お風呂・浴室リフォームを検討中の方の中には、「実際にどのぐらい費用がかかるのか分からない」「悪徳業者に引っ掛かったらどうしよう」という不安から、リフォーム依頼を躊躇っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、お風呂・浴室リフォームの費用相場や工事日数、業者選びのポイントなどについて解説します。
この記事の目次
お風呂・浴室リフォームのポイントと費用相場
ここでは、お風呂・浴室リフォームに関する費用相場と工事日数の目安をご紹介します。
押さえておきたいポイントや注意点も解説しますので、お風呂・浴室リフォームの参考にしてみてください。
※ただし、金額や工事日数はあくまでも目安です。実際の工事内容やキッチンの仕様(タイプやグレード)によって大きく異なります。
施工別の早見表
施工内容 | 費用相場 | 工事日数 |
---|---|---|
システムバス取替え | 80~120万円 | 3~4日 |
在来(タイル浴室)から システムバスへ取替え | 100~140万円 | 6~8日 |
マンションユニットバス取替え | 80~120万円 | 3~4日 |
浴室のドア取替え | 8~20万円 | 1~2日 |
シャワー水栓取替え | 4.5~8万円 | 1~2時間 |
手すり取付 | 3~5万円 | 1~2時間 |
浴槽取替え | 25~40万円 | 3~5日 |
浴室換気暖房乾燥機取付 | 15~20万円 | 1日 |
お風呂・浴室スペースを拡張 | 50~300万円 | 7~30日 |
お風呂・浴室まるごとリフォーム | 90~150万円 | 3~8日 |
システムバス取替え
システムバスからシステムバスへの取替えの費用相場は、80~120万円程度です。
商品のグレードやサイズ、オプションなどによって金額(相場)は大きく異なりますが、1坪サイズの標準仕様であれば、このぐらいが相場になります。
システムバスからシステムバスなので、特に大掛かりな工事は必要ありませんが、数日間はお風呂が使えないので注意が必要です。
在来(タイル浴室)からシステムバスへ取替え
在来(タイル)浴室からシステムバスへの取替えは約1週間程度で完成します。
現在、主流になっているシステムバスは断熱性に優れているのに対して、タイルは触感も視覚的にも冷たく寒いです。また、在来浴室は入り口に段差があったり、浴槽が深かったりと高齢の方にとっては危険です。
その一方で、システムバスはバリアフリー設計のため、出入り口の段差は無くなり、浴槽への出入りもスムーズになります。
在来(タイル)浴室の場合、どうしても床下への水漏れや湿気によって土台の木が腐ってしまうこともあります。
その場合、追加費用が発生する可能性があるので、事前に工事店に確認すると良いでしょう。
マンションユニットバス取替え
マンションのユニットバス取替えの費用相場は、80~120万円程度です。
工事日数は3~4日と短期間ですが、マンションの管理組合などに工事の申請などが必要になりますので、注意が必要です。
そして、工事中は騒音が予想されるので、隣近所への挨拶や掲示板への張り紙などについては工事店と相談して行いましょう。
また、解体したユニットバスの仮置きや、資材の搬入排出経路はもちろん、エレベーターの寸法なども工事店に確認してもらう必要があります。
浴室のドア取替え
浴室ドアは、年数が経過すると汚れが溜まりやすく、また、開け閉めが多いため不具合が起きやすい部分です。
ドアを取り替えるだけでも見た目が綺麗になり、開閉もスムーズになるというメリットがあります。
浴室ドアは、折れ戸・開き戸・引き戸のタイプがありますが、使い勝手に合わせてタイプを決めると良いでしょう。
在来浴室の場合、ドアの交換やドアの仕様を変更することができますが、システムバスの場合は、基本的に同タイプのドア交換が一般的です。
シャワー水栓取替え
シャワー水栓は、レバーで操作するタイプやタッチで操作するタイプなど使い勝手が良い商品が増えています。
節水性も向上していて、シャワーの水の量を減らしつつも、浴びていて違和感がないような設計になっているものもあります。
基本的に、水栓の取替えは工事業者しかできませんが、シャワーヘッドのみであれば、先端を回すだけなので誰でも簡単に行えます。
そのため、賃貸でもシャワーヘッドだけ、節水型や美容効果が期待できるシャワーヘッドに変えるのもおすすめです。
手すり取付
在来(タイル)浴室はすべりやすく危険です。
システムバスの床は滑りにくいですが、浴槽は足を伸ばし、少し寝た体制で入浴するため、高齢者にとっては少々立ち上がりにくい形状です。
そのため、お年寄りや小さなお子様がいるご家庭におすすめなのが、手すり取付のリフォームです。
手すりのタイプは大きく分けて2種類。I型とL型です。
目的によって使い分けますが、出入り口部分や、浴槽部分に取り付けることがほとんどです。
ご家族で介護認定を受けている方がいる場合は、介護保険の対象工事になります。
1~2割の自己負担でリフォームできるので、お住まいの市区町村の介護保険担当課に確認してみてください。(※金額の上限があります)
浴槽取替え
浴槽には、人工大理石浴槽(アクリル系や不飽和ポリエステル系)、FRP浴槽、ホーローやステンレスの浴槽など、様々な素材・種類があります。
また、ひのきを使った木製の浴槽を取り扱っている業者もあります。
基本的にシステムバスの浴槽だけを取替えることは難しいため、在来浴室で壁や床のタイルが気に入っている方におすすめのリフォームです。
取替えの際は、周辺のタイルを解体する必要があるため、思った以上に工事費用が掛かってしまうケースもあるので注意が必要です。
浴室換気暖房乾燥機取付
最大のメリットは、便利な衣類乾燥や、季節に合わせた暖房・涼風が使えることです。
特に梅雨時期の衣類や、寒い冬に浴室を温められる暖房はとても便利です。
浴室を温めることで、ヒートショックのリスクも軽減できますので、高齢者にもおすすめのリフォームです。
浴室換気暖房乾燥機は、電気式とガス式(温水式)があり、その分の光熱費が多少上がってしまうことも考えておきましょう。
お風呂・浴室スペースを拡張
お風呂の・浴室のスペースは、洗面所スペースに余裕がある場合は比較的に広げることができますが、スペースがない場合は、増築や全体的な間取り変更をしなければ広げることはできません。
その場合、大掛かりなリフォームになるケースがほとんどのためどうしても高額になりがちです。そのため、浴室のスペース拡張リフォームを考えている方は、予算を多めに確保しておきましょう。
また、工事規模や範囲によっては、工事日数が1ヶ月程度かかる場合もあります。
その間、浴室が使用できなくなるため、銭湯を利用したり、知人の家のお風呂を借りたりするなど、対策が必要になります。
お風呂・浴室まるごとリフォーム
浴室のリフォームの多くが、在来(タイル)浴室からシステムバスへ、システムバスからシステムバスです。当然、浴室全体が新しくなります。
システムバスを設置するためには、浴室と洗面所の間仕切り壁の解体が必要です。
そのため、洗面所全体の内装も一緒にリフォームされる方も少なくありません。
(※費用相場は、システムバスへ取替え及び洗面所内装工事も含めた目安です。)
また、システムバスのグレードや仕様、オプションによって金額が大きく変わってきますので、まずは、メーカーショールームで実際に商品を見てみると良いでしょう。
浴室のタイル仕様が気に入っている方は、システムバスにせずタイル仕様でリフォームすると思います。
その場合、壁・床のタイルの張り替え、浴槽の取替え、天井バスリブの取替え、水栓取替え、換気扇取替え、ドア取替えなどの工事が必要で、システムバスへの取替え以上の工事費がかかるケースもあるので、注意が必要です。
お風呂・浴室リフォームで失敗しないポイント
ここからは、お風呂・浴室リフォームで失敗しないために気をつけたい4つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.日頃のお手入れを重視する
お風呂・浴室リフォームの経験者の中には、金額(予算)やデザインだけを重視してしまい使い勝手が悪くなってしまうケースも少なくありません。
在来浴室からシステムバスにした場合、日頃のお手入れは格段にラクになります。
しかし、システムバスからシステムバスの場合は、お手入れ面ではあまり大きな差はありません。しかし、便利なオプション機能は充実しています。
例えば、ボタン一つで洗い場や浴槽の洗浄をしてくれる便利な機能がありますので、日頃のお手入れがラクになるように商品や機能を選ぶと良いでしょう。
2. 浴槽のサイズや形状、浴室の広さを確認する
システムバスにしたり、浴槽だけ取替えたり、浴槽を広くする場合、浴槽のサイズや形状、浴室全体の広さを意識することが重要です。
利用する家族全員が使いやすい浴槽の形状やシステムバス、浴室サイズでリフォームすると失敗や後悔することは少なくなるでしょう。
また、浴室は広ければ良いというわけではありません。
浴室スペースを広くし過ぎると冬場に寒さを感じやすくなるので注意が必要です。
3.本当に必要な機能かどうかを考える
お風呂・浴室に関する製品は次々と新しいものが発売され、機能性も高まっています。
しかし、便利な機能は必ずしもあたなに良いものとは限りません。
そのため、目新しい機能やオプションを付けたものの実際はほとんど使用しなかったという失敗ケースも少なくありません。
便利な機能やオプションなどは、本当にその機能があなたにとって必要なのかどうかをじっくりと考えることが重要です。
4.追加工事の確認
一般的なリフォームの場合、追加費用が発生することはあまり多くはありません。
しかし、在来(タイル)をシステムバスへ取り替える場合、追加工事が発生する可能性があります。なぜなら、浴室の土台の木材が腐れているケースがあるからです。
腐れたままの状態にしておくわけにもいかないので、追加工事として費用も追加されます。
この部分は、解体しないと状況が確認できないため、見積りの時点では取替えや補修が必要かどうかは正確に判断できません。
しかし、万が一、追加工事が発生して予算オーバーとなってしまっても困ってしまいます。そのため、見積り時に追加が発生する可能性があるかどうか、そして、その費用相場について事前に確認しておくことが重要です。
予算別お風呂・浴室リフォームの事例
ここでは、お風呂・浴室リフォームの予算(費用相場)で、どんなリフォームができるのかを見ていきましょう。
10万円以下のお風呂・浴室リフォーム
まずは10万円以下でできるお風呂・浴室リフォームの施工事例をチェックしてみましょう。
10万円の予算があれば、手すりを設置して安全面に配慮したり、内窓を設置して断熱性を向上させることができます。
お風呂・浴室に手すりを設置すると、滑りや転倒を防ぐことができます。
とくにお年寄りの方がいる家庭では、浴槽に入るときや立ち座りの際に掴める位置に手すりを取り付けておくと安心です。
なお、浴槽あたりに手すりを取り付ける場合は、浴槽の蓋を閉めても邪魔にならない位置に設置することが肝心です。
内窓を設置すると断熱効果が期待できるため、浴室の寒さで悩んでいる方には特におすすめしたいリフォームです。
内窓は、現状の窓の内側に樹脂製の枠と窓サッシを取り付けるリフォームで、様々な窓タイプに合わせて設置が可能です。
10万円~25万円のお風呂・浴室リフォーム
続いて、10万円~25万円でできるお風呂・浴室リフォームの施工事例の紹介です。
10万円~25万円の予算があれば、浴室のタイルを張り替えたり、浴室暖房機を設置したりすることが可能です。
すべて1~2日程度あれば施工が完了するので、比較的手軽なリフォームと言えるでしょう。
浴室のタイルにひび割れや浮いてしまっている場合、タイルの張り替えリフォームが必要です。
そのまま放置しておくと、床や壁の内側まで水が入ってしまい下地や土台の木材を腐らせてしまうことがあります。そのため、早めのリフォームがおすすめです。
最近は様々なタイルが発売されていて、掃除がしやすいものや滑りにくいものなど優れたタイルがあります。
浴室換気暖房乾燥機は、冬場のヒートショック予防や、雨が多い季節の衣類乾燥にとても役立ちます。
浴室換気暖房乾燥機は、天井付けと壁付けの2種類のタイプがあります。
グレードにより機能は異なりますので、予算や使い勝手に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、浴室換気暖房乾燥機にはガス式(温水式)と電気式があります。
ガス式タイプには、ミスト機能が付いているものまであります。
こちらの事例は、壁付けタイプの浴室暖房乾燥機取り付けです。
このタイプの場合、換気は現状の換気扇で行います。
壁付けタイプは、戸建ての在来浴室に後付けする場合におすすめの商品で、天井付け(埋め込み)タイプは、現状がシステムバスの場合に、現状の換気扇を撤去して取り付けるものになります。
現状によっては取り付けができないケースもあるので、事前に確認が必要です。
浴室ドアの取替えは、ドアのみ交換する場合とドア枠も交換する場合で費用に差が出ます。
また、古いドア枠の上に新しいドア枠を取り付けるカバー工法という方法もあり、予算やドア枠の傷み具合によって適切な方法は変わってきます。
また、一口にドアといっても折れ戸・引き戸・開き戸など、浴室ドアには複数のタイプがあります。
それぞれメリットが異なりますので、スペースや使い勝手に合わせ検討すると良いでしょう。
25万円~50万円のお風呂・浴室リフォーム
25万円~50万円の予算があれば、在来浴室の浴槽を新しいものに交換可能です。
ちなみに、浴槽交換は現在設置されている浴槽の種類によって費用が大きく異なるので、予算は多めに確保しておくと良いでしょう。
50万円~100万円のお風呂・浴室リフォーム
50万円~100万円の予算があれば、システムバスの取替えやマンションユニットバスの取替えが可能です。
ただし、予算内に収めるのであればリーズナブルな価格の製品を選ぶ必要があります。
リーズナブルなグレードで、仕様も標準であれば100万円以内でシステムバスの取替えは可能です。
工事日数は、3日間程度と在来(タイル)浴室からシステムバスへの取替えよりも早く終わりますが、お風呂が使用できない期間があるので、注意が必要です。
現在の浴室は、システムバスが一般的ですが、以前はタイル張りの浴室がほとんどでした。
そのため、在来(タイル張り)浴室からシステムバスへの取替えは人気のリフォームです。
リフォーム後は、断熱性の向上や掃除のしやすさなどメリットが多く、満足度の高いリフォームです。
解体工事が大掛かりですが、リーズナブルなグレードで、仕様も標準であれば100万円以内で取替えできるケースはあります。
しかし、解体した際に土台の腐れなどがあると追加工事が発生してしまう可能性があるので、予算は少し余裕を持っておいた方が良いでしょう。
100万円~150万円のお風呂・浴室リフォーム
100万~150万の予算があれば、システムバス本体のグレードを少し上げたり、オプションを付けたりすることができます。
また、給湯器の取替えを併せてやることができるので、浴室リフォームの幅が広がります。
在来(タイル)浴室からシステムバスの工事金額は、システムバスの仕様やグレード大きく異なります。
100万以下に予算を抑える場合、商品のグレードや仕様は限られますが、150万までの予算であれば、メーカーのスタンダードな商品から幅広く選ぶことができます。
スタンダードな商品になると、断熱性が高い浴槽や浴室のアクセントパネルが選べるので、使い勝手や好きなデザインのシステムバスを見つけることができるでしょう。
マンションのユニットバスの場合も、予算が150万あれば、メーカーのスタンダードな商品から幅広く選ぶことができます。
また、現状の設置スペースによっては少し広くできることもありますので、見積り・採寸の際にその点も相談してみると良いでしょう。
マンションのユニットバスで注意が必要なのが、追い炊き機能の追加です。
追い炊き機能は、ユニットバスのオプションではなく、給湯器の機能です。
配管工事の都合上、基本的には後付けすることができません。
150万円以上のお風呂・浴室リフォーム
150万以上の予算であれば、各メーカーのハイグレードな商品や便利なオプション機能を付けることも可能です。
150万以上の予算であれば、ハイグレードな商品やオプション機能を付けることはもちろんですが、システムバスへのリフォームと合わせて、給湯器の取替えや隣接する洗面所の内装工事まで”まるごとリフォーム”も可能です。
お風呂・浴室リフォームの費用を抑える方法
グレードやオプション機能によって、費用が大きく異なるお風呂・浴室リフォームですが、解体後の追加工事の可能性もあるため、できる限り費用を抑えたいところです。
ここからはお風呂・浴室リフォームの費用を抑える方法をご紹介します。
1.グレードによる違いを把握する
システムバスはグレードが高いほど、本体価格は高くなります。
メーカーには、「高級グレード」と「一般グレート」があります。大きな違いは、見た目やデザイン、選べる商品やオプション機能の幅、パネルの色や柄などです。
実際にショールームなどで商品を見て、ご自身の希望に合うシステムバスを選ぶことが重要です。
不必要なオプションを付けたりしないようにするためにも、システムバス本体の見た目や機能など、「優先順位」を決めておくと迷わずに選ぶことができるでしょう。
2. 相見積もりを取る
複数の業者に見積もりを取って、比較検討しましょう。
しかし、同じお風呂・浴室リフォームという依頼内容でも見積金額はバラバラです。
なぜなら、業者によってシステムバスなどの商品定価からの割引率が違ったり、必要な工事内容(下地まで取替える・取替えらないなど)の判断が違うからです。
そのため、見積もりを正確に比較するのは難しいので、金額の比較については、相場の確認にとどめましょう。
相見積もりでは、ご提案内・工事実績・担当者の対応や相性・工事後の保証・アフターフォローなどをしっかり比較するようにしましょう。
3.補助金制度を活用する
浴室リフォームは、介護保険が適用できたり、国や地方自治体による補助制度が活用できるケースがあります。
出入り口の段差解消や手すり設置は介護保険、断熱浴槽や浴室、節水型シャワー水栓は助成制度の対象となるケースがあります。
対象条件や期間など、調べるのはなかなか難しいかもしれませんし、利用するには様々な条件が必要ですので、まずはこうした制度を活用できるかどうかを、お住まいの市区町村の担当課にご相談すると良いでしょう。
制度が利用できれば、費用を抑えつつより一層の快適なお風呂・浴室リフォームが実現できます。
お風呂・浴室リフォームの業者選びのポイント
お風呂・浴室リフォームは、経験豊富で安心してお任せできる業者に依頼することが重要です。しかし中には、ずさんな工事や手抜きをする悪徳業者も存在するため、適切な業者を選ぶ必要があります。
そこで、ここからはお風呂・浴室リフォームの業者選びのポイントを4つご紹介します。
1.お風呂・浴室リフォームの実績があるかどうか
リフォーム業者を選ぶ際は、お風呂・浴室リフォームの実績があり、得意かどうか確認してください。
工事の実績が多い業者はそれだけ多くお客様の要望に応えてきたということなので、信頼性が高いと判断できます。
特にマンションの場合、サイズアップできるかどうかなど、知識や経験がないと判断が難しいので、マンションでの工事経験が豊富で得意な業者に依頼しましょう。
2.見積もり金額が適正かどうか
リフォーム工事の金額(見積り)は、定価があるわけではないので、業者によってバラバラです。
しかし、目安となる金額がありますので、一般的な工事金額から極端に安かったり、高かったりしていないかどうかを確認しましょう。
安い場合は、工事が始まってから追加工事が発生したりするので注意が必要です。
3.説明は分かりやすいかどうか
リフォーム業者を選ぶときは実績の有無や費用はもちろん、担当者の対応や説明の分かりやすさも重視すべきです。
見積書に分からない部分や不透明な箇所があった場合、分かりやすく丁寧に説明してくれる業者は信頼できるでしょう。
4.リフォーム後の保証は充実しているかどうか
お風呂・浴室リフォームは、工事後の保証内容・期間も確認しておくと良いでしょう。
一般的に保証期間内に不具合があった場合は、無償で対応してくれます。
だからと言って、長ければ良いというわけではありません。
どのような内容について、どのような保証してもらえるのかを書面でしっかりと確認しておくことが重要です。
まとめ
お風呂・浴室リフォームは、人生の中で何度も経験するものではありません。
だからこそ、後悔のないリフォームを実現するために、事前に費用相場や工事日数などの基本的な情報収集は行った上で見積りを取りましょう。
また、リフォーム業者を選ぶ際は、工事費用だけで判断するのではなく、工事の知識や経験の豊富さや、アフターフォローや保証内容や年数などをトータルで決めることをおすすめします。