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執筆:二級建築士 安藤勉
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「現場で職人さんに会ったので、少し変更をお願いしたい。」
「担当者に連絡するより、職人さんへ直接伝えた方が早いですよね?」
「その場でお願いしても問題ないのでしょうか。」
このようなご相談をいただくことがあります。
私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。その中でも、工事中のトラブル原因として意外に多いのが『職人さんへの直接依頼』です。
結論から言うと、工事内容の変更は、職人さんだけに伝えるのではなく、必ず担当者や現場監督を通して依頼することをおすすめします。
今回は、その理由をご紹介します。
職人さんは工事を進める立場
職人さんは、工事を丁寧に施工することが役割です。一方で、
- 契約内容の変更
- 追加工事の判断
- 見積りの作成
- 工程の調整
などは、担当者や現場監督が管理しています。
そのため、職人さんへ直接お願いしても、その場で判断できない内容は少なくありません。
「少しだけ」が大きな変更になることも
例えば、
「棚をあと10cm移動してください。」
「コンセントの位置を変えてください。」
「壁紙の色を変更したいです。」
という依頼は、一見すると小さな変更に思えます。
しかし実際には、
- 材料の変更
- 配線や下地の変更
- 工程の組み直し
- 追加費用の発生
につながることがあります。
現場だけで判断すると、後から「聞いていない」「追加費用が必要だった」というトラブルになりかねません。
担当者にも必ず連絡しよう
工事内容を変更したいと思ったら、
まず担当者へ連絡し、
- 変更できるか
- 追加費用はあるか
- 工期に影響するか
を確認しましょう。
そのうえで現場へ指示が伝われば、認識のズレを防ぎやすくなります。
現場で気付いたことは相談しても大丈夫
もちろん、職人さんへ相談すること自体が悪いわけではありません。例えば、
- 「ここが少し気になります。」
- 「担当者へ伝えていただけますか。」
- 「変更したいので相談できますか。」
という伝え方であれば問題ありません。
その場で工事内容を決めるのではなく、担当者を交えて確認することが大切です。
口約束ではなく書面で確認する
変更内容が決まったら、
- 追加見積書
- 変更内容
- 工期
を確認しましょう。
口頭だけで進めてしまうと、「言った・言わない」というトラブルにつながることがあります。
追加工事については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
本当の原因は会社選び
「職人さんへ伝えたのに反映されていなかった。」
「担当者は聞いていないと言われた。」
こうしたトラブルは、誰か一人が悪いというより、情報共有の仕組みに原因があることが少なくありません。
私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、
- 現場と担当者の連絡体制が整っている
- 変更内容を必ず書面で確認する
- お客様への報告を欠かさない
- 判断が必要な内容はその場で決めない
という特徴があります。
工事の品質だけでなく、情報共有がしっかりしている会社を選ぶことも、安心してリフォームを進めるための大切なポイントです。
リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。
リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。
会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ|変更の相談は担当者を通すのが安心
工事中に気になることが出てくるのは珍しいことではありません。
ただし、工事内容の変更は職人さんだけに伝えるのではなく、担当者や現場監督を通して確認することが大切です。
追加費用や工期への影響も含めて説明を受けたうえで判断すれば、「思っていたのと違う」というトラブルを防ぎやすくなります。
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