中古マンションを購入する際に気を付けていただきたいのが「エアコン」です。
今は各部屋にエアコンがついているのが当たり前ですが、エアコンが普及していなかった時代に建てられたマンションの場合、エアコンを取付けられないことがあるんです!!
エアコンを設置するためには、外壁に穴が必要になります。これは、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管を通すためのもので、「エアコンスリーブ」と呼ばれています。
現在は部屋ごとにエアコンスリーブがついていますが、古いマンションの場合、このエアコンスリーブが無いことがあります。エアコンスリーブが無ければ、配管を外に出すことができないので、エアコンを設置することができません。
「後から、外壁に穴を開けることはできないの?」
木造の戸建て住宅であれば、後から配管を通す穴を開けることもできる場合がありますが、
マンションは、コンクリート造のため穴を開ける作業が大変難しく、また建物の強度にも大きく影響するので、一般的に、穴を開けることをマンションの管理規約で禁止しています。したがって、マンションの場合、お部屋にエアコンスリーブが無ければ、基本的にエアコン設置は難しいのです。
例外としては、窓の一部を加工して配管を外に出している場合や、通常のエアコンと異なるタイプにはなりますが、窓を利用して取付ける「窓用エアコン」を設置しているマンションもあります。
古いマンションの購入を検討される場合は、「こんなはずではなかった?!」とならないように、「エアコンスリーブ」の有無を必ず確認されてください。もし、「エアコンスリーブ」が無ければ、「どのような対策がとれるのか?」をマンションの管理組合やリフォーム業者さんに確認してから、購入を検討されることをお勧めします。