最近「ポストや玄関に謎の数字や記号が書いてある」「近くで不審者がウロウロしていた」ということはありませんか?表札やポストに数字や英数字が書かれていた場合、いたずらなどではなく、空き巣が「侵入しやすい家に付けた目印」の可能性があります。謎の」数字や記号を見つけたらスマホで写真を撮った後、すぐに消しましょう。
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空き巣が使う記号や数字一覧
空き巣が使う記号や数字は、言葉の頭文字を使うことが多く「男性が住んでいる」ならM、「女性」はW、独身の場合はSなどでマーキングします。マーキングされる数字は、8時から19時まで留守の家であれば「ル8-19」と書かれることもあります。
空き巣が目印を付ける理由
空き巣は、犯行前に「侵入しやすい家か?」判断するために下見をします。空き巣は、単独で行動することが少なく、下見役と犯行役がいます。マーキングは、下見役が残したメッセージです。数字や記号を見て、犯行役が隙を狙って侵入します。
マーキングは訪販業者や犯罪グループが書くことも
マーキングは空き巣だけではありません。訪問販売員や、犯罪グループも目印を付けることがあります。最近ではスマホやタブレット端末に入れるアプリのGPSを悪用したケースもあります。
マーキングはポスト以外も書かれる事例あり
一般的に、空き巣が記号や数字を書く場所は、表札やポストなどがほどんどですが、中には、玄関ドアや、電気メーター、ガスメーターに書かれている場合もあります。
マンションであれば、表札や部屋番号、玄関ドアの近くに給湯器パイプシャフト(PS)と呼ばれる部分に書いてあることも。
マーキングを見つけたらどうやって消すの?
表札やポストなど、玄関にマーキングを見つけた場合、油性ペンで書かれていたら除光液で消しましょう。シールであれば、シール剥がしを使って剥がしましょう。しかし、表札が彫り込まれたり、傷つけられている場合は、補修は困難です。表札を取り替えるなど対策が必要です。
空き巣に狙われないための対処法
空き巣に狙われにくい家にするには、玄関まわりをキレイに掃除をしておくことが最も重要です。樹木を定期的に剪定し、庭やアプローチに不要物を放置しないようにしましょう。また、全面道路から死角になる、人が隠れやすい場所を作らないことも大切です。
防犯カメラを設置し、不審者がウロウロしていないか?記録しましょう。ダミーの防犯カメラは、すぐに見破られてしまいます。最近は、夜間でも撮影できたり、スマホと連携できるタイプも発売されています。
最近は、隣近所との関わりが希薄な場合もありますが、何か起こったときは、お隣の方と情報を共有しておくことも大切です。地域ぐるみで空き巣を寄せ付けない街にしましょう。