タイルのお風呂は修理とリフォームどちらがお得?判断ポイントを解説

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執筆:二級建築士 安藤勉
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「タイルのお風呂にひびが入ってしまいました。」
「修理だけで使い続けられますか?」
「ユニットバスにした方がいいのでしょうか?」

このようなご相談をいただくことがあります。私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。

その中でも、築20年以上の住宅では、タイルのお風呂を修理するか、ユニットバスへリフォームするかで悩まれる方が多くいらっしゃいます。

結論から言うと、小さな不具合なら修理で対応できますが、老朽化が進んでいる場合はリフォームした方が安心なケースも少なくありません。

今回は、その判断ポイントをご紹介します。

修理で済むケース

タイルのお風呂でも、すべてをリフォームする必要はありません。例えば、

  • タイルのひび割れ
  • タイルの目地の補修
  • コーキングの打ち替え
  • 水栓やシャワーの交換
  • ドアの部品交換

などは、部分的な修理で改善できることがあります。

築年数がそれほど古くなく、傷みが一部だけであれば、修理の方が費用を抑えられるでしょう。

こんな症状はリフォームを検討しよう

次のような症状がある場合は、修理だけでは根本的な解決にならないことがあります。

  • タイルが何枚も浮いている
  • 床が沈むように感じる
  • 浴室がとても寒い
  • 窓や壁に結露が多い
  • 水漏れが疑われる

特に床や壁の内部まで傷みが進んでいる場合は、表面だけ修理しても再発する可能性があります。

現地調査で原因を確認したうえで判断することが大切です。

築30年以上ならユニットバスも選択肢

築30年以上の住宅では、浴室だけでなく給水・給湯・排水配管も劣化していることがあります。

また、タイルのお風呂は断熱性能が低く、冬場に寒さを感じやすいという特徴があります。

ユニットバスへリフォームすると、

  • 床が冷たくなりにくい
  • 浴槽のお湯が冷めにくい
  • 掃除がしやすい
  • 段差を解消しやすい

など、快適性や安全性が向上します。

長く住み続ける予定であれば、修理だけでなくリフォームも比較して検討するとよいでしょう。

修理を繰り返すと費用が高くなることも

「今回はタイルだけ」
「次は水栓」
「数年後に浴槽」

というように修理を繰り返すと、その都度工事費がかかります。

結果として、ユニットバスへ交換した方が総費用を抑えられたというケースもあります。

目先の修理費だけでなく、今後10~15年の維持費も考えて判断することが大切です。

修理とリフォームの両方を見積りしてもらおう

迷った場合は、

  • 修理した場合の費用
  • ユニットバスへリフォームした場合の費用

の両方を比較することをおすすめします。

また、ユニットバスへのリフォームは、省エネ性能やバリアフリー性能によって補助金の対象になることもあります。

工事内容や見積りを比較するときのポイントは、こちらで詳しく解説しています。

→ リフォーム見積り確認ポイント【約2分】

本当の原因は会社選び

「修理だけで十分だったのに、高額なリフォームを勧められた。」
「修理を選んだ結果、数年後に大規模な工事が必要になった。」

このようなご相談は少なくありません。

私たちが20年以上リフォーム会社選びに携わる中でも、信頼できる会社ほど、

  • 修理できる範囲を正直に説明する
  • リフォームが必要な理由を具体的に伝える
  • 修理とリフォームの両方を提案する
  • 将来のメンテナンスまで考えてアドバイスする

という特徴があります。

価格だけで判断するのではなく、ご自宅の状態に合わせた提案をしてくれる会社を選ぶことが大切です。

会社選びの流れを知りたい方へ

リフォームの依頼先で失敗を防ぐためには、会社選びも大切です。

リフォーム会社を選ぶときは、建設業許可・自社施工・見積り・保証の【4つの基準】の4つが特に重要だと考えています。

会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。

まとめ|今後何年使うかを考えて判断しよう

タイルのお風呂は、小さなひび割れや設備の故障であれば修理で対応できる場合があります。

一方で、浴室全体の老朽化や断熱性、安全性に不満がある場合は、ユニットバスへのリフォームが快適な暮らしにつながることもあります。

迷ったときは、修理とリフォームの両方の見積りを比較し、今後どれくらい住み続ける予定なのかも踏まえて判断することをおすすめします。

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