さて、今回は「住宅省エネキャンペーン2025」の4事業のうち「先進的窓リノベ2025事業」について探ってみたいと思います。
「先進的窓リノベ2025事業」は環境省が管轄する事業で、断熱性能の高い窓やドアへリフォームすれば、リフォーム費用の1/2相当等が補助(上限200万円)されます。
※断熱性を高める事が目的なので、部屋と部屋の間のドアは対象にはなりません
4つの補助金事業の中でも上限200万円/戸と一世帯あたりの補助額が大きいのが注目ポイントです!
家の中で最も熱が出入りしやすいのは窓などの開口部です。
つまり、窓を断熱性の高いものにリフォームすれば、家の中の温度が外気に左右されることなく、一定温度を保つことができるため、エアコンなどを使う頻度が減り、電気代が安くなります!
先進的窓リノベ2025事業の注意ポイント3選
「先進的窓リノベ2025事業」を利用して窓のリフォームをする場合、私たち消費者が注意しなければならないポイントが3つあります。
①事業者登録済のリフォーム会社に依頼すること
「先進的窓リノベ2025事業」は、事業者登録している業者が申請しなければ補助金を受け取ることができません。リフォームの依頼先が窓リノベ事業者登録をしているか?事前に確認しましょう。補助金申請に慣れているリフォーム会社に依頼すると、手続きがスムーズです。
②使い勝手を考えること
すべての窓に内窓を設置すると、断熱効果が高まります。しかし、頻繁に出入りする掃き出し窓に内窓を設置すると、出入りの度に2回窓を開ける必要があります。洗濯物をかかえて外に出たいのに、毎度2回も窓を開けるのに手間取るのも面倒です。このような場合は、内窓よりも、既存の窓サッシを撤去し、断熱効果の高い窓を取り付けるリフォームがおすすめです。窓交換の費用を抑えるには、カバー工法と呼ばれるリフォームの方法もございます。
③補助額が5万円以上になること
「先進的窓リノベ2025事業」は、補助額が5万円未満の場合は、補助金を受け取ることができません。補助額は、窓の大きさや、断熱のレベルがグレードによって変わります。小さな窓の内窓設置の場合、Aグレードの補助額は12,000円、断熱効果の高い内窓では、SSグレードでも46,000円で5万円に届きません。
内窓1か所だけでは、補助金の対象外になる可能性があるので注意が必要です。
また、製品選びを間違えると補助金がもらえません。補助金申請のときに、「性能証明書」が発行される商品を選びましょう。
優良工事店ネットワークでは、全国各地に先進的窓リノベ事業に事業者登録した工事店がいます。補助金を使ってお得にリフォームされたい方は、ご相談ください。