外壁塗装でよく使われる塗料の樹脂の種類

外壁塗装の塗料は、樹脂の種類によって耐用年数が変わります。適切な塗料を選択することにより、希望するの耐用年数を発揮出来ます。樹脂の種類には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などがありそれぞれ特性が異なります。

アクリル樹脂塗料(耐用年数 5~7年)

一般的なアクリル樹脂塗料の耐用年数は、5年~7年程度です。コストを抑えることが出来るため、新築時の塗装でよく用いられます。対応年数が短い為、住宅改修では用いられることが少ない塗料です。例外として、アクリル樹脂の含有量を上げることにより、耐用年数を飛躍的にUPさせている商品も存在します。

ウレタン樹脂塗料 (耐用年数 10~13年)

ウレタン樹脂塗料は住宅改修工事でよく使われる塗料。耐用年数は10~13年程度です。一時期は、それなりの耐久性が見込め、金額も高くないため、よく使用されていました。最近(2015年現在)では、シリコン樹脂塗料の価格が安くなってきたため、使用頻度が少なくなってきました。どんな塗料でも樹脂の含有量で耐用年数が異なる為、使用するメーカーのカタログをよく確認しましょう。

シリコン樹脂塗料 (耐用年数 10~15年)

以前は、とても高価な塗料でしたが、価格が安くなったこともあり住宅の塗り替え工事でよく使用されるようになりました。耐用年数は10~15年と長く設定している塗料メーカーがほとんどです。アクリルシリコン樹脂塗料は単に「シリコン塗料」と呼ばれています。塗料のグレードは、16キロ缶で1万以下~5万円以上とかなりの幅があります。メーカーの塗料カタログに性能が書いてありますのでよく読んで比較検討しましょう。

フッ素樹脂塗料 (耐用年数 15~20年)

非常に長い耐用年数をが設定されている塗料で、主に鉄筋コンクリートで建てられたビルなどの階数が多く、改修工事の回数をなるべく減らしたい工事によく使われる塗料です。一般的な戸建て住宅に用いられることもありますが、いくつか注意点があります。

?長期間、美観性を保てないことが多いので、耐用年数が過ぎる前に塗替えたくなるかもしれない。
?一般的な戸建て住宅は、下地の伸縮が激しいので、耐用年数内に割れてしまう恐れがある。
?フッ素で形成された塗膜には、塗料が乗りにくいので、次回の外壁塗装時に下地調整が大変なることが多い。

上記の点に注意して慎重に塗料を選びましょう。

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