鉄部塗装の作業手順について、次の項目を説明します。
1塗装用具・塗料の用意
2養生作業
3下地確認、調整
4サビ止め塗料を塗る
5鉄部用塗料を塗る
鉄部は塗装をすることでサビを防ぎ、丈夫に長持ちします。逆に塗装もせずに放置していると、朽ち果ててしまいます。こまめにメンテナンスをするようにしましょう。学校や公園などにある遊具や鉄製のフェンスなどにも同じ方法で塗装できますのでぜひ参考にされてください。
【1塗装用具・塗料の用意】
はじめに、鉄部塗装に必要な次の塗装用具、材料を用意します。
ハケ
上塗り塗料
養生材
スクレーパー
カッターナイフ
軍手
サンドペーパー
スクレーパー
ワイヤーブラシ
さび止め塗料
ペイント薄め液
などが必要です。
【2養生作業】
最初に塗装箇所の周りを汚さないようを養生していきます。
【3下地確認、調整】
サビが浮いている箇所はスクレーパー・ワイヤーブラシなどで削ぎ落としていきます。
一見、錆びていない箇所でも塗膜が浮いているときは、その下にサビが進行していることがよくあるので、スクレーパーを使って丁寧に削ぎ落としておきます。また、狭い箇所はサンドペーパーやワイヤーブラシを使用して同様に削ぎ落としておきましょう。
【4サビ止め塗料を塗る】
鉄部塗装では、サビの進行を止めるためサビ止め塗料を必ず塗ります。塗る前には塗料缶を振り、よくまぜ、成分が均一になるようにしておきます。
ハケは主にスジカイバケを使用し鉄部全体にまんべんなく塗っていきます。垂れてしまったら、乾く前にならしておきます。塗料が濃いときはペイント薄め液で5%を目安に薄めた物を使用します。
油性の錆止め塗料を使用する場合は、乾燥時間が2、3時間ほどと、長くかかります。水性塗料の方が比較的乾燥時間が短いようです。乾燥時間は使用する塗料によって異なりますので、塗料缶の表示をよく確認してください。
【5鉄部用塗料を塗る】
サビ止め塗料が乾いたらいよいよ鉄部塗料を塗っていきます。作業手順は先ほど説明したサビ止め塗装と同じです。また、塗り終わったら最後に点検をして塗り残しがないようにしましょう。
まとめ
鉄部の最初の塗り替えは5年前後で行い、それからは3年を目安に塗り替えていくとよい状態が保たれます。表面の光沢が無く、塗料の粉が手につくようになったら、塗り替えの時期と判断するのも良いでしょう。また、サビがでてきたら、塗り替えサインです。腐食が進む前に早く塗り替えしましょう。