国内初!リサイクル困難なFRPをLIXILが再資源化 | 優良工事店ネットワーク(ゆうネット)|リフォーム会社・外壁塗装業者選びの専門家

国内初!リサイクル困難なFRPをLIXILが再資源化

FRPは繊維と樹脂を組み合わせた複合素材で鉄より強く、アルミより軽量のためユニットバス の浴槽に使われています。しかし、FRP素材を分離することが難しいため、これまでは処分するには埋め立てや焼却処分しかできませんでした。

LIXILと宏幸が協業「廃FRPをマテリアルリサイクル化」

ユニットバス の製造メーカー株式会社LIXILと、神奈川県横浜市でリサイクル事業を行っている宏幸株式会社が協業し、FRP浴槽を工場で成形、加工時に出るFRPの破片を合成樹脂製品へマテリアルリサイクルを開始。

LIXILの浴室工場全体のFRP廃棄量の約半分が再資源化されます。

FRPを塗り壁材にリサイクル

LIXILは、FRPの製造工場から成形不良となった部材を砕き、700度の高温で炭化させたものを粉末に砕いたものを塗り壁材の原料として再利用化を開始しました。

FRPをリサイクルした塗り壁材は、2025年4月17日に開業する「トイレの文化館」の壁材に使われています。

ユニットバスをリフォームするときは、既存のユニットバスの廃材が沢山出ます。日本にはLIXILの他にユニットバスを製造しているメーカーは沢山あります。他のメーカーも資源を循環できる仕組みを作っていただきたいですね。

この記事を書いた人

松尾

肥前狛犬と和菓子好きな建築士。リフォームでは水まわりと給湯器が得意分野。今年から車中泊を始めたくて情報集めてます。

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