外壁塗装の手抜き工事は見抜ける?契約前に確認したいこと 

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執筆:二級建築士 安藤勉
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外壁塗装を検討していると、「手抜き工事が心配」という声をよく聞きます。

実際に、インターネットでも「塗装工事で失敗した」「工事後1年で塗装がはがれた」という話を見かけることがあります。

私どもは20年以上にわたり、全国のリフォーム会社の調査や、お客様からのご相談を受けてきました。その中でも、外壁塗装の品質や施工不良に関する相談は多く寄せられています。

今回は、外壁塗装で後悔する方を少しでも減らすために、確認したいポイントについて解説します。

外壁塗装で手抜き工事はあるの?

残念ながら、知識不足や不適切な施工によるトラブルは意外と多く存在します。

私どもにも、他社で工事をされた方から、施工不良が疑われるご相談が寄せられることがあります。

例えば、塗料が適切に使用されていなかった可能性があったり、本来必要な下塗り工程が十分に行われていなかったと考えられるケースもあります。

もちろん、真面目に工事をしている塗装会社も多くあります。一方で、知識不足や管理不足によって品質に差が出ることもあります。

外壁塗装は、完成すると見えなくなる工程が多いため、工事後に品質を判断することは簡単ではありません。

だからこそ、価格や塗料だけでなく、会社選びや工事管理の体制も重要になります。

手抜き工事が問題になる理由

外壁塗装は、完成すると見た目がきれいになります。そのため、工事直後に品質を判断することは簡単ではありません。

しかし、手抜き工事や施工不良による影響は、工事直後ではなく数年後に現れることもあります。

特に工事後1年から3年程度経ってから、

  • 塗膜のはがれ
  • ふくれ
  • 変色
  • ヒビ割れ

などが発生するケースがあります。

工事が終わった直後は分からなくても、後になって差が出ることがあるのです。

完成後には分からないことも多い

実は、手抜き工事で一番問題なのは、完成後には確認できないことです。 例えば、

  • 下塗りが適切に行われたか。
  • 十分な乾燥時間を確保したか。
  • 塗料メーカーが指定する施工方法を守ったか。

こうした内容は、完成後の見た目だけでは判断できません。

だからこそ、塗料の種類や価格だけでなく、工事管理の仕組みも重要になります。

完成後には見えない部分だからこそ、工事中の写真や記録をきちんと残してくれる会社かどうかが重要になります。

実際にあった相談事例

私どもには、「塗装して数年しか経っていないのに塗装が剥がれてきた」といった相談が寄せられることがあります。

当時の工事内容を、見積書や工程写真(工事中の写真)で確認すると、塗装面の清掃や下地処理が十分でなかった可能性や、素材に適していない下塗り塗料が使用されていた可能性が疑われるケースもありました。 

工事に問題があると判断できる場合は、担当した工事店に補修ややり直しを求めることができます。

ただし、見積書の内容が大まかだったり、工事中の写真や記録が残っていなかったりすると、原因の特定が難しいことも少なくありません。

また、外壁塗装の不具合がすべて手抜き工事とは限りません。

建物の状態や前回の塗装方法、下地の状況などによっては、きちんと工事を行っていても、工事後に不具合が出ることがあります。

外壁塗装は建物ごとに条件が異なるため、100%予測できるものではありません。

だからこそ、本当に確認したいのは、お住まいごとに最適な塗料や工事方法を見極める目を持った経験豊富な会社かどうかです。

そして、万が一問題が起きた時に、きちんと調査し、誠実に対応してくれる会社かどうかです。契約前には、

  • 工事内容が分かる詳細な見積書になっているか。
  • 工事写真を提出してもらえるか。
  • どのような管理体制で工事を行うのか。

こうした点も確認しておくことをおすすめします。

会社選びの流れを知りたい方へ

ここまでの内容は、塗装会社選びで確認したいことの一部です。

建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。

リフォーム会社にも、塗装会社にも共通する会社選びの基本を、順番に知りたい方はこちらをご覧ください。

工事中に確認したいポイント

手抜き工事を防ぐために、次のような点を確認しておくと安心です。

  • 工事写真を提出してもらえるか
  • 工事の進捗説明があるか
  • 工程表があるか
  • 保証内容が明確か

特に工事写真は重要です。

外壁塗装では、完成すると見えなくなる工程が多いため、写真が品質確認の手がかりになります。

工事写真については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

→ 外壁塗装の写真提出は必要?工事後に確認したいこと

まとめ|手抜き工事は契約前の会社選びが重要

外壁塗装の手抜き工事は、完成後には分からないことも少なくありません。

だからこそ、工事後に確認するのではなく、契約前の会社選びが重要になります。

  • 価格だけで決めない
  • 工事内容が分かる見積書を確認する
  • 工事写真を提出してもらう
  • 保証内容や管理体制を確認する

この4つを意識するだけでも、トラブルのリスクは大きく減らせます。

また、外壁塗装は建物ごとの条件によって、きちんと工事を行っていても不具合が発生することがあります。

大切なのは、「絶対に不具合が起きない会社」を探すことではありません。

お住まいに合った工事方法を提案できること。

そして、万が一問題が起きた時に誠実に対応してくれること。その両方を備えた会社を選ぶことが大切です。

なお、外壁塗装では、工事写真だけでなく、見積りや保証、工事体制なども大切です。外壁塗装に特化した会社選びのポイントについては、こちらで詳しく解説しています。

→外壁塗装会社選びの鉄則を見る(2分)

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関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。

→ リフォームお役立ちトピックス

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