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雨漏り修繕工事は火災保険が使える?適用されるケース・されないケースを建築士が解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「雨漏りの修理に火災保険は使えるの?」
「突然雨漏りしたけれど、費用は保険で対応できる?」
「火災保険を使えば無料で直せると言われたけれど本当?」

雨漏り修繕について、このようなご相談をいただくことがあります。

結論からいうと、雨漏り修繕工事で火災保険が使える場合があります。

ただし、すべての雨漏りが対象になるわけではありません。

火災保険が適用されるのは、基本的に台風や強風などの自然災害によって発生した損害です。

一方で、屋根や外壁の老朽化による雨漏りは、対象外となるケースが一般的です。

私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。

その中で、突然訪問してきた業者から「火災保険を使えば無料で修理できます」と説明を受け、必要以上の工事契約をしてしまったという事例がありました。

今回は、雨漏り修繕工事で火災保険が使えるケースと使えないケース、注意点について解説します。

雨漏りでも火災保険が使えるケースがある

火災保険は、火災だけを補償するものではありません。

契約内容によって異なりますが、自然災害による住宅被害も補償対象になる場合があります。

雨漏りの場合、ポイントは「雨漏りした原因」です。

雨漏りしているから保険が使えるのではなく、雨漏りの原因となった被害が補償対象かどうかで判断されます。

台風や強風による雨漏りは対象になる可能性がある

例えば、台風によって、

  • 屋根材が飛ばされた
  • 棟板金が外れた
  • 瓦がズレた
  • 外壁が破損した

ことで雨水が入り、雨漏りした場合です。

このようなケースは、「風災」として火災保険の対象になる可能性があります。

ただし、最終的な判断は保険会社が行います。

雪による雨漏りも対象になる場合がある

地域によっては、大雪による被害で雨漏りにつながることがあります。

例えば、

  • 雪の重みで屋根が変形した
  • 雨どいが破損した
  • 屋根部分が壊れた

などです。

このような場合、「雪災」として補償される可能性があります。

雹(ひょう)による破損も対象になる場合がある

大きな雹によって、

  • 屋根材が割れた
  • 外壁が傷ついた
  • 雨漏りが発生した

場合も、契約内容によっては補償対象になることがあります。

経年劣化による雨漏りは火災保険の対象外

雨漏りで最も多い原因の一つが、住宅の経年劣化です。

例えば、

  • 屋根材の劣化
  • コーキングの劣化
  • 防水シートの寿命
  • 外壁のひび割れ
  • ベランダ防水の劣化

などです。

これらは住宅の自然な老朽化と判断されるため、火災保険では補償されないケースが一般的です。

雨漏りしたら必ず保険が使えるわけではない

注意したいのは、「雨漏り=火災保険が使える」ではないということです。

例えば築30年の住宅で、「屋根が古くなって雨漏りした」という場合は、原因が経年劣化と判断される可能性が高くなります。

一方で、「台風後から突然雨漏りが始まった」という場合は、自然災害による被害の可能性があります。

重要なのは、雨漏りの発生時期と原因を確認することです。

「自己負担0円で修理できる」は注意が必要

雨漏り修繕の相談で注意したいのが、「火災保険を使えば無料で直せます」という営業です。

火災保険は、保険会社が被害状況を確認して判断します。

必ず保険金が支払われるわけではありません。

また、保険金が支払われても、修理費用の全額を補えるとは限りません。

という説明だけで契約を急がせる業者には注意しましょう。

雨漏り修繕では原因調査が重要

雨漏り修繕で大切なのは、原因を正しく確認することです。

雨漏りは、

  • 屋根
  • 外壁
  • ベランダ
  • サッシ周辺
  • 配管部分

など、さまざまな場所が原因になります。

雨漏り箇所だけを塞いでも、原因が違えば再発する可能性があります。

修繕前に、

  • どこから雨水が入っているのか
  • 何が原因なのか
  • どの範囲の修理が必要なのか

を確認することが大切です。

雨漏り発生後は訪問販売業者に注意

台風や大雨の後は、

「近くで工事をしていて屋根が見えました」
「雨漏りしていますよ」

と突然訪問してくる業者が増える傾向があります。

屋根や外壁は、自分では確認しにくいため、不安を感じやすい場所です。

しかし、その場で屋根に上がらせたり、契約したりすることは避けましょう。

信頼できる会社であれば、

  • 雨漏り箇所の写真を見せる
  • 原因を説明する
  • 必要な工事だけを提案する

という対応をします。

火災保険の申請は契約者本人が行う

火災保険の申請を行うのは、住宅所有者などの保険契約者本人です。

工事会社が、

  • 被害状況の確認
  • 写真撮影
  • 見積書作成

をサポートすることはあります。

「保険申請をすべて代行しますよ」と契約を急がせる会社には注意が必要です。

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雨漏り修繕工事は見積り内容を比較する

雨漏り修繕は、原因によって工事内容が大きく変わります。

例えば、

  • コーキング補修
  • 防水工事
  • 屋根補修
  • 屋根葺き替え
  • 外壁補修

などがあります。

大切なのは、「保険が使えるか」だけではありません。

を確認することです。

見積りの比較方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

→ 見積りの注意点・見方を読む【3分】 

まとめ|雨漏りは原因によって火災保険の対象になる

雨漏り修繕工事は、原因によって火災保険が使える場合があります。

対象になる可能性があるのは、

  • 台風
  • 強風

などの自然災害による被害です。

一方で、屋根や防水、コーキングの劣化は、火災保険の対象から外れます。

災害後や突然の雨漏りでは、焦って契約せず、原因調査と信頼できる会社選びを優先しましょう。

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