【最新版】マンションリフォームの相場は?事例と箇所別費用の目安を紹介

「キッチンもトイレもそろそろリフォームしたいけれど、マンションリフォームの相場ってどのくらい?」

リフォームをするなら、まず最初につかんでおきたいのが、希望するリフォームにどの程度の費用がかかるかという点ですよね。

そこで今回は、優良工事店ネットワークへのお問い合わせの多いマンションリフォーム工事の費用相場をご紹介します。

さらに、マンションリフォーム工事の特色、工事依頼先の選びかたなど、マンションリフォームを具体化するにあたって欠かせないポイントもまとめています。マンションリフォームを検討中の方は参考にしてください。

この記事の目次

マンションリフォーム費用と工事日数の目安

これまでの優良工事店ネットワークの施工実績の中から、特にお問い合わせの多いリフォーム工事について、費用の目安と工事期間の目安をまとめました。

リフォームの費用や工期は、工事する場所の広さや内容、使う設備の種類によって大きく変わります。
そのため、ここでご紹介するのはあくまで「一般的な目安」です。実際の費用を知るためには、リフォーム業者が現地を調査したうえで作成する見積もりが必要になります。

設備機器の交換

マンションリフォームで最もご要望が多いのが、キッチン・浴室・トイレといった水回りを中心とした「設備機器の交換」です。

ここでは、特にリクエストの多い設備の費用相場と工事期間の目安を箇所別にご紹介します。

箇所費用の目安工事日数の目安想定内容
キッチン80〜120万円2〜3日標準的なシステムキッチン(横幅約2,550mm)の交換※配管位置を変更しないの場合
浴室80〜140万円3〜4日一坪サイズ(約1,600mm×1,600mm)のシステムバスへの交換
洗面化粧台9〜30万円1〜3日標準的な横幅750mmの洗面化粧台を同一サイズの洗面化粧台に交換
トイレ20〜50万円1〜2日トイレの排水管の位置変更なしの交換おおよそ1.5㎡(畳1枚分)床材の張替え 
水栓3〜15万円半日〜1日タッチレス水栓への交換など(設備の仕様で価格変動)
キッチンコンロ20〜30万円1日ガスコンロ→IHクッキングヒーター交換工事(設備機器交換+電気工事)

キッチン交換の費用と工事日数の目安

キッチンリフォームで特に多いのが、「古くなったキッチンを新しいものに入れ替えたい」というご要望です。

ここでは、標準的なサイズのシステムキッチン(横幅約2,550mm)を交換する場合の費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・80~120万円
工事日数の目安・・・2~3日
想定内容・・・配管などの位置はそのままでキッチン本体を入れ替えるケース

浴室交換の費用と工事日数の目安

浴室は「もっと広く快適に過ごしたい」と希望される方が多く、マンション・戸建てを問わずリフォームで人気の高い設備です。

ここでは、一坪サイズ(約1,600mm×1,600mm一般的なファミリー向けの広さ)の浴室を、同じ大きさのシステムバスに交換する場合の費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・80~140万円
工事日数の目安・・・3~4日
想定内容・・・一坪サイズ(約1,600mm×1,600mm)の浴室を同一サイズのシステムバスへ交換

洗面化粧台交換の費用と工事日数の目安

洗面化粧台も家具や家電と同じで、長く使えば水回りの劣化や汚れが目立ち、耐用年数を過ぎたら交換が必要になります。

ここでは、標準的なサイズ(横幅約750mm=一般的なご家庭でよく使われる大きさ)の洗面化粧台を同じサイズに交換する場合の費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・9~30万円
工事日数の目安・・・1~3日
想定内容・・・標準的な横幅750mmの洗面化粧台を同一サイズの洗面化粧台に交換

トイレ交換の費用と工事日数の目安

トイレリフォームには「便座だけを交換するケース」と「トイレ本体ごと交換するケース」があります。

ここでは、トイレ本体を交換する場合の費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・20~50万円
工事日数の目安・・・1~2日
想定内容・・・トイレ交換(トイレの排水管の位置変更なし)おおよそ1.5㎡(畳1枚分)床材の張替え 

水栓の交換の費用と工事日数の目安

お問い合わせが増えているのがキッチンや洗面化粧台の水栓をタッチレス水栓に交換する工事です。

費用の目安・・・3~15万円
工事日数の目安・・・半日~1日
想定内容・・・水栓交換(設備の仕様により価格に幅がある)

キッチン(コンロ部分)の交換の費用と工事日数の目安

キッチンコンロは、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換するケースが非常に多く見られます。

費用の目安・・・20~30万円
工事日数の目安・・・1日
想定内容・・・ガスコンロ→IHクッキングヒーター交換工事+電気工事

 バリアフリーリフォーム

玄関の靴を脱ぐスペースやトイレ、寝室などに手すりを設置したり、段差をなくす工事は、家庭内での転倒事故を防ぐためにニーズが高まっています。

ここでは、バリアフリーリフォームの費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・2~25万円
工事日数の目安・・・半日〜1日
想定内容・・・手すり設置・玄関ベンチ設置・段差解消など

和室→洋室リフォーム

畳をフローリングに変えたり、天井や壁をクロス仕上げにするなど、和室から洋室へのリフォームは人気があります。

ここでは、和室から洋室に変更する場合の費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・60~80万円
工事日数の目安・・・4~5日
想定内容・・・6畳和室を洋室に変更

押入リフォーム

押入れをクローゼットに変えることで収納力や利便性を高めたいというご相談も多く寄せられます。

ここでは、押入れリフォームの費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・15~25万円
工事日数の目安・・・1~2日
想定内容・・・押し入れをクローゼットに・押し入れを撤去して居室にする

内装リフォーム|リビングを広く見せる工夫と床・クロスの張り替え

リビングを広げたり、床や壁・天井のクロスを張り替える内装リフォームは、ご家族のライフスタイルに合わせて人気のある工事です。

広さや使う材料によって価格に差が出やすいため、ここではリビングのレイアウト変更や内装リフォームの費用と工事日数の目安をご紹介します。

費用の目安・・・30~150万円
工事日数の目安・・・2~3日
想定内容・・・リビングの内装一新(レイアウト変更・床・壁・天井)

参考:結露対策・断熱性向上のためのリフォーム

窓の結露や冬の寒さが気になる方には、断熱性を高めるリフォームがおすすめです。

こうしたリフォームは、国や自治体の補助金制度の対象になる場合が多く、費用の負担を抑えて始めやすいのも魅力です。

費用の目安・・・10~15万円
工事日数の目安・・・1日
想定内容・・・インナーサッシの取り付け ※1カ所、約1.8㎡=一般的な腰窓サイズの場合

資料:設備機器の交換時期の目安

新築マンションに住んでから10年ほど経つと、ガスコンロや給湯器、水栓、換気扇など、毎日よく使う設備から交換のタイミングを迎えることが多いです。


「最近コンロの火がつきにくいな」「お湯の出が悪くなった」など、ちょっとした変化がサインになることもあります。

さらに築20年を超えるころからは、洗面化粧台やトイレ、キッチン、お風呂といった水回り全般が「そろそろ替え時」と言われる時期に入ります。


もちろん、交換のタイミングは使い方やお手入れの仕方によって変わりますので、「うちの設備はどうかな?」と気になったら一度チェックしてみてくださいね。

交換時期の目安対象となる設備機器
10年給湯器、水栓金具、温水洗浄便座、レンジフード、調理加熱機器、
20年洗面化粧台、トイレ、キッチン、お風呂など

マンションリフォームで人気の施工事例コレクション

優良工事店ネットワークには、リフォームに関するさまざまなご相談が寄せられています。
「水回りの設備が古くなったから交換したい」といった経年劣化に伴う工事はもちろん、最近ではライフスタイルに合わせた間取り変更のご相談も増えてきました。

たとえば、「使わなくなった和室をリビングとつなげて広くしたい」「閉鎖的なキッチンをオープンにして、家族と一緒にテレビを見ながら料理を楽しみたい」といった声です。

家族の暮らし方が変われば、住まいに求めるものも変わります。
ここでは、そうしたご要望に応えた優良工事店ネットワーク(ゆうネット)の施工事例をご紹介しますので、リフォームを検討される際の参考にしてみてくださいね。

設備機器の交換

マンションリフォームでは、給排水や換気の関係で制約があるため、室やトイレは基本的に今ある位置のままリフォームするのが一般的です。
「トイレに手洗い器をつけたい」「出入り口を開き戸から引き戸に変えて使いやすくしたい」といった工事なら可能で、ちょっとした工夫で毎日の暮らしが快適になります。

一方、キッチンについては、築20年以上のマンションに多いセミオープンタイプでお悩みの方が少なくありません。

「狭くて作業がしづらい」

「家族がテレビを見ているのに、自分だけキッチンで孤立してしまう」

こうした声から、リビングダイニングとの仕切りをなくしてオープンキッチンにリフォームしたいというご要望が非常に増えています。

セミオープン型キッチンから開放化のあるオープンキッチンへ

BEFOREAFTER
弊社施工事例より

もともとはカウンター付きのセミオープン型キッチンでしたが、壁やカウンターを取り払い、フラットタイプのオープンキッチンにリフォームしました。
内装や照明の配置も見直したことで、キッチン全体がぐっと明るくなり、開放感のある広々とした空間に。

「家族と同じ空間でおしゃべりしながら料理できるのがうれしい」と感じられるような、にぎやかで心地よいキッチンへと生まれ変わりました。

浴室をバリアフリー&お手入れ楽ちんなシステムバスに

弊社施工事例より
ykn.jp/works/29970/

築25年のマンション浴室をリフォームした事例です。
洗面脱衣室との段差をなくし、床は滑りにくい素材に。浴槽には手すりを設置し、明るく清潔なシステムバス(工場で作られたパーツを現場で組み立てるお風呂)へと生まれ変わりました。
「転びそうで心配だった段差がなくなって安心」「掃除がとても楽になった」と、お施主様にも大変ご満足いただいています。

ちなみに、購入直後から転勤が続き、ご家族が25年ぶりに戻って住むことになったタイミングでフルリフォームを決断されたそうです。
水回り設備をすべて刷新し、LDKも広くリフォーム。優良工事店ネットワーク紹介の工事店さんの提案で、快適に過ごせる住まいへと一新されました。

洗面所化粧台の交換

弊社施工事例より
https://ykn.jp/works/29982/

洗面化粧台を、カウンター上にボウルを置くタイプのベッセル型(カウンターの上にどんぶりを置くようなイメージの洗面ボウル)へ交換しました。
カウンター下は取り出しやすいオープン収納に、ミラーキャビネットと洗面台の間にはモザイクタイルをあしらい、おしゃれなアクセントになっています。

毎日の洗顔や歯磨きのたびに、ちょっと気分が上がる洗面スペースに。収納も使いやすくなったことで、朝の支度もスムーズになり、ご家族みんなが快適に使える空間に生まれ変わりました。

トイレの交換

弊社施工事例より
https://ykn.jp/works/29982/

コロナ禍以降、節水型や、小さくても独立した手洗いがついているタイプ、さらにはフタが自動で開閉するタイプのトイレに交換を希望される方が増えています。
便器の背面は掃除がしづらい場所ですが、施工事例のように最初からカウンターにしておけば、埃がたまらずお手入れも簡単です。

最近は、タンクがないすっきりとしたタンクレスタイプ(後ろに大きなタンクがないトイレ)や、床から浮いて見えるフロートタイプ(便器が壁付けで、床に接していないトイレ)も人気です。どちらも掃除がしやすく、見た目もスタイリッシュなため、多くのお客様から選ばれています。

マンションのトイレは、築年数や構造によって排水管の位置やタイプが特殊な場合もあります。そのため、希望するトイレが実際に設置できるかどうかは、リフォーム会社による現地調査で確認する必要があります。

水栓金物の交換 

LIXIL | 水栓金具 | ナビッシュ(非接触水栓・タッチレス水栓)

設備機器の交換では、「壊れてはいないけれど、もっと快適に暮らしたいから交換したい」というご要望もよくあります。
最近の設備は、省エネ性能が高く、操作もしやすく、お掃除のしやすさも大きく改善されています。

そのため、築10年以上のマンションでリフォームを検討する際には、設備交換を視野に入れるだけで、日々の暮らしがぐっと楽になることがあります。
 

「前より光熱費が抑えられて助かる」「掃除の手間が減って時間に余裕ができた」と感じられる方も多く、ちょっとした交換が快適な暮らしにつながります。

バリアフリーリフォーム

住宅内の事故を防止し、日常の行動を楽にするバリアフリーリフォーム。
(住宅リフォーム推進協議会HPより引用)

家族に高齢の方がいなくても、「将来のために安心して暮らせる家にしておきたい」と考えて、リフォームの際に工夫をされる方が増えています。

たとえば、将来手すりをつけられるように壁下地(壁紙を貼る前の土台となる板)を補強しておく、滑りにくい床材を選んでおくなどです。

「今すぐ必要じゃないけれど、備えておくと安心」という気持ちから、ユニバーサルデザイン(誰にとっても使いやすいデザイン)の視点で材料を選ぶケースが増えてきています。
こうした工夫が日常生活でも快適さにつながり、家族みんなが安心して長く住めるお家になります。

和室→洋室リフォーム

BEFOREAFTER
弊社施工事例より

リフォーム前は畳敷きの和室で、収納や建具も昔ながらの仕様でした。
落ち着きはあるものの、生活スタイルに合わせるには少し使い勝手の面で課題があったそうです。

そこで今回のリフォームでは、和室を思い切って洋室に変更。
フローリングの床と明るい壁紙に変わり、現代の暮らしに合った、開放感のあるLDKに生まれ変わりました。

さらに、壁には木目を活かしたデザインを取り入れ、 猫が遊べるキャットウォークも設置し、人もペットも心地よく過ごせる空間になっています。

「家族が集まりやすくなり、猫ものびのびと遊んでいます」と笑顔で語るお施主様。
和室から洋室へのリフォームで、日常がより快適で楽しい時間に変わりました。

押入リフォーム

BEFOREAFTER
  弊社施工例より(https://ykn.jp/cost/manshon_reform/)

押し入れをクローゼットにリフォームし、これまでハンガーラックにかけていた衣類をすっきりと収納できるようになりました。
枕棚とハンガーパイプを設置し、大容量の引き出し収納も造作。折れ戸タイプのクローゼットドアを採用したことで、衣類が一目で見渡せて取り出しやすさはリフォーム前の画像と比べても一目瞭然です。

「前より片付けがラクになって、朝の身支度もスムーズになりました」とお客様にも大変ご満足いただけました。
家族それぞれの持ち物がきちんと収まることで、暮らし全体がより快適になったリフォーム事例です。

内装リフォーム|リビングを広く見せる工夫と床・クロスの張り替え

BEFOREAFTER
  弊社施工例より

「和室とダイニングキッチンをつなげて、広々としたLDKで暮らしたい」

そんなお客様のご希望から始まったリフォームです。
和室との壁を取り払い、スタイリッシュなオープンキッチンをLDKの中心に配置。照明の位置やキッチン背面収納のアクセントウォール(お部屋の一面だけ色や素材を変えて空間にメリハリを出す壁)も工夫し、床から天井まで全体を暮らしやすくしました。

完成した空間を見てお客様からは「リフォームでここまで変わるんですね」と驚きの声。
家族みんなで食事を楽しんだり、くつろいだりと、自然と人が集まる心地よいLDKになったことでご満足いただけました。

参考:結露対策・断熱性向上のためのリフォーム

BEFOREAFTER
  弊社施工例より

結露にお悩みのお客様にご提案して特に喜ばれるのがインナーサッシ(今ある窓の内側に取り付ける二重窓)の設置工事です。

 二重窓にすることで外気との温度差がやわらぎ、結露対策としてとても効果的。さらに外の音も遮ってくれるので、「外の音が気にならなくなり、ぐっすり眠れるようになりました」と喜ばれることも多いです。

また、窓の断熱化リフォームについては、国や自治体の補助金制度が利用できる場合があります。
期限や条件が決まっているため、工事を検討する際には、事前にリフォーム業者へ補助金の対象になるか確認しておくと安心です。

押さえておきたいマンションリフォームの3つの基本知識

マンションのリフォームは、戸建て住宅と比べると、いくつかの制約がある点に注意が必要なのですが、どのような点に注意すればよいのでしょうか?

以下でまとめていますので、ぜひご覧ください。

リフォームできるのは原則として専有部分

戸建て住宅との大きな違いは、マンションには「共有部分」と「専有部分」があるという点です。
自由にリフォームできるのは基本的に専有部分(ご自身のお部屋の中)だけ。バルコニーや玄関ドア(通路側)、サッシなどは共有部分とみなされるため、勝手にリフォームすることはできません。

細かなルールはマンションごとに異なりますので、リフォームを検討する際には、必ずお住まいの管理規約を確認してみてください。

管理組合規約の規定に従い工事を行う

それぞれのマンションにはリフォームに関する独自のルールが設けられており、事前に確認しておくことが大切です。
通常は、工事に入る前に「どんな工事をするのか」「工事の流れ」「廃材をどう処分するのか」などを管理組合に申請し、承認を得てから工事が始まります。

また、マンションによっては「作業できる時間帯」「土日祝日の工事可否」「工事関係車両の駐車場所」などが細かく決められているケースもあります。こうしたルールを守らずに工事を進めると、思わぬトラブルになることもあるので注意しましょう。

さらに、工事前には業者が上下階やお隣のお部屋にあいさつ回りを行い、「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」と声をかけてから着手するのが一般的です。

こうしたちょっとした心配りが、工事をスムーズに進めるための大切なポイントのひとつです。

フローリング仕上げの床への変更に遮音等級などの制約があるマンションが多い

マンションでよくある居住者同士のトラブルのひとつが「生活音」です。
例えば、足音や椅子を引く音などが階下に響いてしまい、「思っていた以上に音が響く」と感じられるケースも少なくありません。

そのため、多くの管理組合では床材について細かいルールを管理規約で定めています。特に、カーペット敷きの床をフローリングに変える場合は、遮音等級(※床の遮音性能を示す基準)などの条件が設けられていることが多いです。

工事を検討するときは、まず「うちのマンションでは大丈夫かな?」と管理規約を確認してみてくださいね。事前に確認しておけば、安心してリフォームを進められます。

後悔しないマンションリフォームの進め方

希望するリフォーム要望をまとめて、優先順位をつける

まずはご家族で「住まいの改善したい部分」を書き出してみましょう。

そのうえで、①今回のリフォームで最優先に改善したい部分 ②余裕があればリフォームしたい部分、というように優先順位を決めてリストアップするとスムーズです。

情報を集める

リフォームによって「どんな空間にしたいのか」をイメージしてみましょう。SNSや雑誌などで情報を集めて、家族や工事業者に共有しておくのもおすすめです。

また、リフォームには各自治体や国から支援制度(補助金制度)が用意されていることもあります。事前にチェックしておくと、費用面でも安心です。

無理のない予算・資金計画を設定しておく

リフォーム会社に相談する前に「わが家にとって無理のないリフォーム予算」のめどを立てておきましょう。

見積もりや提案を見ていると、つい「これも、あれも」と夢を広げがちですが、高額な買い物だからこそ長期的なライフプランも含めて家族で話し合っておくことが大切です。

見積もり・提案書を比較検討する

リフォームの要望や予算が固まったら、リフォーム会社に現地調査を依頼し、見積書や提案書を作成してもらいましょう。

小規模な工事(例:給湯器の交換)であれば早ければ2~3日後、住まい全体のリフォームであれば2~3週間前後で見積もりができあがるのが一般的です。

お見積もりの内容については、できる限り担当者の方から直接説明を受けて、不明点をその場で確認することが大切です。

そんなリフォーム工事の見積もり書には、

  • 工事費(養生・解体工事・木工事・給排水設備・電気設備工事など)
  • 材料・設備機器費
  • 諸経費(おおよそ1割程度。ガソリン代・消耗品など)

といった項目が含まれます。工事内容やリフォーム会社によって書式は異なりますが、優良工事店ネットワークから紹介の工事店さんは以下のような御見積書を使用しております。

見積書を見ると、つい「総額はいくらか?」に目がいきがちです。
でも、いくら安くても希望した工事が含まれていなかったり、設備の仕様が想定と違う場合もあります。
逆に「高い」と思っても、工事内容をきちんと拾い出している結果であることも少なくありません。

大切なのは、項目ごとに見積もりを比較すること。そして担当者とやり取りしながら、「うちの希望が本当に反映されているか」を確認しつつ依頼先を決めていきましょう。

信頼できるリフォーム会社選びの3つのポイント

マンションリフォームを考えるとき、「どの会社に頼めば安心できるの?」と迷う方も多いでしょう。高額で工期も長い工事だからこそ、信頼できる会社を選ぶことが満足度につながります。ここでは、業者選びで大切な3つの視点をご紹介します。

厳選された優良な会社に中間マージンなしで依頼できるか

大手から地域密着の会社まで、リフォーム会社は本当にたくさんあります。
その中から「信頼できる1社」を自分で見つけるのはなかなか難しいですよね。

そこで安心なのが、第三者が厳しい基準で選んだ優良な工事店を紹介してくれるサービスです。

優良工事店ネットワークでは、20年以上の調査データをもとに、建築士による審査を通過した地域密着の工事店だけをご紹介しています。登録できるのは全体のわずか1割以下という厳しい基準です。

また、一般的に大手リフォーム会社では、広告費や営業担当者の人件費などが工事費に上乗せされることがあります。

一方で、優良工事店ネットワークがご紹介する地域の工事店は、余計なコストを省く(中間マージン)ことができるため、同じ予算でも質の高い工事を実現しやすいのが特長です。

初めてリフォームをするお客様からも「紹介された会社が親切で安心だった」との声が多く、信頼できるプロを紹介してもらえることで、リフォームを不安なく進められるとのお声をいただいております。

工事内容や保証をきちんと説明してくれるか

候補の会社を検討するときは、工事の内容や保証について分かりやすく説明してくれるかを確認しましょう。
「建設業許可(国が認めた工事をしてよいという資格)」の有無や、実際に行った施工事例を見せてもらうのも安心材料になります。
また、保証は口約束ではなく必ず書面で確認しておくことが大切です。工事後にトラブルが起きても、書面があれば冷静に対応できます。

担当者の誠実さや対応力

3つ目にチェックしてほしいのは、実際に対応してくれる担当者の人柄です。
どんなに大きな会社でも、結局やり取りをするのは目の前の担当者。安心して任せられるかどうかは、この人の対応で決まることも多いんです。

そんな信頼できる担当者には、以下のような特徴があります。

  • 見積もりや保証の内容を分かりやすく説明してくれる
  • 要望を丁寧に聞き、提案に反映してくれる
  • 連絡や対応が早く、相談しやすい雰囲気がある

「この人なら安心して任せられる」と感じられる担当者に出会えると、工事中も不安なく進められます。優良工事店ネットワークでも担当者の誠実さを重視して審査しており、実際に「信頼できる人に出会えた」とのお声を多くいただいています。

まとめ

一口にマンションリフォームといっても、内容はさまざまです。

経年劣化による設備機器の交換だけでなく、ライフスタイルに合わせて住まいのプランを見直したい、狭くて作業しづらいキッチンをオープンにしたいなど、自分の住まいにたいする不満や要望を整理して、信頼できるリフォーム会社と一緒にすすめることが、満足できるマンションリフォームの第一歩です。

優良工事店ネットワークではリフォーム会社選びの参考書「リフォームの青本」を発行し無料でお送りしております。

信頼できるリフォーム会社探しは、優良工事店ネットワークにご相談ください。

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