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執筆:二級建築士 安藤勉
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リフォームを考え始めると、「築20年だからそろそろかな?」「まだ使えるから大丈夫かな?」と悩む方も多いと思います。
しかし、リフォームのタイミングは築年数だけで決まるものではありません。今回は、リフォームを検討する時期の考え方について説明します。
築年数だけでは判断できない
同じ築20年でも、家の状態は大きく異なります。
日当たりや立地、過去のメンテナンス状況によっても変わります。築15年でも雨漏りが起きる家もあれば、築30年を超えても大きな不具合がない家もあります。
また、家族構成や暮らし方によって必要なリフォームも変わります。そのため、築年数だけで判断するのではなく、今の状態を見ることが大切です。
急いだ方が良い工事もある
中には、早めの対応をおすすめしたい工事もあります。
- 雨漏り
- 漏水
- シロアリ被害
- 屋根材の破損
- 外壁の大きなひび割れ
これらは、放置すると建物そのものを傷める可能性があります。結果として、工事費用が高くなることもあります。
少し待てる工事とは?
一方で、急ぐ必要がない工事もあります。
- 小さなひび割れ(ヘアークラック)
- 壁紙の貼り替え
- 設備のグレードアップ
- 見た目だけの劣化
もちろん、状態によって判断は異なりますが、すぐに建物へ大きな影響が出るとは限りません。
まずは状態を確認し、優先順位を考えることが大切です。ただし、定期的な点検や状態確認は行いながら判断することをおすすめします。
訪問販売で不安をあおられても慌てない
全国から寄せられる相談では、訪問販売がきっかけでリフォームを検討するケースもあります。例えば、
「屋根が割れています」
「このままだと雨漏りします」
「今すぐ工事しないと危険です」
などと言われるケースです。
もちろん、本当に不具合が見つかることもあります。
しかし、その場で契約を決める必要はありません。屋根の上はお客様自身で確認できないため、不安になりやすい場所です。
本当に「工事が必要なのか?」「急がないと危ないのか?」は、他の会社にも確認してもらうことをおすすめします。
実際に、「今すぐ工事が必要です」と言われたものの、別の会社に見てもらうと、すぐに工事が必要な状態ではなかったというケースもあります。
中には、訪問販売で指摘された不具合が、実際には確認できなかったというケースも珍しくありません。不安を感じた時ほど、慌てて契約するのではなく、複数の意見を聞いてから判断しましょう。
困っていることから考える
リフォームを考える時は、まず「今何に困っているのか」を整理することをおすすめします。例えば、
- 冬寒い
- 段差が危ない
- 雨漏りが心配
- 収納が足りない
などです。全国から寄せられる相談でも、優先順位が決まっている方ほど、満足度の高いリフォームにつながる傾向があります。
反対に、何となく設備を新しくしたいという状態では、工事内容が広がり、予算オーバーになることもあります。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
困っていること・家の状態を確認
リフォームは、築年数だけで決めるものではありません。大切なのは、築年数ではなく、今困っていることと、建物の状態です。
雨漏りや漏水などは早めの対応が必要ですが、小さなひび割れや設備交換は急がなくても良い場合があります。また、訪問販売などで不安をあおられても、その場で契約する必要はありません。
まずは、何を優先するべきか整理することから始めましょう。
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