことや、IH専用の鍋やフライパンの買い替えが必要になることもありますので、メリットとデメリットを比較検討しながらガスコンロから取り替えるか決めましょう。取替工事は、既存のガスコンロを撤去し、IHコンロの専用電気配線とコンセントを設置します。最後にIHクッキングヒーターを取付て完成です。交換作業は1日程度で完了します。
食器洗乾燥機は、卓上タイプとビルトイン型の2タイプがあります。卓上タイプの食洗機は、キッチンの水栓から水道を分岐してシンクや調理スペースに設置します。お求めやすい価格帯ですが、調理スペースが狭くなってしまいます。キッチンのキャビネットに埋め込むビルトイン型の食洗機は、卓上に比べ容量が大きく、見た目もスッキリしています。システムキッチンに新しくビルトイン型の食洗機を付けるためには、少なくとも45cm幅のスペースが必要です。シンク下、もしくは3段引き出しを撤去し、食洗機を設置します。水道配管工事と、食洗機専用の電気配線工事が必要です。取り付け作業は1日程度で完了します。
※写真はキッチン全体の写真ですが、食洗機の相場・内容です。
※金額(予算)は商品・工事内容によって異なります。
50万円~100万円のキッチンリフォーム
50~100万円でできるキッチンリフォームは、リーズナブルなキッチン本体、幅が広いカップボードの設置などがあります。
標準仕様のキッチンであれば、100万円以下で取替えができます。工事も2~3日間で完了します。
多くのキッチンメーカーでは、標準仕様でもコンロや換気扇は使い勝手はもちろん、お手入れがしやすいのが特徴です。また、目地があるタイルからキッチンパネルにすることで日頃のお掃除もさっと一拭きするだけで簡単です。
※キッチン本体取替えの金額・内容です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
ブロックキッチンを、システムキッチンに取替え。(ブロックキッチンとは、シンク・作業スペース・コンロ台がそれぞれ分かれているタイプのキッチンです。)
システムキッチンは、天板がフラットでコンロ部分にも隙間がないので、使い勝手が良く、お手入れも簡単です。また、タイル部分にキッチンパネルを張ると日頃のお手入れも簡単になります。
キッチン本体の取替えは、2~3日で完了します。
※キッチン本体取替えの金額・内容です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
カップボードは、床から天井まで収納が充実したタイプから、カウンター付のキャビネットと吊戸棚がセットになったもの、家電収納が付いたタイプなど様々な種類があります。ネットで検索すると、おしゃれなカップボードが沢山あって迷ってしまいます。できるだけ実物を触って使い勝手を確かめながら購入することをおすすめします。量販店や家具屋さんの他、キッチンメーカーのショールームでデザインや寸法を実際に確認しながら決めましょう。
カップボードや収納棚は、食器などを沢山収納するため、かなり重くなります。地震などで倒れてこないように、設置時には壁に固定が必要です。一般的なカップボードであれば1日前後で作業は完了します。家の壁に下地が無い場合は、食器棚を固定するための下地工事が必要です。
100万円~150万円のキッチンリフォーム
100~150万円の価格帯では、選択できるキッチンのグレードや仕様の幅が広がります。
また、キッチン本体の取替えだけではなく、床の張替えや内装工事なども併せて工事することができます。
ブロックキッチンを、食洗機付きのシステムキッチンに取替えています。(ブロックキッチンとは、シンク・作業スペース・コンロ台がそれぞれ分かれているタイプのキッチンです。)
以前の開き扉タイプのキッチンは、使い勝手やデッドスペースにより、どうしても鍋やボウルが表に出てしまいがちです。
しかし、引き出しタイプは奥までしっかり収納できるため、食洗機を付けてもしっかり収納できます。
キッチン本体の取替えは、2~3日で完了します。
※キッチン本体取替えの金額・内容です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
L型のブロックキッチンから、L型のシステムキッチンへ取替え。(ブロックキッチンとは、シンク・作業スペース・コンロ台がそれぞれ分かれているタイプのキッチンです。)
以前の開き扉タイプのキッチンは、奥のものが取り出しにくいのに対して、引き出しタイプは奥までしっかり収納できるのでおすすめです。
キッチン本体の取替えは、2~3日で完了します。
※キッチン本体取替えの金額・内容です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
システムキッチン取替えと併せて、床の張り替え。
床の上にキッチンが設置しているため、床工事はキッチン取替えの際に一緒に行うのがおすすめです。
床工事は、張り替えや重ね張り(現状の床に重ねて床材を張る)が一般的です。
床材には、様々なグレードがありますので、水や油汚れに強い床材を選ぶと良いでしょう。
キッチン本体の取替えと床張り替えは、5日程度で完了しますが、キッチンが使用できない期間が少し長くなるので注意が必要です。
※キッチン本体取替え・床張り替えの金額・内容です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
150万円以上のキッチンリフォーム
ハイグレードなキッチンや、様々なオプションを選ぶことができます。
また、キッチン本体の取替えだけではなく、床の張替えや内装工事なども併せて工事することができます。
特に、壁付けキッチンを対面キッチン(オープンキッチン)へ変更したり、LDKの間取りを変更するなどのリフォームが人気です。
最新のコンロやレンジフード、食洗機など、ハイグレードなキッチンに取替え。
ハイグレード仕様のキッチンになると扉色に高級感があったり、選べる扉のバリエーションも増えます。
また、コンロやレンジフードは使い勝手はもちろん、お手入れが簡単な点も魅力的です。
この事例のように、吊り戸棚部分の壁をなくして開放感があるキッチンスペースにすることもできます。
工事内容によっては、工事日数が長くなってしまいますが、より快適なキッチンを求める方にはおすすめです。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
壁付キッチンを、対面キッチン(オープンキッチン)へ取替えができます。
この事例のようにコの字型のキッチンから対面キッチン(オープンキッチン)へ取替えると、より開放感があるキッチンになります。
調理中のにおいや煙がリビング側にいかないようにパーテーション付のタイプにしています。
また、調理中に家族の様子が見やすくなっている点もポイントです。
おしゃれなアイランドキッチンへ取替えができます。
こちらの事例は、壁付の対面キッチンからアイランドキッチンに取替えています。
工事前はキッチンスペースが狭く感じられますが、工事後は開放感あふれるスペースになっています。
また、アイランドキッチンは、調理・配膳・片付けなど複数で作業ができるのも魅力的です。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
間取り変更に伴うキッチンの設置や、2Fにキッチンを新設することができます。
こちらの事例は、間取り変更してもともと和室だったところにキッチンを設置しています。
間取り変更工事や配管工事など、大掛かりになるケースもありますが、工事自体は難しいものではありません。
ただ、キッチンを使用できない期間が長くなってしまうので、その点は注意が必要です。
2Fにセカンドキッチンを新設する場合は、スペースの問題だけではなく、水やお湯、排水管の関係で、ある程度、設置場所が限られる場合もあります。
※価格や工事日数は商品・工事内容によって異なります。
キッチン本体の取替えだけではなく、カップボード設置、床や内装工事も合わせて行うと150万円以上の予算が必要になります。
この事例のように、キッチンが古く・暗い印象からキッチン本体を取替え、内装や照明工事を合わせて行うことで明るいキッチンスペースになっています。
また、使い勝手に合わせてカップボードも設置しています。
キッチンリフォームの費用を抑える方法
キッチンリフォームは、本体のグレードや仕様、オプション、位置の変更などで費用が高くなってしまいます。
ここでは、できるだけ費用を抑える3つの方法をご紹介します。
1.キッチンの位置を動かさない
キッチンの位置を動かすと配管などの移動も必要になるため、どうしても工事費用が高くなってしまいます。
「リフォームのご希望」や「現在、困っていること」に対して位置を変更する必要があるかどうかをしっかりと検討してください。
2. グレードによる違いを把握する
キッチンはグレードが高いほど、本体価格は高くなります。
キッチンメーカーには、「高級グレード」と「一般グレート」があります。
大きな違いは、見た目やデザイン、選べる商品の幅、扉のデザインや色柄などです。
実際にショールームなどで商品を見て、ご自身の希望や使い勝手に合うキッチンを選ぶことが重要です。
不必要なオプションを付けたりしないようにするためにも、キッチン本体の見た目や機能など、「優先順位」を決めておくと迷わずに選ぶことができるでしょう。
3. 相見積もりを取る
複数の業者に見積もりを取って、比較検討しましょう。
しかし、同じキッチンリフォームという依頼内容でも見積金額はバラバラです。
なぜなら、業者によってキッチン定価からの割引率が違ったり、必要な工事内容(下地まで取替える・取替えらないなど)の判断が違うからです。
そのため、見積もりを正確に比較するのは難しいので、金額の比較については、相場の確認にとどめましょう。
相見積もりでは、ご提案内・工事実績・担当者の対応や相性・工事後の保証・アフターフォローなどをしっかり比較するようにしましょう。
キッチンリフォームの業者選びのポイント
理想のキッチンリフォームを行うには、信頼できる業者に依頼することが何より重要です。
しかし、多くのリフォーム業者の中から信頼できる業者を選ぶのは簡単なことではないかもしれません。
ここでは業者選びのポイントを3つご紹介します。
1.キッチンリフォームの工事実績が多い業者を選ぶ
キッチンリフォームの工事実績が多い業者を選びましょう。
工事実績が多いと当然、知識や経験が多いということなので、ご提案内容や工事の技術面で安心感があります。
また、実績が多いと商品(キッチン本体)の割引率も良い可能性もあります。
実績を確認するためには、創業年数や実際の施工事例写真などを見せてもらったり、口コミ評価などがわかる場合は、それを参考にすると良いでしょう。
2.アフターフォローが充実している業者を選ぶ
キッチンリフォームをはじめ、水廻りのリフォームは後日水漏れなどのトラブルが発生する可能性があります。
リフォーム業者によっては、驚くことに工事後のアフターフォローをしてくれない業者も少なくありません。
キッチンの不具合は生活に直結する問題なので、工事業者を選ぶ際はアフターフォローがあり、内容が充実しているところを選んでください。
また、工事保証やアフターメンテナンスについては書面でしっかりと確認しておくと安心です。
3. 地元の工事業者を選ぶ
キッチンや水廻りのリフォームで、万が一、不具合などが生じた場合、迅速な対応が必要となります。
そのため、遠方の業者ではなく、近くの地元の業者に依頼する方が良いでしょう。
また、リフォーム業者の中には、請け負った工事を下請けに丸投げするような業者もいるので注意が必要です。
まとめ
キッチンの費用相場やポイント、予算別の施工事例について詳しく解説しました。
キッチンリフォームは、予算によって選択肢が広がります。
キッチンのグレードや仕様によっても金額が大きく変わるので、同じ150万円の予算でも、キッチン本体だけの取替えで予算に達してしまうケースもあれば、キッチン取替えと床張り・内装工事までできるケースもあります。
ご自身の希望や予算に合わせてプランを考えると良いでしょう。
また、リフォームを依頼する業者選びも重要なので、ポイントを押させて信頼できる業者に依頼しましょう。