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執筆:二級建築士 安藤勉
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「見積りをもらったけれど、少し内容を変えたい。」
「契約前なら設備や工事内容は変更できますか?」
「予算に合わせて減らすことはできるのでしょうか。」
リフォームを検討している方から、このようなご相談をいただくことがあります。
リフォームは決して小さな買い物ではありません。
見積りを比較したり、家族で相談したりする中で、
「やっぱり別の商品にしたい」
「この工事は必要ないかもしれない」
と思うことは珍しくありません。
結論から言うと、契約前であれば多くのリフォーム内容は変更できます。
ただし、変更する内容によっては、金額や工期に大きく影響する場合があります。
今回は、契約前に変更できること・注意が必要なことについて解説します。
リフォーム契約前なら変更できることが多い
リフォームの契約は、工事内容や金額に納得したうえで行います。
そのため、契約前であれば、
- 設備の変更
- 商品のグレード変更
- 工事範囲の調整
- デザイン変更
- 予算調整
などを相談できます。
むしろ、迷っていることがあれば契約前に確認することが大切です。
契約後に変更すると、追加費用や工期変更につながる場合があります。
契約前に変更しやすいこと
① 住宅設備の変更
キッチン、浴室、トイレ、洗面台などの設備は、契約前であれば変更しやすい項目です。
例えば、
- メーカーを変更する
- グレードを下げる
- オプションを追加する
- 別の商品を比較する
などです。ショールームを見学した後に、「やっぱり違う商品にしたい」と感じる方もいます。
契約前であれば、再度見積りを取り直して検討できます。
② 色やデザインの変更
内装や仕上げについても、契約前なら変更しやすいです。
例えば、
- 壁紙の色
- 床材
- 建具の色
- 水まわり設備のカラー
などです。完成後に変更することは難しいため、納得するまで選ぶことが大切です。
③ 工事範囲の変更
予算や優先順位によって、工事する場所を変更することもできます。
例えば、
「今回はリビングだけにする」
「水まわりをまとめて工事する」
「収納工事は次回にする」
などです。リフォームでは、すべてを一度に行う必要はありません。
家族の生活や予算に合わせて、優先順位を決めることが大切です。
④ 予算に合わせた調整
見積りを確認すると、
「思ったより費用が高かった」
ということもあります。
その場合、
- 設備のグレードを変更する
- 工事範囲を見直す
- 優先順位を整理する
ことで調整できます。
大切なのは、安くすることだけを考えるのではなく、本当に必要な工事を見極めることです。
契約前でも注意が必要な変更
契約前であれば何でも簡単に変更できるわけではありません。
内容によっては、専門的な確認が必要になります。
① 間取り変更など大きな変更
壁を撤去する、部屋の使い方を変えるなど、大きな変更は注意が必要です。
構造や耐震性に関係する場合もあり、簡単に変更できないことがあります。
また、設計や確認作業が必要になるため、時間がかかる場合があります。
② 工期に影響する変更
契約直前に大きな変更をすると、
- 材料の発注
- 職人の予定
- 工事期間
に影響する場合があります。
変更したい場合は、いつまでに決めればよいのか確認しましょう。
③ すでに発注済みの商品変更
契約前でも、会社によっては商品を先に手配している場合があります。
そのため、
「契約前だから必ず無料で変更できる」
とは限りません。
変更したい場合は、費用が発生する可能性について確認することが大切です。
変更した内容は必ず書面に残す
リフォームでは、打ち合わせ中に多くの変更が発生します。
注意したいのは、「言った、言わない」のトラブルです。
例えば、
「壁紙はこちらに変更した」
「収納を追加した」
「この工事は含めない」
などは、必ず見積書や変更書類に反映してもらいましょう。
口頭だけの約束では、後から確認が難しくなる場合があります。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
契約を急がず納得してから決める
リフォーム会社によっては、
「この価格は今日までです」
「早めに契約した方がお得です」
と言われることがあります。
もちろん、キャンペーンや商品の在庫などで期限がある場合もあります。
しかし、内容を十分確認しないまま契約することは避けましょう。契約前は、変更や疑問点を解消するための大切な期間です。
納得できるまで相談することが、後悔しないリフォームにつながります。
信頼できる会社は変更にも丁寧に対応する
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。
その中で、信頼できる会社には共通点があります。
それは、
- 変更によるメリット・デメリットを説明する
- 費用への影響を伝える
- 無理な変更を勧めない
- 内容を書面で確認する
という点です。
変更できるかどうかだけではなく、「変更した場合に何が変わるのか」を説明してくれる会社を選ぶことが大切です。
見積り変更は内容確認が重要
リフォーム内容を変更した場合、見積金額も変わります。
その際は、
- 変更前との違い
- 追加費用
- 減額される項目
- 工事期間への影響
を確認しましょう。
見積りの確認方法については、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ|契約前こそ納得するまで変更を検討する
リフォーム契約前であれば、多くの内容は変更できます。
変更しやすいものは、
- 設備
- 商品
- 色やデザイン
- 工事範囲
- 予算調整
などです。
一方で、
- 間取り変更
- 構造に関わる変更
- 工期に大きく影響する変更
は注意が必要です。大切なのは、変更した内容を必ず書面で確認することです。
契約前に十分検討することで、完成後の「思っていたものと違った」という後悔を防ぐことができます。
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