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寝室の近くにトイレを増設できる?老後を考えた間取り変更

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「夜中にトイレへ行くたび、廊下を歩くのが大変」
「将来を考えて、寝室の近くにトイレが欲しい」
「2階の寝室の近くに、もう一つトイレを増やしたい」

寝室の近くにトイレがあれば、安心です。寝室まわりにトイレを増設、または近くに移動するためには、排水の配管ルート確認が必要です。

この記事では、寝室の近くにトイレを移動するための確認方法や、老後を考えたトイレの間取り変更について解説します。

トイレを増設するなら、どこが候補になる?

寝室の近くにトイレをつくる場合、いくつかの方法があります。

① 収納や納戸をトイレにする

寝室の近くに収納や納戸がある場合、その一部または全部をトイレスペースとして活用できます。

新しく部屋を増築する必要がないため、最も検討しやすい方法です。

ただし、収納をなくすことになるため、失われる収納量も考えておきましょう。

「トイレはできたけれど、収納が足りなくなった」ということにならないよう注意が必要です。

② 廊下の一部を取り込む

廊下に余裕がある場合、その一部をトイレとして使う方法もあります。

ただし、廊下が狭くなると、家具の搬入や日常の移動に影響することがあります。

トイレの広さだけでなく、廊下を含めた動線全体を確認しましょう。

③ 寝室の一部を分ける

寝室が十分に広い場合、その一部をトイレとして区切る方法もあります。

寝室から近いだけでなく、夜間の移動距離をかなり短くできます。

一方で、トイレの音や臭いが寝室に伝わりやすくなるため、壁やドアの位置だけでなく、換気や防音にも配慮しましょう。

トイレ増設で最も重要なのは排水工事

トイレを増設するとき、特に確認したいのが排水です。

便器から流れた汚水を、既存の排水管へ適切に流せるように工事する必要があります。

そのため、「寝室の近くに空いている場所がある」「収納をトイレにできそう」というだけでは、増設できるとは限りません。

床下に排水管を通せるか、既存の排水管までどのように接続するかなどを確認します。

トイレの増設を考えるなら、最初に排水のルートを確認することが大切です。

2階の寝室近くにトイレを増設する場合

2階の寝室の近くにトイレを増設する場合も、排水が大きなポイントになります。

2階から1階、敷地の排水桝まで、適切なルートを確保する必要があるためです。

また、1階の天井裏や2階の床下に十分なスペースがあるかも確認します。

さらに注意したいのが音です。寝室のすぐ近くにトイレを設置すると、排水音や給水音が気になることがあります。

夜間に使用する可能性が高いトイレだからこそ、音への配慮も重要です。

老後を考えるなら「トイレの場所」だけでなく動線を考える

寝室の近くにトイレをつくる目的は、単に距離を短くすることではありません。

夜間の移動を、できるだけ安全で負担の少ないものにすることが大切です。

例えば、

  • 寝室からトイレまで段差がない
  • 廊下を長く歩かなくてよい
  • 夜間でも足元を確認しやすい
  • トイレの出入口を使いやすくする

といったことも考えましょう。

将来、杖や歩行器を使うようになった場合など、今とは必要な動線が変わる可能性もあります。

「今、歩けるから大丈夫」ではなく、将来の使い方まで考えておくと安心です。

トイレを増設せずに寝室を移動する方法

実は、老後の間取り変更では「トイレを増やす」ことだけが方法ではありません。

例えば、現在1階にトイレがあるなら、寝室そのものを1階へ移す方法があります。

この方法なら、トイレを新設しなくても夜間の移動距離を短くできます。

また、空いた2階の部屋を収納や趣味の部屋などに変更することもできます。

寝室のリフォームでは、水道配管や、排水管の移動工事が不要なため、トイレの移動よりも費用を抑えて工事が可能です。

ここを分けて考えると、リフォームの選択肢が広がります。

工事前にリフォーム会社に確認しておきたいこと

リフォーム会社に見積もりを依頼するときは、次のことを確認しましょう。

「寝室または近くにトイレを増設できますか?」
「排水管はどこでつなぎますか?」
「寝室への音は問題ありませんか?」
「将来、手すりを設置できる壁はありますか?」

そして、移動できる・増設できないだけでなく、なぜその場所ならできるのか、できない理由や、代替案も提案してもらいましょう。

✓ 会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。

会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

よくある質問Q&A

Q. 収納をトイレに変更することはできますか?

A. 条件が合えば可能です。

収納の広さだけでなく、給排水や換気のルートを確保できるか確認する必要があります。

また、収納をなくした後に、家の中の収納量が不足しないかも考えておきましょう。

Q. 寝室のすぐ隣にトイレをつくっても大丈夫ですか?

A. トイレの設置は、可能ですが、音や換気にも配慮が必要です。

特に夜間に使用するトイレでは、排水音やドアの開閉音などが気になることがあります。

寝室との間に収納などを挟む配置も含めて検討するとよいでしょう。

Q. トイレを増設するより、寝室を1階へ移したほうがいいですか?

A. 家の間取りによって変わります。

1階に既存のトイレがあり、寝室にできる部屋があるなら、寝室を移動する方法も選択肢になります。

一方、1階に寝室をつくるスペースがない場合などは、トイレの増設を検討することになります。

「夜間の移動を短くしたい」という目的から、両方を比較しましょう。

まとめ|将来を見据えたトイレ工事を

寝室の近くにトイレを増やせるスペースがあり、排水管のルートが確保できれば設置可能です。

ただし、トイレが近ければ良いとは限りません。

本当に大切なのは、将来を見据えた使いやすいトイレになるか?が大切です。

トイレを増やす、移動するよりも、トイレの近くに寝室を移動する方法もあります。

自宅に合った、最適な間取りをリフォーム会社に提案してもらいましょう。

トイレの段差を無くしたり、手すりの設置、エコ設備を付ける工事は、補助金が使える場合がありますので、活用しましょう。

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