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執筆:二級建築士 安藤勉
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突然、
「外壁が傷んでいますよ」
「今なら安く工事できます」
と訪問販売の営業が来たことはありませんか?
外壁塗装の訪問販売と聞くと、「怪しい」「危険なのでは?」と感じる方もいると思います。
私どもは20年以上にわたり、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談を受けてきました。その中でも、訪問販売によるトラブル相談は少なくありません。
今回は、訪問販売の外壁塗装で確認したいポイントを解説します。
訪問販売の外壁塗装は危険?
訪問販売だからといって、すべての会社が悪いわけではありません。しかし、私どもでは突然訪問してくる業者との契約はおすすめしていません。
なぜなら、十分に比較検討しないまま契約してしまうケースが多いからです。
本当に信頼できる会社であれば、「今日契約してください」と急がせず、お客様が比較検討する時間も大切にしてくれます。
なぜ訪問販売が問題になるのか?
訪問販売では、突然訪問されるため、その場で判断を求められることがあります。例えば、
「今すぐ工事しないと危険です」
「今日契約すれば安くなります」
と言われると、不安や焦りから契約してしまうことがあります。しかし、外壁塗装は高額な工事です。本来は、複数の会社を比較しながら検討したい工事です。
実際にあった相談事例|80万円減額になったケース
福岡県の60代女性の方から、こんな相談がありました。
訪問販売の業者から、「今なら4割引で塗装できます」と勧められ契約。しかし後で調べると、相場より高い金額から値引きしただけでした。
さらに工事中には、屋根材が多数割れていたにもかかわらず、報告もなく工事が進められていました。その後の調査で工事の不備が見つかり、業者との話し合いの結果、80万円の減額となりました。
契約前に比較検討していれば、防げた可能性もあるケースでした。
「屋根が浮いています」と言われたら
訪問販売では、屋根や外壁の不具合を指摘されることがあります。もちろん、本当に問題が見つかる場合もあります。
しかし、私どもに寄せられる相談では、実際に確認すると特に問題が見つからないケースも少なくありません。
また、最初は屋根の話だったのに、「せっかく足場を組むなら外壁塗装も」と工事が広がっていくケースもあります。
「屋根が浮いています」と言われた場合は、点検商法の可能性もあります。
訪問販売だから悪いとは限らない
訪問販売だからといって、すべての会社が悪いわけではありません。実際には、訪問販売をきっかけに工事を行い、満足されている方もいます。
大切なのは、訪問販売という営業方法ではなく、提案内容や会社の信頼性です。
ここまでの内容は、塗装会社選びで確認したいことの一部です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
リフォーム会社にも、塗装会社にも共通する会社選びの基本を、順番に知りたい方はこちらをご覧ください。
訪問販売の営業が来た時の対処法
突然訪問されても、家の中に入れる必要はありません。私どもがおすすめしているのは、「親戚に工務店がいるので大丈夫です」と伝えてお断りする方法です。
それでも帰らない場合は、「お帰りください。警察を呼びます」と伝えましょう。
もし契約してしまっても、訪問販売にはクーリングオフ制度があります。慌てず相談することをおすすめします。
クーリングオフや契約トラブルについては、公的な相談窓口へ相談する方法もあります。
「契約してしまった」「クーリングオフできるか分からない」という場合は、問合せてみましょう。
その場で契約しないことが大切
もし、良い提案に見えたとしても、その場で契約する必要はありません。信頼できる会社であれば、比較検討する時間を嫌がりません。
反対に、「今日だけ」「今だけ」と契約を急がせる場合は注意が必要です。一度持ち帰り、家族とも相談しながら判断することをおすすめします。
まとめ|訪問販売だからではなく「急がせる営業」に注意
訪問販売だからといって、すべての会社が悪いわけではありません。しかし、突然の無料点検や、その場で契約を迫る営業には注意が必要です。
- その場で契約しない
- 家に上げない
- 他社にも相談する
- 工事内容と見積りを確認する
この4つを意識するだけでも、多くのトラブルは防ぐことができます。
大切なのは、訪問販売かどうかではなく、信頼できる会社かどうかを見極めることです。「今日だけ」「今だけ」と言われても、その場で契約する必要はありません。
不安を感じた時ほど、その場で決めないことが大切です。外壁塗装は急いで決める工事ではありません。納得できる会社を選び、安心して工事を任せられることが何より大切です。
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関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。