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執筆:二級建築士 安藤勉
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洗面所や脱衣室は、毎日使う場所でありながら、リビングやキッチンほどお金をかけずにリフォームを済ませてしまいがちです。しかし実際には、
「収納が足りなかった」
「思ったより使いにくい」
「もっと確認しておけばよかった」
という後悔の声も多い場所です。私たちは全国で20年以上、リフォーム会社の審査やお客様の相談をお受けしてきました。
今回は、洗面所・脱衣室リフォームで後悔する人に共通するポイントについてご紹介します。
後悔①ショールームと自宅は違う
水まわりのショールームは、明るく洗面台は明るく広々と見えます。
しかし、実際に自宅へ洗面化粧台を設置すると、
- 思ったより圧迫感がある
- 通路が狭くなった
- 扉が開けにくい
- 使い勝手が悪い
といったことがあります。特に洗面所は限られたスペースに、
- 洗面台
- 洗濯機
- 収納棚
- 脱衣スペース
を確保する必要があります。ショールームの印象だけで決めるのではなく、自宅の寸法や動線を確認しながら計画することが大切です。
後悔②収納計画を考えていなかった
洗面所リフォームで最も多い後悔の一つが収納不足です。例えば、
- タオルの置き場がない
- 洗剤の収納が足りない
- ドライヤーの収納場所に困る
- 家族の着替えを置く場所がない
などです。洗面台の収納量だけを見て決めてしまうと、工事後に物があふれてしまうことがあります。また、
- 家族の人数
- タオルのストック量
- 洗剤の買い置き
によって必要な収納量は大きく変わります。
収納は「どれだけ入るか」ではなく、「何をどこに収納するか」まで考えることが重要です。
後悔③予算が大きく増えた
洗面所リフォームでは、当初の見積りより費用が高くなることがあります。例えば、
- 三面鏡へ変更した
- 収納キャビネットを追加した
- 内装も一緒に交換した
- 洗濯機まわりを改修した
などです。さらに築年数が古い住宅では、
- 床の腐食
- 給排水管の劣化
- 下地の傷み
が見つかることもあります。その結果、工事中に追加費用が発生するケースも少なくありません。
事前調査が丁寧な会社ほど、こうしたリスクについて説明してくれます。見積りの見方については、こちらも参考になります。
後悔④寒さやヒートショック対策を考えていなかった
洗面所・脱衣室は住宅の中でも特に寒くなりやすい場所です。
しかしリフォームでは洗面台ばかりに目が向き、寒さ対策を後回しにしてしまうことがあります。例えば、
- 冬場の脱衣がつらい
- 浴室との温度差が大きい
- 暖房設備を設置しなかった
- 窓から冷気が入る
といった後悔があります。特に60代以降はヒートショック対策が重要です。洗面台を新しくするだけでなく、
- 内窓の設置
- 断熱性能の向上
- 脱衣室暖房
なども検討することで、より快適で安全な空間になります。見た目だけでなく、健康面まで考えた計画が大切です。
後悔⑤工事後のことを確認していなかった
契約前は設備選びに意識が向きます。しかし本当に重要なのは工事後です。完成後には、
- 洗面台にキズはないか
- 収納は正常に動くか
- 水漏れはないか
- 依頼どおり施工されているか
を確認しましょう。また、
- 不具合が起きたら誰に連絡するのか
- 保証期間は何年か
- 担当者が変わったらどうなるのか
- 会社が廃業したらどうなるのか
も契約前に確認しておくことが重要です。
工事後の対応まで説明してくれる会社は、信頼できる会社である可能性が高いと言えます。
本当の原因はリフォーム会社選び
ここまで洗面所・脱衣室リフォームで後悔しやすいポイントをご紹介しました。
しかし私たちがお客様相談をお受けする中で感じるのは、後悔の原因が洗面台そのものにあるケースは多くないということです。例えば、
- 収納計画の提案がなかった
- 追加費用の説明がなかった
- 寒さ対策の話がなかった
- 保証内容を確認していなかった
といったケースです。
こうした後悔の多くは、設備ではなく説明不足や確認不足によって発生しています。信頼できる会社は、
- 追加費用の可能性
- 工事範囲
- 設備のメリットとデメリット
- 工事後の対応
まで丁寧に説明してくれます。逆に、価格やキャンペーンばかりを強調する会社には注意が必要です。
洗面所・脱衣室リフォームで後悔しないためには、洗面台選び以上に会社選びが重要です。
建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】をあわせて見ると、会社を判断しやすくなります。
会社選びで大切なことを順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|後悔の原因は設備ではなく会社選び
洗面所・脱衣室リフォームの後悔は、設備そのものが原因とは限りません。価格やデザインだけではなく、
「どこまで説明してくれる会社か」
「将来まで考えて提案してくれる会社か」
という視点も大切です。同じ洗面台でも、依頼する会社によって満足度は大きく変わります。
後悔しないためには、設備選びだけでなく会社選びにも時間をかけましょう。
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関連する注意点は、リフォームお役立ちトピックスでも確認できます。