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防犯カメラは後付けできる?配線を目立たせず設置する方法

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「玄関や駐車場に防犯カメラを取り付けたい」

「配線が外壁に見えると、家の外観が悪くならない?」

「今住んでいる家でも、配線を隠して設置できる?」

このように、防犯カメラを設置したいけれど、配線や見た目が気になる方もいるでしょう。

防犯カメラは、すでに住んでいる戸建て住宅にも後付けできます。配線を壁の中や軒下に通し、目立ちにくくすることも可能です。

ただし、建物の構造によっては配線を完全に隠せない場合があります。

また、無線式でも電源ケーブルが必要な製品があるため、選び方には注意が必要です。

この記事では、防犯カメラを後付けする方法と、配線を目立たせずに設置するための注意点を解説します。

防犯カメラの配線を目立たせない4つの方法

1. 壁の中に配線を通す

外壁や室内の壁の中にケーブルを通す方法です。

配線がほとんど見えないため、外観をすっきり仕上げられます。

ただし、壁の中には柱や筋交い、断熱材などがあります。

希望する経路に配線できない場合や、壁の一部を開ける必要がある場合もあります。

また、外壁に配線用の穴を設ける場合は、雨水が入り込まないよう適切な防水処理が必要です。

2. 軒下や雨どいの近くに配線する

壁の中にケーブルを通せない場合は、軒下などの目立ちにくい場所に配線する方法があります。

屋外用の配管やカバーでケーブルを保護し、外壁の色に近い部材を選べば、目立ちにくくできます。

ただし、雨どいに直接固定するなど、設備の点検や排水を妨げる取り付け方は避ける必要があります。

3. 配線カバーで目立ちにくくする

外壁に沿って配線する場合は、専用の配線カバーを使う方法があります。

壁の色に近いカバーを選ぶことで、配線を目立たなくできます。

ただし、カバーが室外に見えるため、完全に隠せるわけではありません。

また、屋外では紫外線や雨に対応した材料を使用する必要があります。

4. バッテリー式のカメラを選ぶ

配線をできるだけなくしたい場合は、バッテリー式も選択肢になります。

電源ケーブルを引かずに設置できる製品があり、外壁を大きく変更せずに取り付けられる場合があります。

ただし、定期的な充電や電池交換が必要です。

また、製品によっては連続録画に対応していないため、録画方法も確認しましょう。

有線式と無線式、防犯カメラはどちらがよい?

防犯カメラは、通信方法だけでなく、電源の取り方にも違いがあります。

種類特徴注意点
有線式ケーブルで映像データを送る配線経路の確保が必要
Wi-Fi式映像データを無線で送る電源ケーブルが必要な製品もある
バッテリー式電源配線を省ける製品がある充電や電池交換が必要

有線式には、LANケーブル1本で通信と電力供給を行う「PoE(ピーオーイー)」方式もあります。

配線が必要ですが、電源と通信を別々に引かずに済む場合があります。

一方、Wi-Fi式は映像を無線で送りますが、必ずしも電源コードが不要なわけではありません。

配線を目立たせたくない場合は、通信方法だけでなく、電源をどこから取るかも確認しましょう。

防犯カメラはどこに設置するのがよい?

防犯カメラは、設置する場所によって撮影できる範囲が変わります。

玄関まわり

玄関では、訪問者や玄関前の様子を確認できる位置がおすすめです。

ただし、カメラを高すぎる場所に設置すると、顔が写りにくくなる場合があります。

玄関ドアを開けたときに、視界が遮られない位置に設定できているか?確認しましょう。

駐車場

駐車場では、車の周囲や出入りする人を撮影できる位置が考えられます。

ただし、夜間は車のライトがカメラに入ると、映像が見えにくくなることがあります。

また、駐車場全体を広く撮影すると、人の顔や細かな動きが確認しにくくなる場合があります。

勝手口・家の裏側

道路から見えにくい勝手口や家の裏側も、設置を検討する場所です。

ただし、夜間に撮影する場合は、照明やカメラの暗所撮影性能を確認しましょう。

また、カメラを設置した後も、点検や清掃ができる位置を選ぶことが大切です。

防犯カメラを後付けするときの注意点

1. 外壁への固定と防水処理を確認する

防犯カメラは、外壁にしっかり固定する必要があります。

外壁材の種類によっては、適切な下地や専用の固定部材が必要です。

また、配線のために外壁へ穴を開ける場合は、防水処理が不十分だと雨漏りの原因になることがあります。

2. 電源工事が必要か確認する

カメラの近くに電源がない場合は、新たに配線を設けることがあります。

住宅の100V電源配線を新設・変更する工事は、原則として電気工事士の資格が必要です。

一方、既存のコンセントに電源アダプターを差し込むだけの製品もあります。

使用する製品と設置場所に合わせて確認しましょう。

3. 隣家の敷地や窓を必要以上に撮影しない

防犯カメラの撮影範囲には、プライバシーへの配慮が必要です。

例えば、自宅の玄関を撮影するつもりでも、隣家の窓や庭が大きく映り込む場合があります。

不要な部分を撮影しないように、カメラの向きを調整しましょう。

4. 録画方法と保存期間を確認する

防犯カメラには、SDカードや録画機、クラウドなどに映像を保存する製品があります。

ただし、保存できる期間や月額料金は製品によって異なります。

また、インターネットにつながるカメラでは、初期パスワードの変更やソフトウェアの更新など、セキュリティ対策も重要です。

防犯カメラの後付け費用は何で変わる?

費用は、カメラの台数や機能だけでなく、配線工事の内容によって変わります。

工事内容費用が変わる理由
カメラ本体画質、夜間撮影、録画機能
配線工事壁内配線か露出配線か、距離
電源工事コンセントや電源回路の新設
外壁への取り付け外壁材、下地、防水処理
録画設備録画機や記録容量
高所作業設置する高さ、足場の必要性

例えば、バッテリー式を玄関付近に設置する場合と、複数台の有線カメラを家の周囲に設置する場合では、工事内容が大きく異なります。

また、壁の中に配線を隠す場合は、配線経路の調査や壁の補修が必要になることがあります。

見積もりでは、カメラ本体だけでなく、配線・電源・防水工事まで含まれているか確認しましょう。

配線を隠せない場合はどうする?

壁の構造や設備の位置によっては、配線を完全に隠せない場合があります。

その場合は、外壁の色に近い配線カバーを使い、軒下などの目立ちにくい場所を通す方法があります。

また、近くに電源を確保できない場合は、バッテリー式を検討することもできます。

ただし、充電のために頻繁に取り外す必要がある製品は、高い位置への設置に向かないことがあります。

見た目だけでなく、将来の点検や電池交換のしやすさも考えましょう。

防犯カメラを後付けする前に確認したいこと

工事前には、次の点を整理しましょう。

  1. 玄関・駐車場など、どこを撮影したいか
  2. 昼間だけでなく夜間も撮影したいか
  3. 壁の中や軒下に配線を通せるか
  4. 電源をどこから取るか
  5. 外壁の防水処理はどのように行うか
  6. 隣家の敷地や窓が映り込まないか
  7. 録画データをどこに保存するか

リフォーム会社には、特に次の3つを確認しましょう。

「配線は壁の中に隠せますか?難しい場合はどこを通しますか?」

「外壁に穴を開ける場合、どのような防水処理をしますか?」

「スマートフォンで映像を確認、再生できる機能は付いてますか?」

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

防犯カメラの後付けでよくある質問

Q1. 防犯カメラは外壁を壊さずに後付けできますか?

既存の外壁に固定し、配線カバーを使う方法などで、大きな解体をせずに設置できる場合があります。

ただし、固定用の穴や配線を通す穴が必要になることがあります。

Q2. Wi-Fi式の防犯カメラなら配線は不要ですか?

Wi-Fi式は映像データを無線で送りますが、電源ケーブルが必要な製品もあります。

配線をなくしたい場合は、バッテリー式などを検討しましょう。

ただし、充電方法や録画機能を確認する必要があります。

Q3. 防犯カメラは自分で取り付けられますか?

既存のコンセントを利用するタイプやバッテリー式など、自分で設置できる製品もあります。

ただし、外壁への固定や高所作業には注意が必要です。

また、住宅の100V電源配線を新設する工事などは、電気工事士の資格が必要です。

まとめ|後付け防犯カメラは配線経路と電源の確認が重要

防犯カメラは、既存の戸建て住宅にも後付けできます。

壁の中や軒下に配線を通したり、外壁の色に近い配線カバーを使用したりすることで、目立ちにくくできます。

ただし、建物の構造によっては、配線を完全に隠せない場合もあります。

また、Wi-Fi式でも電源ケーブルが必要な製品があるため、購入前に確認することが大切です。

まずは撮影したい場所と必要な機能を整理し、配線経路や電源の取り方を確認してもらいましょう。

リフォーム会社には、見た目だけでなく、外壁の防水や撮影範囲、将来の点検まで考えた提案をしてもらうことが重要です。

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