〇リフォーム費用について
一般的に、ひとつひとつ工事をするよりも、一度に工事をした方がお得といわれています。その理由は次の2点です。
・無駄な工事が無くなり、分けて工事するよりも安くなります。
例えば、水まわりのリフォームで、今回はキッチン、次は浴室、それが終わったらトイレ、洗面所のリフォームをしたとします。その場合、その都度、打ち合わせ・材料の調達・職人の確保などの仕事が必要になり、費用が上がります。一度に工事をすれば、余計なコストを減らせます。結果として費用を安く抑えることができます。
・打ち合わせから、完成までの工事期間を短縮できます。
水まわりの工事を別々にすると、打合せ~工事完成まで数か月~1年かかることがあります。まとめて工事をすることにより、打ち合わせや、工事の準備等の時間を短縮することができます。リフォームは工事ごとに大工、電気、水道といった専門の職人が作業します。そのため、工事期間が長くなると、気づかないうちにストレスが溜まっていることがあります。工事期間を短縮することで、心の負担を軽くすることになります。
一括で工事をしたのでお得になった事例
「浴室と洗面脱衣室のリフォームは一緒にするとお得です」
在来(タイル)浴室をシステムバスにリフォームするときは、浴室の入り口壁を解体します。システムバスを取付け後、入口の壁をつくり、新しく作った壁をクロスなどの内装工事で仕上げます。入口の壁だけではなく、洗面脱衣室の内装を同時にリフォームすることでお得にリフォームできます。隣り合う水まわりの空間は、別々に工事をすると工事内容が重なることがあります。同時にリフォームすることで費用を削減できます。
「外壁をリフォームするときは屋根のリフォームも検討しましょう」
外壁塗装や外壁を張り替える場合、足場を組んで作業します。足場代は、建物の大きさにもよりますが、15~25万円も必要です。外壁の工事が必要な場合、屋根のメンテナンスが必要な時期にきています。専門業者に点検してもらい、必要であれば屋根のリフォームをしましょう。屋根と外壁を別々に工事すると、足場を2回掛けなければなりません。これを一度に工事することで、足場代の費用を節約することができます。
ただし、注意が必要です。リフォーム業者の中には、本来必要のない屋根のリフォーム工事をすすめることがあります。専門知識の豊富なリフォーム業者に点検を依頼しましょう。※優良工事店ネットワークでは、無料点検サービスを行っております。気なる点がありましたら、お問い合わせ下さいませ。
〇その他の事例
・間取りの変更リフォーム→耐震工事、断熱工事も検討しましょう。
・キッチンリフォーム→ダイニング~リビング空間も含めて検討しましょう。
これらは、工事に関してつながりがあり、同時にリフォームすることで、期間も費用も抑えることができます。
〇一緒に工事をしても損なことも?
まとめて工事をすることで損をすることがあります。
事例:屋根の修理とトイレのリフォーム
リフォームを一度にすることで、費用を節約できると思い、屋根の修繕とトイレリフォームを業者に依頼しました。実際に工事が始まってみると、屋根を修理する大工とトイレのリフォームをする職人は別の人だった。調べてみると、別々に発注してもそれほど費用に差がないことが後でわかった。工事費に差がないのであれば、日頃使うトイレの方にもっとお金をかけることができたのに・・・。今回は、両方の工事内容にあまり関連性がなく、それぞれに専門の職人が入ったために起きたことです。
リフォームは、つい気持ちが大きくなり、予算を越えた計画を立ててしまいがちです。しかもリフォーム業者に「一度にやったほうがお得ですよ!」とか「ついでにここもリフォームしましょう」など勧められることがあります。一度にリフォームすることでお得になることもありますが、今後の生活スタイルを考えて計画しましょう。
←リフォーム成功ガイドに戻る
冊子請求・工事店紹介、その他リフォームのご相談