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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームの相談をしていると、
「今日契約していただければ値引きできます」
「今月中に決めないと値上がりします」
と言われることがあります。その場では魅力的に聞こえるかもしれません。
「今決めないと損なのかな」「断ったら悪いかな」と不安になる方もいらっしゃいます。
しかし、その場で契約しなかったことで困るケースよりも、急いで契約して後悔するケースの方が多く見られます。
十分に比較や検討をしないまま契約すると、後悔につながることもあります。今回は、契約を急がせる会社について考えてみます。
なぜ契約を急がせる会社があるのか
会社によって理由はさまざまです。例えば、
- 今月の契約目標
- キャンペーン期間
- 営業担当者の成績
などが理由の場合もあります。そのため、急いで契約すること自体が、必ずしもお客様の利益になるとは限りません。まずは落ち着いて判断することが大切です。
「今日だけ」「今だけ」に注意したい理由
信頼できる会社であれば、お客様が納得して判断する時間を大切にします。
そのため、「今日だけです」「今決めてください」と強く契約を迫る場合は注意が必要です。
特に、他社との比較を嫌がったり、不安や疑問に十分答えないまま契約を勧めたりする場合は、慎重に判断した方が良いでしょう。
契約はいつでもできますが、やり直しは簡単ではありません。
急いで契約して後悔するケース
全国から寄せられる相談では、工事内容そのものよりも、「急かされて契約してしまった」ことを後悔する声を聞くことがあります。例えば、
- 他社の見積りを取らなかった
- 保証内容を確認しなかった
- 支払い条件を理解していなかった
- 工事内容を十分に把握していなかった
などです。契約後に「もっと比較しておけば良かった」という声はありますが、比較したこと自体を後悔する声はあまり聞きません。
だからこそ、契約前の比較や確認が大切になります。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
急がせる会社=悪徳業者とは限らない
一方で、現在は物価高や資材不足の影響もあり、本当に急いだ方が良いケースもあります。例えば、
- メーカーの値上げが決まっている
- 補助金の受付終了が近い
- 資材の納期が延びている
- 職人の工程が埋まり始めている
といった場合です。
そのため、「急がせる会社=悪徳業者」とは言い切れません。工事店ネットワークを運営していると、実際にこうしたケースも少なくありません。
大切なのは、急ぐ理由を説明できるかどうかです。まっとうな会社であれば、
- なぜ急ぐ必要があるのか
- いつまでなのか
- 契約すると何が変わるのか
を説明してくれます。
反対に、理由が曖昧なまま、「今日だけです」「今決めてください」と契約を迫る場合は、慎重に判断した方が良いでしょう。
契約前に確認したいポイント
契約前に確認したい4つのポイントは、
- 他社との比較
- 工事内容
- 保証内容
- 支払い条件
です。契約を急がされている場合は、「なぜ今契約する必要があるのか」も確認することをおすすめします。
見積りを比較する時のポイントについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
まとめ|納得してから契約しよう
契約を急がせる会社には注意が必要です。
ただし、本当に急ぐ理由がある場合もあります。大切なのは、「急いで契約すること」ではなく、「なぜ急ぐ必要があるのか」を確認することです。
納得できる説明があるなら前に進み、不安が残るなら一度、時間をとって検討することをおすすめします。
会社選びで迷った時は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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