【DIY】塗料の種類と用途 | 優良工事店ネットワーク(ゆうネット)|リフォーム会社・外壁塗装業者選びの専門家

【DIY】塗料の種類と用途

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塗料の種類と用途について、次の項目を説明します。

1塗料の種類
2塗料の特性
3塗料の選定

塗料は、色々な所に塗られていますが、場所によって使う塗料が異なります。塗料の基本的なことを知っていると、とても役に立ちます。

【1塗料の種類】

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日ごろ私たちがペンキと言っているのは不透明塗料のことです。塗料の中に顔料が入っていて、対象物に塗ると、カラフルな色に仕上がります。鉄部、木部、コンクリート部分など、様々な物に塗ることが出来ます。

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これに対してニスは透明塗料と呼ばれており、主に木部に塗ります。樹脂と溶剤が主成分で、乾くと透明な塗膜となります。ニスの中には着色ニスというものがあり、成分として少量の顔料が含まれているため自然な木目に仕上がります。

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建築塗装の木部によく使用される材料として、浸透型の塗料があります。防虫防腐効果にとても優れており、表面に塗膜を作る塗料とは根本的に違い対象物に浸透し、劣化を防ぎます。無色透明な物や着色顔料が含まれた物があります。

【2塗料の特性】
一昔前までは、建築塗料というと、油性の塗料を使用することがほとんどでした。しかし最近では、水性塗料の使用頻度が多くなっています。油性塗料と水性塗料の違いを正しく理解し購入の際の判断基準に役立てましょう。
油性塗料は非常に臭いがきつく、使用すると何日も臭いに悩まされます。また、油性の為、ハケや手を洗うときには専用の薄め液が必要で慣れるまでめんどうに感じるかもしれません。そして、乾燥するまで多くの時間が掛かるので、その間、触ったりすることができません。

~油性塗料の特性~
? 非常に強い臭い
? 薄めるのに、薄め液が必要
? 手やハケを洗うときも薄め液が必要となる
? 乾燥時間が長い

油性塗料に対して水性塗料は水を元に作られているので臭いが少ししかありません。特に最近のものは技術が進んだ事もあり、臭いを感じない製品がほとんどです。また、ハケや手を洗うときに水を使用する事ができ、乾燥時間が短いのも特徴です。塗料の中では一番扱いやすいものだといえるでしょう。

~水性塗料の特性~
? 水を使っているのでほとんど無臭
? 薄めるときや洗うときに水を使える。
? 油性塗料に比べて乾燥時間が短い

そして、極端に乾燥時間が短いのがラッカー系塗料です。ラッカー系塗料は、ほとんどがスプレー缶です。薄め液は手などに塗料が付いたときに洗浄液として使用します。

~ラッカー系塗料の特性~
? ほとんどがスプレー缶
? 薄め液は手などを洗う洗浄液

【3塗料の選定】
近年では、水性塗料の性能が上がってきており、油性塗料と遜色ない性能になってきています。臭いが気になる場合は、水性塗料を使う方が良いでしょう。
ホームセンターなどで販売されている家庭塗料には、塗る部分によって浴室用、鉄部用、外壁用、瓦用等がありますので、塗りたい場所が決まっている時は、専用の塗料を使用しましょう。
多くの対象物を1缶で塗りたい場合は、どんな物にも塗れる多目的塗料を選ぶのが良いでしょう。また、塗料の缶には、つやの表記がありますので確認して購入しましょう。
ニスには油性、水性、無色透明、着色してあるもの、つやあり、つやなしなどがあります。家具などを塗るときは、少し臭いが気になりますが、油性ウレタンニスの使用をおすすめします。
外部のウッドデッキなどの外部木部塗装には防虫防腐塗料を使うと良いでしょう。油性の方が木材に染み込みやすく、高い効果を得られますが、臭いが気になる場合は、水性の物を使用しましょう。

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【まとめ】
塗装を成功させるには、塗料ごとの注意点や塗り方を良く理解する必要があります。失敗してしまう原因のほとんどが、ラベルに書いてある説明文を読まなかったり、急ぐ余り乾燥していないのに重ね塗りをしてしまったりすることです。また、失敗しないためには作業手順を事前に確認して適した塗料を選択することがポイントとなります。

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