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夜中のトイレが遠い家はどうする?寝室とトイレの位置を見直すリフォーム

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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夜中にトイレへ行くとき、寝室からトイレまで遠いと感じることはありませんか?

昼間なら気にならない距離でも、夜中に目を覚まして暗い廊下を歩くとなると、負担に感じることがあります。

特に、「寝室は2階、トイレは1階」という家では、夜中に階段を上り下りしなければなりません。

今は問題なくても、年齢を重ねれば移動が負担になる可能性があります。

将来の暮らしも考えて、寝室とトイレの位置関係を見直しておくのも一つの方法です。

まずは夜中のトイレまで実際に歩いてみる

リフォームを考える前に、現在の動線を確認してみましょう。

夜中に実際に寝室からトイレまで歩いてみると、昼間には気づかなかった不便が見つかることがあります。

例えば、

  • 寝室からトイレまで廊下が長い
  • 途中で何度も曲がる
  • 階段を使わなければならない
  • ドアを何枚も開ける
  • 廊下や階段が暗い
  • 途中に家具などがある

といった状態です。大切なのは、単純な距離だけではありません。

「夜中にどれだけの動作が必要なのか」まで確認しましょう。

夜間の移動が大変になる前に考えたいこと

夜中のトイレまでの移動は、昼間とは条件が違います。

寝起きで体が十分に動かないこともあります。

暗い場所では、段差や障害物にも気づきにくくなります。

また、急いでトイレへ向かうこともあるでしょう。

そのため、今は問題なくても、

「階段を使わずに済むようにしたい」
「寝室からもう少し近くしたい」

と考えるなら、早めに間取りを見直すことも選択肢です。

寝室の近くにトイレを配置する

リフォームで間取りを変更できる場合は、寝室の近くにトイレを配置する方法があります。

寝室から短い廊下を通るだけでトイレへ行けるようにすれば、夜間の移動距離を減らせます。

特に現在の寝室とトイレが離れている住宅では、大きな改善になる場合があります。

ただし、トイレの移動には給排水管や換気などの工事が関係します。

希望する場所に必ず設置できるとは限らないため、住宅の状態を確認する必要があります。

2階にトイレを増設する

寝室が2階にあり、トイレが1階しかない場合は、2階にトイレを新設する方法もあります。

寝室と同じ階にトイレがあれば、夜中に階段を使う必要がなくなります。

ただし、設置するには、

  • トイレを置くスペース
  • 給排水管
  • 換気
  • 電気
  • 床や壁の工事

などの確認が必要です。

特に排水管の位置によっては、希望する場所への設置が難しい場合があります。

「2階にトイレを作れば解決」と決めつけず、専門業者に確認してもらいましょう。

寝室をトイレのある階へ移す

トイレを移動したり増設したりするのではなく、寝室の場所を変える方法もあります。

例えば、現在2階にある寝室を1階へ移す方法です。

1階にトイレがあれば、夜中に階段を使わずに済みます。

また、現在あまり使っていない和室や子ども部屋などを寝室として活用できる場合もあります。

大規模な増築をしなくても、今ある部屋の使い方を変えるだけで動線を改善できないか考えてみましょう。

廊下や部屋の配置を見直す

寝室とトイレの位置を大きく変えられない場合は、廊下や部屋の配置を見直す方法もあります。

使っていない部屋や収納の位置を変更することで、寝室からトイレまでの移動距離を短くできる場合があります。

ただし、壁や柱を変更する場合は、住宅の構造を確認する必要があります。

間取りだけを見て判断せず、リフォーム会社などに相談しましょう。

トイレまでの動線はドアも確認する

夜間の移動では、ドアの開け閉めも負担になります。

開き戸の場合、扉を開くためのスペースが必要です。

廊下が狭い場合は、扉を開けることで通路をふさいでしまうこともあります。

そのような場所では、引き戸への変更も選択肢になります。

ただし、引き戸に変更できるかどうかは壁の構造や間取りによって異なります。

今回のような夜間動線では、寝室からトイレまでの一連の動作として考えることが大切です。

照明を見直すだけでも改善できる

トイレの位置を変更しなくても、夜間の移動をしやすくする方法があります。

例えば、

  • 人感センサー付き照明
  • 足元照明
  • 廊下の常夜灯
  • 寝室から操作しやすい照明

などです。

夜中にスイッチを探す必要がなくなれば、暗い中を歩く負担を減らせます。

特に階段を通る場合は、足元が十分に見えるようにしておきましょう。

大規模なリフォームが必要とは限らない

「夜中のトイレが遠い」という理由だけで、家全体をリフォームする必要はありません。

例えば、

「廊下を明るくする」
「障害物を片付ける」
「照明を追加する」

といった小さな改善でも、使いやすさは変わります。

一方で、将来的に階段を使わない暮らしを考えているなら、

  • 寝室を1階へ移す
  • 2階にトイレを増設する
  • 寝室とトイレを近づける

といった大きなリフォームを検討してもよいでしょう。

今の不便の大きさと、これからの暮らし方に合わせて選ぶことが大切です。

リフォーム前に確認したいポイント

寝室とトイレの位置を変更する場合は、希望だけでなく住宅の状態も確認する必要があります。

特に、

  • 給排水管をどこに通すか
  • 壁や柱を変更できるか
  • トイレを設置するスペースがあるか
  • 換気設備を設けられるか
  • 電気配線を変更できるか

などです。

同じような間取りでも、住宅の構造や設備によって工事内容は変わります。

そのため、具体的なプランを決める前に、現地を確認してもらいましょう。

会社選びで大切なこと

実際にリフォームを進めるときは、どの会社に依頼するかも大切です。 会社選びでまず確認したい4つのポイントをまとめています。

元気に動ける今だから将来を考える

「夜中のトイレくらい歩ける」と思う方も多いでしょう。

もちろん、今すぐ大きなリフォームが必要とは限りません。

しかし、10年後、20年後も同じように階段を上り下りできるとは限りません。

だからこそ、まだ問題なく動けるうちに、現在の住まいを見直しておくことが大切です。

特にリフォームの予定があるなら、単に古くなった場所を直すだけでなく、「これからも無理なく暮らせるか」という視点を加えてみましょう。

まとめ

夜中のトイレが遠い家では、寝室からトイレまでの距離だけでなく、階段や廊下、ドア、照明などを含めて夜間の動線を確認することが大切です。

改善方法には、

  • 寝室の近くにトイレを移動する
  • 2階にトイレを増設する
  • 寝室をトイレのある階へ移す
  • 廊下や部屋の配置を見直す
  • トイレのドアを引き戸にする
  • 夜間照明を改善する

などがあります。

すべてを一度にリフォームする必要はありません。

まずは夜中に実際の動線を歩いてみて、

「今は大丈夫だけれど、将来は負担になりそうな場所」

を探してみましょう。

50代・60代から少しずつ住まいを見直しておけば、将来も無理なく暮らせる家につながります。

リフォームをする際は、今の生活だけでなく、10年後、20年後の暮らし方も含めて、家族やリフォーム会社と相談してみてはいかがでしょうか。

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