洋室や寝室、子ども部屋の収納といえば「クローゼット」です。クローゼットは、壁付けのタイプをイメージされると思いますが、クローゼットには、人が出入りできるウォークインクロゼットや、通り抜けできるウォークスルークローゼットもあります。今回はそれぞれのクローゼットの特徴と収納率について解説します。
1,壁面クローゼット
壁面クローゼットは、洋室の壁面に設置するクローゼットです。奥行きは45~60㎝程度で、衣服を掛けて収納したときに収まるサイズに設計されています。新築時に造り付けするタイプもあれば、後付けで取り付ける家具タイプもあります。
2,ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは、収納スペースに人が入れるタイプです。壁面クローゼットよりも広く、1.5畳程度の小さなサイズから、4畳を超える広々したサイズも。収納する備品の数に合わせて広さを決めます。ウォークインクローゼットの中で着替えることも可能です。クローゼットの中には、服をかけるハンガーパイプや、棚などがセットになってることが多く、棚の位置を変える可動棚のタイプも人気です。
3,ウォークスルークローゼット
ウォークスルークローゼットは、通り抜けできる収納です。ウォークインクローゼットは、出入り口が1か所ですが、ウォークスルークローゼットは、その名の通り、出入り口が2か所あります。部屋と部屋の間に設置されることが多く、例えば、寝室と洗面所の間に設置すると、化粧と着替えをまとめて行え、お出かけ前の支度が楽になります。
収納スペースはできるだけコンパクトに
ウォークインクローゼットとウォークスルークローゼットは、お洒落な収納空間として人気ですが、人が入るスペースが必要なため、壁付けクローゼットに比べると倍以上のスペースが必要になります。収納スペースは沢山あればあるほど、物が増えます。クローゼットが一杯になったからと部屋のあちこちに収納ケースを増やすと、部屋が狭くなるばかりか掃除をするのが大変です。
収納率は10~15%がおすすめ
収納スペースが広くなればなるほど、部屋が狭くなり、物が増えていきます。逆に収納が狭いと何かと不便です。一般的な戸建て住宅の場合、延べ床面積に対して収納の広さ「収納率」は10~15%程度が目安とされています。我が家の収納率を一度計算されてみてはいかがでしょうか。新築から20年も経過すると、家族構成も変わり、不用品がクローゼットの中眠っている・・・という事例をよく聞きます。
箪笥の肥やし(たんすのこやし)という言葉、一度は聞いたことがあると思います。クローゼットの中に使わなくなった物が眠っていませんか?少なくとも3年以上使わないものは処分、またはメルカリやジモティーなど活用して換金しましょう。
クローゼットを改良して趣味のスペースに、テレワーク用の部屋へリフォームすることもできます。優良工事店ネットワークには、収納の知識が豊富な工事店さんが全国各地に加盟しています。お気軽にお問い合わせください。