マンションリフォームでの注意点

マンションのリフォームの場合、マンションならではのポイントを抑えておくことが欠かせません。次の?～?チェックポイントは、リフォーム前にしっかりと確認しておきましょう。

チェック?　専有部分と共用部分

マンション（集合住宅）は、個人でリフォームできる範囲（専有部分）と、できない範囲（共用部分）があります。たとえば、窓や玄関ドア、ベランダなどは専有部分ではなく共用部分のため、個人で勝手にリフォームすることができません。この棲み分けは、マンションによって若干異なるため管理組合に確認する必要があります。また、フローリングの防音規定などもマンションによって様々なため、必ず管理組合に確認しましょう。

チェック?　共用部分のリフォーム

マンションでは、共用部分の修繕工事が行われることがあります。工事中は足場やシートが掛かったり、大型車が出入りしたりします。この時期と個人のリフォームが重なってしまうと、材料の搬入や工事車両の駐車などがスムーズにいかず、これがトラブルの原因になることもあります。リフォーム工事をスムーズに進めるためにも、共用部分のリフォームとは時期が重ならないようにしましょう。

チェック?　電気やガスの容量確認

たとえば、キッチンのリフォームでは、新たにIHクッキングヒーターや食洗機を取り付けたり、ガス給湯器を取り替える際には、給湯能力を上げたり追い炊き付きにしたりします。このようなリフォームでは、電気やガスの容量を上げなければならないケースがほとんどです。しかし、電気やガスの最大容量は、マンションの規約によって決まっているので、容量をどこまで大きくできるか、事前に管理組合へ確認しましょう。

チェック?　プランを考える前に

戸建てリフォームの場合は、間取りの変更が自由にできます。しかし、マンションの場合は、共用部分の壁や梁等は壊すことができないため、戸建てほど自由に間取りを変えることはできない場合があります。また、最新のキッチンやトイレを取付けたいと思っても、排気や排水の位置が合わずに設置できないこともあります。希望の間取りや設備機器の設置が可能か、事前に確認しましょう。

チェック?　近隣に対する心遣い

マンションは壁や床がつながっているので、工事中の音が想像以上に遠くまで伝わります。そのため、近隣に対する心遣いや配慮が大切です。着工前には近隣の方に挨拶をしておきましょう。その際、工事開始日や工事の終わる予定日も伝えましょう。また、決められた工事時間を守ることも大切です。「音がしないから大丈夫」と夜遅くまで塗装工事をしたため、臭いが原因でトラブルになった事例もあります。工期が遅れているからといって、日曜日や祝日に工事をするのはやめましょう。

マンションリフォームをするには、マンションならではの専門知識が必要です。そのため、業者選びでは、マンションリフォームの経験が豊富であることが重要な条件になります。優良工事店ネットワークの参加工事店には、マンションリフォームの豊富な現場経験と確かな建築知識を併せ持った工事店が多数在籍しています。リフォームをお考えの際は、ぜひご相談下さいませ。