
毎日使うトイレだからこそ、いつまでも清潔で快適に保ちたいですよね。こまめに掃除をして大切に使っていても、長年使っていると、便器にヒビが入ったり、壁紙が黄ばんでベタベタしてきたり、目に見えて傷みが気になってきます。
トイレが故障すると生活にも支障が出るため、早めの交換・修理が必要です。
そこで今回は、トイレリフォームの種類を紹介し、それぞれのリフォームでどのくらいの費用相場と工事日数がかかるのかを詳しくご紹介していきます。
さらに、トイレの修理やリフォームで失敗しないためのポイントや、リフォーム会社を選ぶ際のコツなど、トイレリフォームのポイントを徹底解説します。
トイレリフォームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次
トイレリフォームの費用相場と工事日数【早見表】

トイレリフォームと一言で言っても、便器だけを交換する簡単なものから、トイレの場所そのものを変える大がかりな工事まで、さまざまな種類があります。
まずは、トイレリフォームの主な工事内容と、おおよその費用相場・工事日数を一覧で確認してみましょう。
ここで記載する金額は、主に商品代と工事費用を合わせた目安です。トイレのグレードや今使用しているトイレの状態、依頼先によって大きく変動します。正確な費用は、必ずリフォーム会社に現地調査を依頼し、見積もりで確認することをおすすめします。
| 施工内容 | 費用相場 | 工事日数 |
|---|---|---|
| トイレ取替(洋式便器の交換) | 25〜50万円 | 半日~1日 |
| 温水洗浄便座の交換 | 8~20万円 | 1~2時間 |
| 和式トイレから洋式トイレに取替 | 40〜60万円 | 3~5日 |
| トイレの床貼り替え | 4〜8万円 | 半日~2日 |
| トイレの壁紙貼り替え | 3~5万円 | 1~2日 |
| トイレに手すりを取付 | 3~8万円 | 2時間~1日 |
| トイレの換気扇を交換 | 4~6万円 | 2時間~1日 |
| トイレのドアを引き戸へ交換 | 8~15万円 | 3~4日 |
| 手洗いカウンターの設置 | 8〜25万円 | 1〜2日 |
| 紙巻き器(トイレットペーパーホルダー)の設置 | 1〜3万円 | 1時間 |
| トイレをまるごとリフォーム | 30~60万円 | 2~6日 |
| スペースを拡張 | 40~70万円 | 5~10日 |
| トイレの移動 | 60〜100万円 | 2〜5日 |
| トイレの新設 | 50〜100万円 | 3〜5日 |
トイレ取替(洋式便器の交換)
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 25〜50万円 | 半日〜1日 |
最新のトイレは、お掃除がしやすい形状で、水を流す量も少ない「節水タイプ」が主流です。交換すれば、水道代の節約にもなり家計も助かります。
古いトイレと新しいトイレでは、床下の「排水管の位置」が合わないことがありますが、その場合は水を外に出すための排水管の取付けを行う場合があります。また、タンクレストイレのようなすっきりしたデザインや、収納付きのタイプも人気です。
なお、便座だけを「温水洗浄便座(ウォシュレット)」に交換することも可能です。 その場合の費用は8〜20万円ほどですが、自分で交換しようとすると水漏れのリスクがあるため、工務店や水道工事店などのプロに任せましょう。
温水洗浄便座の交換
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 8~20万円 | 1〜2時間 |
温水洗浄便座は、おしりを温かい水で洗える機能が付いた便座で、「ウォシュレット」や「シャワートイレ」とも呼ばれています。まず水を止めて古い便座を外し、そのあと新しい便座を取り付けて給水管につなぎます。
ホームセンターで買って、自分で交換しようと思えばできなくはありません。ただ、慣れていないと水道の接続部分から水漏れしたり、便器との相性が合わなかったりする心配があります。
そのため、安心して使いたい方は、リフォーム会社や水道工事店に任せる方がおすすめです。
和式トイレから洋式トイレに取替
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 40〜60万円 | 3〜5日 |
和式トイレから洋式トイレへの交換は、和式便器を外すだけでなく、床や壁、水道の配管もやり直す必要があるため、少し大がかりな工事になります。
とくに古いお家では、床や壁の中に断熱材(外の冷気を伝えにくくする素材)が入っていないことも多く、冬は足元がひんやりしがちです。そこで、このタイミングで断熱材を入れておくと、冬場も暖かく、快適なトイレ空間にできます。
また、将来手すりを付ける予定が少しでもあるなら、あらかじめ壁の中に補強材を入れておくと安心です。あとからしっかり固定しやすくなります。最近の温水洗浄便座は、コンパクトで掃除がしやすく、温風乾燥や脱臭機能など便利な機能がそろった製品も増えています。
トイレの床貼り替え
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 4〜8万円 | 半日〜2日 |
トイレの床には、クッションフロア(やわらかい塩化ビニール素材でできた床材)やフローリング、タイルなど、さまざまな床材が使われています。
日々のお手入れをしていても、水分などで床材の下にある下地材が傷んでしまうケースは少なくありません。床材が剥がれたり、浮いてきたりしたら、床の貼り替えを検討しましょう。
床を貼り替える際は、古い床材を剥がし、新しい床材を張るのが基本的な工事内容です。
もし、床材の下にある下地板や土台が傷んでいたら、このタイミングで新品に交換することをおすすめします。
また、便器がまだ使える場合は、一度便器を取り外してから床材を貼り替えます。その後に便器を元に戻して床貼り替え工事の完了です。
クッションフロアであれば便器を付けたまま作業もできますが、便器を外して床材を隅々まで敷き込む方が仕上がりがきれいです。
トイレの壁紙貼り替え
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 3~5万円 | 1〜2日 |
トイレの壁は、手洗いの水はねや湿気の影響を受けやすく、ビニールクロス(ビニール製の壁紙)のつなぎ目がめくれやすい場所です。「なんとなく古びて見える」「黄ばみが気になる」という場合は、貼り替えを考えるタイミングです。
貼り替えるときは、まず古いクロスをはがし、壁の下地を整えてから新しいクロスを貼ります。その際、汚れに強いタイプや防カビ・抗菌などの機能がついた壁紙を選ぶと、お手入れがラクになります。
さらに、水まわりには水に強い壁紙や、表面がツルツルして拭きやすいパネル材を組み合わせる方法もあります。壁だけでなく、天井のクロスもあわせて新しくすると、全体の印象がぐっと明るくなります。
トイレに手すりを取付
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 3~8万円 | 2時間〜1日 |
小さなお子さんやご高齢の方が、便器から立ち上がるとき、手すりがあるだけで安心感が違います。手すりには、まっすぐなI型、曲がったL型、紙巻き器と一体になったタイプなど、いくつか種類があります。
しっかり固定するには、手すりを付けたい位置の壁の中に、下地(厚みのある木材)が必要です。もし下地がない場合は、一度壁を開けて下地を入れ直し、壁を元に戻してから手すりを取り付けます。
とはいえ、「壁を壊すのはちょっと」という場合もありますよね。その場合は、後付け用の補強板を使って取り付ける方法もあるので、予算やご希望に合わせて相談するとよいでしょう。
トイレの換気扇を交換
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 4~6万円 | 2時間〜1日 |
トイレの換気扇は、湿気や臭いを外に出して、カビの発生を防ぐ大事な役割があります。「音が大きくなった」「前より臭いが残りやすい」と感じてきたら、交換を考えるサインかもしれません。
換気扇には、天井に埋め込まれているタイプと、壁に取り付けるタイプがあります。今ついているものと同じシリーズの後継機種があれば、本体を入れ替えるだけで済むケースも多く、工事時間も短くて済みます。
ただし、もともと換気扇がないトイレに新しく設置する場合は、天井や外壁に穴を開ける工事が必要です。そのぶん費用も時間もかかりやすいので、見積もりを依頼するときに換気扇がないことを必ず伝えておきましょう。
あわせて、消し忘れを防ぐタイマー付きや、人が入ると自動で動く人感センサー付きなど、便利な機能も検討できます。電気代の無駄を減らしたい方には、こうした機能付きの換気扇もおすすめです。
トイレのドアを引き戸へ交換
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 8~15万円 | 3〜4日 |
多くのトイレは、手前に向かって開く「開き戸」です。廊下が狭いお家では、「開け閉めのたびに体をよけないといけない」「介助のときに動きづらい」といったお悩みも出やすくなります。
そこで候補になるのが、横にスライドさせて開ける「引き戸」です。引き戸に変えると、開閉スペースをとらないので、車いすや介助が必要な方でもゆとりを持って出入りしやすくなります。
ただし、そのぶん扉を引き込む側の壁に「引きしろ(扉が収まるスペース)」が必要です。ちょうどその位置に照明スイッチや手すりがある場合は、移動工事が必要になることもあります。
工事では、まず古いドアと枠を外し、新しい引き戸用の枠とレールを取り付けます。このとき、まわりの壁や床も触るため、壁紙の貼り替えや床の調整を合わせて行うことが多いです。もし廊下との間に段差があるなら、このタイミングで段差解消もあわせて検討すると安心です。
手洗いカウンターの設置
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 8〜25万円 | 1〜2日 |
タンクレストイレなど、手洗い場が付いていないタイプを選ぶ場合は、別に手洗い器を設置する必要があります。「トイレから出る前にサッと手を洗いたい」という方には、とても便利な設備です。
そんな手洗い器には、おおまかに次の3タイプがあります。
- ボウルだけのシンプルタイプ(約4〜9万円)
- 小物やハンドソープを置けるカウンター付きタイプ(約7〜11万円)
- トイレットペーパーや掃除道具もしまえるキャビネット付きタイプ(約10〜25万円)
もちろん、トイレの広さやドアの開き方によって、置けるサイズや形が変わってきます。そのため、図面や現地の様子を見ながら、リフォーム会社と一緒に「無理のない位置」と「ぶつかりにくいサイズ」を選んでいくと安心です。
紙巻き器(トイレットペーパーホルダー)の設置
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 1〜3万円 | 1時間 |
トイレのリフォームを行う際、便器本体の交換に合わせて、紙巻き器も新しくするケースが多く見られます。
紙巻き器の取り付けは、工事時間も1時間ほどで終わる、比較的かんたんなリフォームです。二連タイプのものや、上に小物やスマートフォンを置ける台が付いたタイプなど、機能的な商品もそろっています。
また、デザインにこだわるだけでも、トイレの雰囲気をぐっとおしゃれに変えることができます。
トイレをまるごとリフォーム
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 30~60万円 | 1〜2日 |
まるごとリフォームは、便器の交換にくわえて、床・壁・天井などの内装も一気に新しくするセットプランです。
便器だけを新しくすると、まわりの古い床や壁がかえって目立つことがあります。また、最近の便器はコンパクトなものが多いため、交換後に古い便器の跡が床にくっきり残るケースも少なくありません。
そのため、あとから内装だけ別で直すより、便器交換と同じタイミングでまとめてリフォームした方が、工事の段取りも費用面も効率的です。
さらに、湿気の影響で床の下地が傷んでいることも多いので、この機会に下地の補修や、お手入れしやすいパネル素材の壁なども取り入れておくと、長く安心して使えるトイレになります。
スペースを拡張
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 40~70万円 | 5〜10日 |
築30年以上のお家では、トイレが畳1枚弱ほどの広さしかなく、「介護のときに体を動かしづらい」「荷物を持って入ると狭い」といった声もよく聞かれます。
トイレスペースを広げる方法としては、まず廊下や隣の部屋側に間取りを少し広げる方法があります。さらに、それでも足りない場合は、お家を外側に広げる「増築」という方法もありますが、この場合は費用も大きくなりがちです。
また、トイレを広げるときには、水道や電気の配線だけでなく換気扇の空気の通り道や排水の位置も見ていく必要があります。
そして、建物を支える柱や筋交い(すじかい:構造を補強する斜めの部材)がある壁は、自由に壊せないこともあります。そのため、トイレリフォームの経験が豊富な工務店やリフォーム会社に、事前調査をお願いすることがとても大切です。
トイレの移動
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 60〜100万円 | 2〜5日 |
トイレの移動リフォームは、給排水管の移設(水道や排水の配管を動かす工事)が必要になるため費用も高額になりがちです。そして、配管が床や壁の中を通るため、床などを剥がす大掛かりな工事になるケースが多くあります。
トイレまでの移動が負担な場合や、使用時の音や臭いが気になる場合に検討がおすすめです。とくに、寝室近くへの移動は、介護が必要な方やご家族の負担を減らせます。
また、来客に気をつかわせないように、トイレの場所を変えるリフォームをされる方もいます。ただし、お家のつくり(壁や柱の位置など)によっては、希望の場所に必ず移動できるとは限りません。
そのため、まずはリフォーム会社に相談しながら、できる範囲で一番使いやすい位置を考えていくのがおすすめです。
トイレの新設
| 費用相場 | 工事日数(目安) |
|---|---|
| 50〜100万円 | 3〜5日 |
トイレの新設は、新たな給排水(水道や排水の配管)・電気配線が必要となるため、費用も高額となり工事日数も少し長くなりがちです。
新しく作るには、1畳ほどのスペースがあれば大丈夫です。押入れや階段下などの空きスペースを活用することもできます。2階に作る場合は、1階のトイレの真上だと水道や排水の配管工事の費用を抑えられ、夜間の移動も便利になります。
もしスペースが足りなければ、増築も可能ですが、建物の面積が増える場合は建築確認申請が必要になる可能性があるので注意しましょう。
ただし、お家のつくり(壁や柱の位置など)によっては、希望の場所に設置できないこともあります。また、2階で水圧が低い場合は、タンクレストイレが使えないこともあるため、事前にリフォーム会社とよく相談することが大切です。

トイレリフォームで採用されるトイレ本体の種類

一言でトイレと言っても、便器の形や機能によっていくつかの種類があります。種類によって、見た目のデザインはもちろん、掃除のしやすさや費用、故障時の対応も大きく異なります。
ここでは、現在主流となっている代表的なトイレの種類と、それぞれの特徴をご紹介します。ご自身の予算や使い勝手、求めるデザインに合わせて最適なトイレを選びましょう。
組み合わせトイレ

「組み合わせ便器」は、国内で最も普及しており、広く使われているタイプの便器です。便器本体、水を溜めるタンク、便座(温水洗浄便座など)の三つが独立しています。
好みのデザインや機能を選んで組み合わせられるため、自分に合ったトイレ空間をつくりやすいというメリットがあります。
また、比較的価格が安く設定されている商品も多く、費用を抑えてリフォームしたい方にもおすすめです。
なお、便座と便器が独立しているので、もし温水洗浄便座が故障しても、便座だけを買い替えることが可能です。そのため、全体を交換せずに済むため、修理や交換にかかる費用を抑えられるでしょう。
一体型トイレ

一体型トイレは、便器・タンク・便座のすべてが一つにまとまったデザインのトイレです。手洗いが付いているタイプと、手洗いがないスッキリとしたタイプを選べます。
一体型トイレは、組み合わせ便器に比べて凹凸が少なく、パーツ間の継ぎ目も少ないデザインです。そのため、ホコリや汚れが溜まりにくく、日頃のお掃除がとても楽になります。
見た目にも一体感があり、トイレ空間をすっきりとモダンな印象にしたい場合に適しているでしょう。
タンクレストイレ

タンクレストイレは、名前の通り水を溜めるタンクがない、デザインにこだわりのある方に人気のトイレです。凹凸が少なく、全体の形がすっきりとしているため、ホコリや汚れが溜まりにくく、お手入れがとても簡単です。
拭き掃除の手間がぐっと減るのも大きな魅力です。
また、タンクがない分、高さが抑えられるため、トイレルーム全体を広くすっきり見せられるのも大きな魅力です。ただし、設置には水道の十分な水圧が必要なことや、停電時には水が流せなくなる製品がある点には注意しなければなりません。

トイレリフォームで失敗しないポイント

トイレのリフォームは費用も工事時間もかかるので、「こんなはずじゃなかった」という失敗は避けたいですよね。
ここでは、工事前に確認しておくと安心なポイントを、わかりやすくまとめました。読み進めながら、ご自宅のトイレに当てはめてチェックしてみてください。
トイレ本体は「掃除のしやすさ・広さ・機能」で選ぶ
トイレ本体は、見た目だけでなく使い心地や掃除のしやすさに大きく関わります。
- 組み合わせトイレ
便座だけ交換しやすく費用も抑えやすいが、継ぎ目が多く掃除の手間が増えがち。 - タンクレストイレ
見た目がすっきりして節水性も高い反面、本体価格が高く、交換時は丸ごと入れ替えが必要。
また、空間に対して便器が大きすぎると、座ったときに窮屈に感じることがあります。今のトイレの寸法を測り、掃除のしやすさ・設置スペース・必要な機能を比べながら選ぶと、後悔しにくいです。
自動洗浄・節電などの機能も増えていますが、全て付けると費用がふくらみます。「これは必須」「これはあれば便利」など、ご家族で優先度を決めておきましょう。
ショールームで実物を確認してイメージを固める
カタログだけでは、サイズ感や座り心地がどうしても分かりにくいものです。近くにショールームがあれば、実物を一度見に行くと安心です。
- 便器の大きさ
- 座ったときの感覚
- 扉や収納との動線
- 床材・壁材の色合い
などを実際に体験すると、リフォーム後のイメージが一気に具体的になります。
ついでに、お手入れ方法や耐久性、掃除のコツなども聞いておくと、長く気持ちよく使えます。
将来の使いやすさも考えて計画する
今は困っていなくても、年齢とともに「立ち座りがつらい」「手すりがほしい」と感じることが増えていきます。私たち「優良工事店ネットワーク」が発行している『青本』でも、「10年後を見据えた計画」が大切だとお伝えしています。
たとえば、将来手すりを付ける可能性が少しでもあるなら、リフォームのタイミングで壁の中に下地(手すりをしっかり固定する板)を入れておくと安心です。あとから手すりを取り付けてもぐらつきにくく、安全性の高いトイレ空間をつくれます。

予算別トイレリフォームの施工事例
実際にどのようなリフォームができるのか、具体的な事例を見ることで、ご自身のイメージも固まりやすくなります。
ここでは、予算別に実現できるトイレリフォームの施工事例をいくつかご紹介します。費用や工事内容の参考にしてください。
重厚感に満足!
| BEFORE | AFTER |
|---|---|
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お客様が日頃から丁寧にお掃除されていたため、比較的きれいな状態のトイレでしたが、今回は雰囲気を一新したいというご要望でした。
床や壁の色を変更し、落ち着いた高級感のあるホテルライクな空間へ。濃いグレーの床材と、落ち着いたグレージュの壁紙を選定し、光沢のあるピカピカのタンクレストイレと組み合わせました。さらに、タンク付きのトイレからタンクレストイレに変更したことでトイレ空間も広くなっています。
シックな内装と最新トイレが調和し、お客様にも「重厚感があり満足している」と喜んでいただきました。
ご提案に感謝!
| BEFORE | AFTER |
|---|---|
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新築時に設置したトイレが老朽化したため、内装も含めたリフォームをご依頼いただきました。
便器と温水洗浄便座(ウォシュレット)、そして手すりを新しくし、壁のクロスと床材も貼り替えたことで、気持ち良く利用できるようになったとのお声です。
特に喜んでいただいたのが、パナソニック製「ウスイータ」という床材です。
厚さ1.5mmの薄い床材なので、古い床の上に重ねて貼っても、廊下との段差がほとんど気にならない仕上がりになりました。
お客様からは、「希望に合う材料を提案してもらえた」と、ご提案内容に大変感謝していただいた事例です。
工事内容や日時を事前確認できて安心だった
| BEFORE | AFTER |
|---|---|
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リフォーム工事の前に、担当者が工事内容や予定日時について丁寧に説明してくれたため、安心してお任せできたというお客様からの感謝のお声が届いています。
新しいトイレには、タンクが見えない「タンクレス風トイレ」を採用し、見た目が非常にすっきりとしています。さらに、便器の色を明るいペールカラーにしたことで、トイレ空間全体がパッと明るく、清潔感あふれる印象になりました。
工事前の説明から仕上がりまで、安心してリフォームを進められた好事例です。
トイレリフォームの費用を抑える方法

トイレリフォームは、できれば費用を抑えつつ納得できる仕上がりにしたいですよね。
ただ、安さだけを優先すると工事の質が下がったり、あとからやり直しが必要になる心配もあります。
そこで、工事内容や商品の選び方、会社選びを少し工夫して、ムリなく予算を抑える方法をお伝えします。
便器や内装を比較検討する
トイレリフォームの費用の多くは、便器本体や温水洗浄便座などの製品代が占めています。
多機能で高級グレードの製品ほど価格が高く、割引も少ない傾向があります。
まずは「本当に必要な機能はどれか」を整理してみましょう。
そのうえで、グレードをひとつ下げてみたり、他メーカーで同じような機能の製品を比べてみたりすると、費用を抑えやすくなります。
必要な機能にしぼって、予算に合う範囲で商品を選ぶことが大切です。
壁や天井もまとめてリフォームする
便器の交換と、壁・天井・床の内装リフォームを別々に行うと、そのたびに人件費や諸経費がかかり、どうしても割高になりがちです。
費用を抑えたい場合は、便器の取り替えとあわせて、壁紙や床材の貼り替えも一度にまとめて依頼すると効率的です。
工事をまとめることで、リフォーム会社も段取りよく作業ができてトータルの費用を下げやすくなります。
定期的に点検する
トイレは毎日使う場所なので、小さな劣化や不具合をそのままにしておくと、壁や床の下地が傷んでしまうことがあります。
そのまま放置すると、将来的に大がかりなリフォームが必要になり、費用も高くなる原因になりかねません。水道や排水の配管からの水漏れがないかなど、日頃から定期的にチェックする習慣をつけておくと安心です。
早めに異常を発見し、修理を行うことが、結果的にリフォーム費用を抑えることにつながります。
補助金・助成金の利用を検討する
トイレのバリアフリー化や性能向上を目的としたリフォームでは、国や自治体の補助金・助成金を使える場合があります。
たとえば、介護保険の「住宅改修費」のほか、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や自治体独自の制度などが代表的です。
多くは「工事着工前の申請」が条件になるため、まずはリフォーム会社や市区町村の窓口に早めに相談してみましょう。
対象になるかどうかや、必要な書類・手続きについて、専門家にサポートしてもらうと安心です。

トイレリフォームの会社選びのポイント

トイレリフォームを成功させるには、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが最も大切です。会社選びを誤ると、工事の仕上がりに不満が出たり、追加の費用がかかったりすることもあります。
ここでは、安心して任せられる会社を見つけるためのポイントをご紹介します。
複数社の見積もりを比較する
費用が適正かどうかを確かめるために、3社以上から見積もりを取るのがおすすめです。
比較するときは、
- 本体代と工事費が分かれているか
- 追加費用の項目がないか
- 工事内容の説明がわかりやすいか
といった点を確認すると、思わぬトラブルを防ぐことができます。
希望メーカーの商品を扱っているか確認する
希望するメーカーや特定の商品がある場合は、事前に取り扱いの有無を確認しておきましょう。
取り扱いのある会社は、その商品の施工経験が多いことが多く、細かな使い方・メンテナンス方法・割安に仕入れられるケースなどの点で安心できることが多いです。
施工実績と担当者の説明力をチェックする
トイレリフォームの実績が多い会社は、さまざまなケースに対応してきた経験があるため、状況に合わせた的確な提案が期待できます。
見積もりの相談時には、以下の3つを確認してみましょう。
- 過去の施工事例の写真
- お客様の声
- 見積内容の説明が丁寧かどうか
専門的な内容を分かりやすく丁寧に説明してくれる担当者であれば、工事前の不安も和らぎます。
工事後の保証とアフターフォローを確認する
リフォーム後は快適に使えていても、年数が経つと不具合が出る場合があります。そのため、工事後の保証やアフターフォローが充実している会社を選ぶことが大切です。
地元の工務店やリフォーム会社は、何かあったときに相談しやすく、対応が早い傾向があります。新しいトイレの使い方やお手入れについて聞ける点でも安心です。

よくある質問(FAQ)

Q.トイレのリフォームにはどんなものがありますか?
A.トイレ本体の取り替えや和式トイレから洋式トイレに交換する大掛かりなものから、紙巻き器の交換や手すりの取り付けなどの小規模なリフォームまで様々なものがあります。それぞれ費用相場も工事日数も異なるので、必ずリフォーム会社に確認しましょう。
Q.トイレにはどんな種類がありますか?
A.故障時に壊れた箇所だけ交換ができる組み合わせトイレや、掃除がしやすい一体型トイレ、デザイン性・節水性の高いタンクレストイレがあります。
Q.トイレリフォームで失敗しないためにはどうしたら良いでしょうか?
A.トイレ本体の特徴を知って、自分たちに最適なものを選びましょう。またリフォームの優先順位を決めたり将来を見据えたリフォームを行うことも重要です。
Q.トイレリフォームの費用を抑えるには、どうしたら良いでしょうか?
A.本当に必要な機能を見極めて便器や内装を選ぶことが大切です。利用できる可能性のある補助金もいくつかあるので、利用を検討しましょう。
Q.トイレリフォームの会社選びのポイントを教えてください。
A.複数の会社から見積もりを取って比べるのがおすすめです。また、希望するメーカーや商品を扱っているかもチェックしておきましょう。
さらに、工事の対応が丁寧か、工事後のフォローや保証がしっかりしているかも確認しておくと安心です。
まとめ

トイレリフォームの費用は、便器交換や和式から洋式への取替、床や内装も含めたまるごとリフォームまで工事内容で大きく変動します。タンクレストイレなど本体の種類や手洗い設置も費用に影響します。
成功の鍵は、まず不満点を洗い出し、優先順位を決めること。ショールームで実物を確認し、将来を見据えた最適なトイレを選びましょう。
費用を抑えるには補助金・助成金の活用も検討できます。
「でもどの会社が良いかわからない…」とお悩みならぜひ私たち「優良工事店ネットワーク」にご相談ください。リフォーム会社選びの専門機関であるゆうネットなら厳しい審査(合格率10%以下)を通過した優良な工事店を、中間マージンなしでご紹介します。ムダな費用をカットし、質の高い技術を適正価格で手に入れることができますよ。 また、ご紹介後の「リフォーム完成まで保証」など、お客様が安心してリフォームを進められるサポート体制も万全です。









建築士の安藤です。リフォーム業界歴20年。住まいを通じ、豊かな暮らしをお届けいたします!!ゆうネット公式YouTubeでリフォームお役立ち情報も配信中。