畳・襖・障子だけじゃない!知っておきたい和室の名称と意匠 | 優良工事店ネットワーク(ゆうネット)|リフォーム会社・外壁塗装業者選びの専門家

畳・襖・障子だけじゃない!知っておきたい和室の名称と意匠

和室と聞いて、まず思い浮かべるのは畳、襖、障子かもしれません。しかし、和室にはそれ以外にも、その美しさや機能性を表す、趣深い名称がたくさん存在します。これらの名前を知ることは、単に言葉を覚えるだけでなく、和室の持つ独特の雰囲気や、そこに込められた日本の繊細な美意識、そして先人たちの知恵をより深く理解するための入り口となるでしょう。

まずご紹介したいのは、床の間(とこのま)です。壁面の一部を一段高く設えた床の間は、掛け軸や生け花、香炉などを飾り、お客様をもてなすための特別な空間です。和室の中心的な存在であり、その家の主の趣味や嗜好、そしてもてなしの心が表れる、まさに「顔」とも言える場所です。

次に、柱と柱の間に水平に取り付けられた長押(なげし)。かつては建物の構造を補強する役割を担っていましたが、現代では装飾的な要素が強くなっています。花瓶や絵画、書などをさりげなく飾ることで、和室の雰囲気をより一層引き立てる効果があります。

そして、風情を感じさせる雪見障子(ゆきみしょうじ)。下半分がガラスや障子紙でできており、開閉できる雪見障子は、室内にいながらにして、座ったまま庭の景色を眺めることができるという、風流な工夫が凝らされた建具です。季節の移ろいを身近に感じられる、和室ならではの魅力的な要素と言えるでしょう。

また、天井と鴨居(かもい)の間にある装飾的な透かし彫りの板を欄間(らんま)と言います。採光や通風の役割も果たしつつ、和室に優雅な印象を与えます。

さらに、押し入れの上にある小さな戸棚を天袋(てんぶくろ)、下にあるものを地袋(じぶくろ)と呼びます。限られた空間を有効活用するための工夫が凝らされています。

これらの名称を知ることで、普段何気なく見ている和室の風景も、より深く味わい深いものになるはずです。ぜひ、これらの言葉を手がかりに、日本の伝統文化が息づく和室の美しさを再発見してみてください。

この記事を書いた人

結城

建築士合格に向け、目下、猛勉強中の建築士見習い。室内リフォームで役立つ豆知識をお届けします。

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