戸建て住宅で、一番気を付けるポイントは、雨水の進入を防ぐことです。
外壁や屋根に振った雨水が、建物内部に浸入し続けると、下地板材の他、柱や梁といった家の構造部分が腐食します。雨水の進入を防ぐための大切な部材が「水切り板金」です。

水切り板金とは?
水切り板金とは、外壁や屋根の端に取り付けられる金属製の部材です。「水切り」の名の通り、外壁や屋根の端まで流れてきた水を切る(家の中に水を入れない)役目があります。
水切り板金の役割
水切り板金の役割は、雨水の進入を防ぐことで、建物を保護し、寿命を延ばします。水が掛かりにくくなるため、汚れを防いでくれます。
水切り板金の重要性
水切り板金が、ちゃんと取付けていない住宅は、様々なトラブルが発生します。
雨漏り
外壁や屋根から雨水が浸入し、天井や壁にシミやカビが発生します。
建材の腐食
最も怖いのが、見えない雨漏りです。雨水の進入によって建材が腐食し、建物の耐久性が低下します。
シロアリ被害
シロアリは、湿気の多い環境を好み、継続的に雨漏りする家は、シロアリの繁殖を促し、建物に深刻な被害をもたらします。
水切り板金の点検やメンテナンス方法
水切り板金は、金属製の部材です。表面に傷があれば、錆が発生し、腐食して穴が開きます。年に一回は、家全体の点検をして、水切り板金が錆びていないか?凹みがないか?チェックしましょう。
水切り板金のメンテナンス方法は、表面を保護するための塗装です。水切り板金は、金属なので、錆止め塗装後に仕上げ塗装を行います。
まとめ
水切り板金は、大切な我が家を雨水から守り、建物の寿命を延ばすために欠かせない最も重要な部材の1つです。定期的な点検やメンテナンスで家を長持ちさせましょう。