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執筆:二級建築士 安藤勉
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洗面所が狭い場合、隣の収納や廊下の一部を取り込んで広くできる場合があります。
ただし、壁を動かしても支障がないか?使い勝手が良くなるか?が重要です。
そのため、まず「洗面所を広くして何をしたいのか」を決めることが大切です。
洗面台を大きくしたいのか、着替えるスペースを広げたいのか、収納を増やしたいのかによって、最適な方法が変わります。
洗面所を広くする方法
洗面所を広くする方法は、まわりの部屋や、廊下の一部を取り込むことで広くすることが可能です。
例えば、
- 隣の収納を洗面所に取り込む
- 廊下の一部を洗面所に取り込む
といった方法があります。
特に、洗面所の隣に使っていない収納がある場合は、比較的検討しやすい方法です。
一方、廊下を取り込む場合は、洗面所が広くなる代わりに通路が狭くなります。
「洗面所が何cm広くなるか」だけでなく、変更後の家全体の使いやすさを見る必要があります。
収納や部屋の一部を取り込んで洗面所を広くする方法
洗面所の隣に物入れや収納スペースがあるなら、その一部を取り込む方法があります。
例えば、洗面台の横に収納を取り込めば、洗面台を大きくしたり、洗濯機まわりのスペースを広げたりできます。
お風呂が広すぎる場合は、浴室を少し狭くして、洗面所を広げる方法もあります。
廊下を取り込んで洗面所を広くする方法
洗面所に面した廊下を一部取り込む方法もあります。
廊下の幅に余裕があれば、洗面所側へ数十cm取り込むことで、洗面所の使い勝手を改善できる可能性があります。
ただし、廊下は家の中を移動するための重要なスペースです。
洗面所を広くした結果、廊下が狭くなった場合、家族がすれ違いにくくなったりすることがあります。
そのため、リフォーム後の廊下幅がどれだけ確保できるか?事前に確認しておきましょう。
洗面所を広くするときに確認したい3つの条件
1.取り込む壁を動かせるか
最初に確認したいのが、取り込む場所との間にある壁です。
壁を撤去できるかどうかは、見た目だけでは判断できません。
住宅の構造によっては、建物を支える重要な壁や筋交い、柱が関係していることがあります。
そのため、リフォーム会社に現地調査を依頼するときは「移動できない場合、どこまで広げられますか?」と聞いてみましょう。
2.洗面所の配管を移動できるか
洗面所では、給水・給湯・排水などの配管があります。
洗面台や洗濯機の位置を変える場合は、これらの配管も関係します。
そのため、壁を動かすだけでなく、洗面台や洗濯機をどこへ配置するのかまで一緒に考える必要があります。
水道管や排水管が古くなっていれば、新しくすることをおすすめします。
3.洗面所の出入口をどうするか
壁を移動すると、ドアの位置も変更する必要が出てくる場合があります。
洗面所を広くすることだけを考えていると、出入口が使いにくくなることがあります。
開き戸がよいか、それとも片引き戸が使いやすいか?など廊下や隣の部屋からの動線も確認しましょう。
「広くする」より「使いやすくする」方法もある
洗面所が狭いからといって、必ず壁を移動する必要はありません。
例えば、
- 洗面台をコンパクトなものに交換する
- 収納を壁面にまとめる
- 洗濯機まわりの収納を見直す
といった方法でも、使いやすくできる場合があります。
特に洗面所では、実際の面積よりも「洗面台・洗濯機・収納・出入口の配置」が使い勝手を左右することがあります。
そのため、工事会社には「洗面所を広げたい」と伝えるだけでなく、「何が狭くて困っているのか」を伝えましょう。
洗面所を広くする前に会社へ確認したいこと
リフォーム会社に現地調査を依頼したときは、次のような質問をしてみましょう。
ここで重要なのは、「できます」という回答だけで終わらせないことです。
どの壁を動かし、どこまで広げ、配管や収納をどうするのか。工事後の状態を図面などで確認してから判断しましょう。
よくある質問Q&A
Q1. 洗面所の隣にある収納を全部なくせば、広くできますか?
収納の壁を変更できる住宅であれば、取り込める可能性があります。
ただし、収納部分に柱や配管などがある場合は、希望どおりに変更できないことがあります。
一部だけを洗面所に取り込む方法も含めて検討しましょう。
Q2. 廊下を狭くして洗面所を広くしても大丈夫ですか?
廊下を取り込むこと自体は検討できますが、変更後の通行スペースを確認する必要があります。
洗面所だけを見て決めると、廊下が狭くなって生活しにくくなる可能性があります。
家具の搬入や家族の通行も含めて、変更後の動線を確認しましょう。
Q3. 洗面所を広くすると、洗面台も大きくできますか?
洗面所が広くなった分、洗面化粧台も大きくすることは可能です。
しかしながら、洗面スペースの使い勝手が悪くなるリフォームはおすすめできません。
まとめ|洗面所は「何cm広げるか」より使い方から考える
洗面所は、隣の収納や廊下を取り込んで広くできる場合があります。
ただし、壁を動かせるか、配管を変更できるか、廊下や収納が使いにくくならないかを確認する必要があります。
特に大切なのは、
- どの空間を取り込むか
- 壁や柱を変更できるか
- 洗面台や洗濯機をどう配置するか
- なくなる収納をどうするか
- 変更後の廊下や出入口が使いやすいか
をまとめて考えることです。
「洗面所を広くしたい」という希望だけでなく、
「着替えやすくしたい」
「洗面台の横を広くしたい」
「洗濯機まわりを使いやすくしたい」
など、目的をリフォーム会社に伝えてみましょう。
広げることが本当に必要なのか、別の方法で解決できるのかまで比較すると、より納得できるリフォームにつながります。
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