窓リフォームの費用相場はいくら?メリット・注意点・失敗しないポイントを解説

窓リフォーム費用相場とポイント

「窓からのすきま風が寒い」「夏は日光が暑すぎる」「窓の結露でカビが気になる」といったお悩みは、窓リフォームによって解消できる場合があります。ただ、工法や商品の種類が多いために「どれを選べばいいの?」「費用はどのくらい?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで、この記事では主な窓リフォームの種類と費用相場、メリット・注意点を整理し、目的別に「どの工事を選ぶべきか」をわかりやすく解説します。

記事監修者

安藤

建築士の安藤です。リフォーム業界歴20年。住まいを通じ、豊かな暮らしをお届けいたします!!ゆうネット公式YouTubeでリフォームお役立ち情報も配信中。

この記事の目次

窓リフォームの費用相場と工事日数

結露対策のための二重窓(内窓)設置から、採光を増やすための窓のサイズ変更、さらには耐震性の強化まで窓リフォームにはさまざまな方法があります。

どのリフォームを選ぶかによって、費用相場と工事日数は大きく異なります。

まずはそれぞれの窓リフォームの費用相場と工事日数を見てみましょう。

施工内容費用相場工事日数
カバー工法15〜30万円1日
はつり工法(窓サッシ交換)25〜50万円2〜3日
ガラスのみ交換する3〜12万円半日
窓を小さくする20〜50万円3〜5日
窓を大きくする25〜50万円3〜5日
内窓を付ける7〜20万円半日〜1日
窓を追加する25〜50万円3〜5日
出窓を作る30〜60万円3〜6日
網戸を交換する6,000〜1万円前後(網の張り替え)2〜5万円(本体交換)1日
雨戸や窓用シャッターを取り付ける10〜50万円1〜2日
庇(ひさし)を取り付ける10〜20万円1〜2日
窓枠を塗装・化粧板を取り付ける2〜10万円半日程度
耐震補強フレームを設置する100万円前後2日程度

上記費用相場は、窓の大きさや選ぶ商品のグレード、依頼先によって大きく変動します。

次の章では、上記で紹介した窓リフォームの費用相場と特徴について詳しく見ていきましょう。

窓をまるごとリフォームするといくら?主要3工法の費用と特徴を比較

窓全体を交換する工事には、既存の窓枠を活かす「カバー工法」、外壁を部分的に壊して行う「はつり工法」、ガラスのみを交換する方法があります。

窓の状態や目的によって最適な工法が変わるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

カバー工法|古いサッシの内側に新規窓サッシを取り付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
15〜30万円1日

カバー工法は、壁を壊さずに古い窓枠の上から新しいサッシ(窓枠)と窓を取り付ける方法です。費用と工期を抑えられ、騒音や生活への影響が少ないのがメリットです。

一方で、既存枠の内側に新しい枠を取り付けるため、窓がわずかに小さくなり、採光や風通しが弱まる場合があります。

はつり工法|古いサッシを撤去して新規窓サッシを取り付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
25〜50万円2〜3日

はつり工法は、古いサッシを完全に撤去し、新しい窓を取り付ける工法です。窓サイズが小さくならず、最新サッシの採光性・通風性を活かせる点がメリット。

ただし外壁の解体・補修が必要な分、カバー工法より費用は高くなり、工期も長くなります。外壁材によっては施工が難しい場合もあるため、事前の現場調査と打ち合わせが欠かせません。

ガラスのみ交換する

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
3〜12万円半日(30〜60分程度)

こちらは外壁やサッシに手を加えず、ガラスだけを交換する最も手軽な方法です。選ぶガラスによって断熱・遮熱・防犯などの性能を高められます。

ただし、サッシ自体の劣化や隙間は改善されないため、「隙間からの冷気を防ぎたい」といった場合はサッシの交換も検討しましょう。

なお、他の工法に比べて比較的安価にリフォームが可能ですが、選ぶガラスの種類によって費用は大きく異なります。主なガラスの種類と特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

ガラスの種類特徴こんな人におすすめ
フロートガラス一般的な透明な一枚ガラス。安価で流通量が多い。とにかく費用を抑えたい方。
型板ガラス片面がデコボコしており、光は通すが視線を遮る(目隠し)ことができるガラス。プライバシーを確保したい場所の窓を交換したい方。
フロストガラスガラスの表面を加工し、光を拡散させて柔らかい光を取り込むガラス。型板ガラスより高級感があるが、指紋などがつきやすい。玄関や廊下などに柔らかな光を取り入れたい方。
網入りガラスガラスの内部に金属の網(ワイヤー)が入っている。火災時の延焼防止を目的とした防火設備。防火性能が求められる窓を交換したい方。
強化ガラス破損しても破片が粒状になり、大きな怪我をしにくい(自動車のサイドガラスなどと同様)。通常のガラスの3〜5倍の強度を持つ。台風などによる飛来物の対策をしたい方。割れにくさや安全性を重視したい方。
ペアガラス(複層ガラス)2枚のガラスの間に空気層があり、高い断熱効果を発揮する。結露対策にも有効。冬の寒さや夏の暑さを対策したい方。結露を大幅に減らしたい方。
真空ガラス2枚のガラスの間に真空層があり、複層ガラスよりも断熱性と遮音性に優れる。薄いため、既存のサッシにそのまま入ることも多い。既存のサッシ枠は変えずに、窓ガラスの性能だけを最大限に高めたい方。

ただし、このリフォームはあくまでも「ガラスの交換」のみです。断熱性・気密性をより高めて室内の省エネ性能を上げたい場合、サッシも変えることをおすすめします。

窓を大きく・小さくするには?費用相場とリフォームの注意点

窓のサイズ変更は、明るさ・風通し・断熱性・プライバシーなど、室内の環境に大きく影響します。「日当たりを良くしたい」「外から見えないようにしたい」といった目的に応じて、窓を小さく・大きく・追加するといった選択肢があります。

ここからは、それぞれの窓リフォーム方法について、特徴や費用相場などを見ていきましょう。

窓を小さくする

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
20〜50万円3〜5日

「窓が大きすぎて、冬は寒く夏は暑い」「外からの視線が気になる」といった悩みには、窓を小さくするリフォームがおすすめです。

【工事の流れ】

  1. 既存の窓・窓枠を取り外す
  2. 新しい窓のサイズにあわせて壁を補修する
  3. 新しい窓を取り付ける
  4. 外壁・内壁を補修し、サイディングや壁紙で仕上げる

このような流れで工事が進むため、少し日数も多くかかります。

窓を小さくすると、外気の影響や外からの視線は抑えられますが、その分、採光や風通しは弱くなります。採光窓の位置変更や照明計画もあわせて検討すると、暮らしやすい空間に改善できるでしょう。

窓を大きくする

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
25〜50万円3〜5日

「もっと明るいリビングにしたい」「風通しを良くしたい」といった場合は、窓を大きくするリフォームを検討してみましょう。窓ガラスの面積が増えるため、光や風を取り込みやすくなります。

一方で、冬場は冷気、夏場は日射の影響を受けやすくなり、冷暖房効率が落ちる可能性もあります。人通りの多い道路では、プライバシー面にも配慮が必要となるでしょう。そのため、「窓を大きくすれば快適になるか」だけでなく、大きくしたら暑さ寒さ・視線・防犯にどう影響するかまでを含めて検討することが大切です。

内窓を付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
7〜20万円半日〜1日

「内窓」とは、今ある窓の室内側に重ねて取り付けるもう一つの窓です。二重窓の状態になるため、断熱・防音・結露対策に高い効果があります。

ただし、以下のような場合は設置が難しいことがあります。

  • 内窓を設置するスペースが足りない
  • 今ある窓が丸窓や三角窓など特殊な形状
  • 内開き窓(内側に倒れる・回転するタイプ)
  • 室内側にクーラー・換気扇などが干渉する
  • 天窓など高所にある窓

設置が難しい場合は、窓に断熱フィルムを貼ったり、外窓を交換したりといった方法も検討しましょう。

窓を追加する

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
25〜50万円3〜5日

窓のリフォームを検討している方の中には、「窓を追加したい」と考えている人もいるでしょう。窓の追加は、以下に挙げたような要望がある方におすすめです。

  • 間取り変更に合わせて窓を増やしたい
  • 室内の圧迫感を減らしたい
  • 風通しを良くしたい
  • 部屋を明るくしたい

窓追加の注意点は、地震時に建物を支える重要な壁「耐力壁」には開口を設けられない場合があること。また設置位置によっては、外からの視線が気になったり、家具が置きづらくなるといった不便が生じる場合も少なくありません。

特に2階に窓を追加する際は、足場が必要になることも多く、1階より費用・工期が増える可能性がある点も把握しておきましょう。

出窓を作る

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
30〜60万円3〜6日

出窓は、壁より外側に張り出した窓のことで、キッチンやリビングで人気のスタイルです。正面と側面からたっぷりと光を取り込むことができ、カウンター部分に観葉植物や小物を置くこともできます。さらに奥行き感が出るため、部屋を広く見せる効果があるのも特徴です。

一方で、耐力壁部分には出窓を設けることはできません。耐震性やプライバシー、防犯上のバランスを考えたうえで、設置位置を検討することが大切です。

窓まわりのリフォームの費用相場と特徴

窓ガラスやサッシ本体を変えなくても、窓まわりをリフォームするだけで、住まいの快適性や安全性を高められます。比較的小規模な工事が多く、防犯・日差し・虫対策など、ピンポイントの悩みに対応しやすいのが特徴です。

ここでは、窓まわりのリフォームの種類ごとに、費用相場や得られる具体的な効果を見ていきましょう。

網戸を交換する

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
6千円〜1万円(張替え) 2万円〜5万円(本体交換)1日

以下のようなお悩みをお持ちの方は、網戸の交換を検討しましょう。

  • 網が破れて虫が入りやすい
  • 網戸が付いていない窓に新しく付けたい
  • ペットが網戸を破いてしまう
  • 景色がぼやけて見える
  • 換気したいが花粉やPM2.5が気になる

網戸には、引き戸タイプや小窓用のロールタイプだけでなく、ペット対応の丈夫な網、細かい網目で虫の侵入を抑えるタイプなどがあり、用途に応じて選べます。

雨戸や窓用シャッターを取り付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
10〜50万円1〜2日

防犯性や防災性を高めたい場合は、雨戸やシャッターの設置が有効です。スチール・アルミ製のシャッターは侵入に時間がかかるため、空き巣対策になります。さらに台風が来た時には、飛来物からガラスを守る役割も担ってくれるのも特徴的。

また遮光・遮音効果もあるため、朝日を遮ってゆっくり眠りたい人にも向いています。既存のサッシに後付けできるタイプも多く、サッシ交換より費用を抑えやすい点もメリットです。

庇(ひさし)を取り付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
10〜20万円1〜2日

窓や勝手口の上部に取り付ける小さな屋根が庇です。雨の吹き込みや夏場の直射日光を抑え、室内の温度上昇を和らげる効果があります。

庇は幅や奥行きによって費用が変わるため、設置したい窓・生活スタイルに合わせて適切なサイズを検討しましょう。

窓枠を塗装・化粧板を取り付ける

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
2〜10万円半日程度

「外観をきれいにしたい」「窓まわりの劣化を抑えたい」といった場合は、塗装や化粧板の取り付けを検討してみましょう。それぞれの違いは以下の通りです。

  • 塗装:見た目を新しくしつつ、防水性・耐候性を高める
  • 化粧板:既存枠にカバー材を被せて見た目の印象を変えつつ、劣化から保護する

化粧板は塗装より養生の手間や色ムラのリスクが少なく、短期間で印象を変えたい場合に向いています。

耐震補強フレームを設置する

費用相場(1箇所あたり)工事日数(目安)
100万円前後2日程度

大きな窓は、周囲の壁が少ない分、地震時に弱点になりがちです。ただ、窓を小さくすると室内が暗くなったり、風通しが悪くなったりするというデメリットもあります。

そこで選択肢となるのが、窓のまわりに耐震補強フレームを取り付ける工事です。筋交いや耐力壁と同様の役割を持つ部材で窓を囲み、壁を壊さずに耐震性を高められます。外壁に近い色のフレームを取り付ければ、外観の印象を損なうこともないでしょう。

窓リフォームをするメリット

窓は家の中で最も熱の出入りが多い箇所のひとつです。そのため、夏の熱気や冬の冷気を受けやすく、窓の性能が低いと冷暖房の効きが悪くなる恐れがあります。

窓リフォームは日常生活の悩みを大きく改善してくれる可能性があり、特に「断熱・省エネ効果」「健康的な環境の実現」「防犯・防音効果」といったメリットが期待できます。

ここでは、窓リフォームで得られる具体的なメリットを見ていきましょう。

結露を解消できる

冬になると窓ガラスや窓枠に水滴がつく「結露」。主な原因は、室内外の温度差と室内の高い湿度です。冷たい窓ガラスに暖かく湿った空気が触れると、空気が抱えきれなくなった水分が水滴となって現れます。

結露を放置するとカビやダニが発生し、見た目だけでなく健康面にも悪影響を及ぼす場合があるため注意が必要です。

二重窓(内窓)やLow-E複層ガラスなど、断熱性の高い窓にリフォームすることで、ガラス表面の温度差を小さくし、結露の発生を抑えやすくなります。

断熱性能を向上できる

断熱性の高い窓に交換すると、夏は外の暑さ、冬は外の寒さが室内に伝わりにくくなるのが特徴です。これにより冷暖房が効きやすくなり、光熱費の削減にもつながります。

さらに、単板ガラスから複層ガラスまたは真空ガラスに変更したり、内窓を追加したりすると、体感温度の改善効果はより大きくなるでしょう。

日射遮蔽効果を向上できる

日射遮蔽(にっしゃしゃへい)とは、太陽の光や熱を室内に入りにくくする効果のことです。

例えば、窓ガラスを特殊な金属の膜を使った「Low-E複層ガラス」に交換すると、日差しを和らげ、部屋の温度上昇を抑えられます。さらに、家具やフローリングの色あせを防ぐことも可能です。

防音効果が期待できる

外の交通音や人の声が気になる場合も、窓リフォームが有効です。二重窓(内窓)を設置すると、既存窓と内窓の間に空気層ができ、音の振動が伝わりにくくなります。また、気密性が高まることで、隙間からの音も入りにくくなるのも特徴です。

防犯性を高められる

二重窓(内窓)や防犯ガラスを採用すると、泥棒はガラス破りに時間がかかり、侵入を諦めさせやすくなります。

ただし、ガラスを2枚にしただけでは十分とは言えないケースもあります。防犯性を重視する場合は、防犯ガラスや錠の種類なども含めてリフォーム会社に相談するのがおすすめです。

窓リフォームをする際の注意点

窓リフォームには多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も把握しておく必要があります。ここを曖昧にしたままリフォームを進めると、「思ったほど効果がなかった」「前より暮らしにくくなった」と感じる原因になるかもしれません。

理想のリフォームを実現するために、どのような点に注意すべきかを確認していきましょう。

費用対効果を意識する

窓のサイズ変更や壁の解体を伴う工事は、数十万単位の費用がかかります。「何となく良さそうだから」で選ぶのではなく、「結露を減らしたい」「寒さを軽減したい」「防犯性を高めたい」といった目的を明確にし、その目的に合ったリフォームやグレードを選ぶことが大切です。

耐震性を考慮する必要がある

窓のサイズを大きくしたり、新しく窓を増設したりする際には、耐震性をしっかり考えておきましょう。というのも、構造上重要な壁を安易に抜いてしまうと、耐震性が低下するおそれがあるためです。

構造に配慮した設計・補強案を出してくれるリフォーム会社を選び、事前にしっかり相談しましょう。

風通し・日当たりのバランスを考える

窓を小さくしたり窓の数を減らしたりすると、断熱性は高まりやすい一方で、風通しや採光が弱くなります。結果として、湿気がこもってカビが発生しやすくなることもあります。

図面上だけでなく実際の方角・周辺環境も踏まえて、光と風がどう変わるかをリフォーム会社と一緒にシミュレーションすることが肝心です。

窓リフォームはマンションでもできるの?

マンションの窓リフォームは戸建てと違い、「管理規約」によって工事できる範囲が決まっているケースが一般的です。

まずは窓まわりが「専有部分」か「共用部分」かを押さえることが重要になります。

ここでは、マンションで窓リフォームを進めるうえでの基本ルールと確認ポイント、実施しやすい工事内容についてご紹介します。

まず押さえたい「専有部分」と「共用部分」の考え方

マンションでは、同じ“窓”でも部位によって扱いが異なることがあります。室内側から見える部分は専有部分として扱われやすい一方で、外観に影響する窓の外側やサッシ枠などは共用部分とみなされ、自由に交換できない場合があります。

そのため、工事を検討する際は「どこまでなら個人判断でできるか」を先に整理しておくと、手戻りを防げます。

管理規約と管理組合で事前に確認しておきたいこと

一般的に、マンションの窓サッシや玄関ドア、ベランダなどは共用部分とみなされるため、勝手に交換することはできません。

共用部分の窓をリフォームしたい場合は、管理組合の許可や手続きが必要です。

マンションで窓リフォームを検討する場合は、まず管理組合に相談して「どこまでのリフォームが可能か」を確認することから始めましょう。

事前にルールを確認することで、トラブルを避けて安心して工事を進めることができます。

リフォーム不可の場合は内窓・窓ガラス交換を検討しよう

マンションの管理規約で「窓全体の交換ができない」と決まっている場合でも、内窓の設置や窓ガラスの交換なら行うことができるケースが多くあります。

比較項目内窓の設置(二重窓)ガラス交換
特徴断熱性・防音性を大幅に高める外観を変えずに断熱性を上げる
注意点窓の開け閉めが二重になって面倒サッシの隙間や劣化は改善しない
費用と手軽さ比較的安価だが、ガラス交換よりは高め最も手軽で安価なリフォーム
こんな人におすすめ寒さ、結露、騒音を徹底的に改善したい方費用を抑えつつ、手軽に性能を高めたい方

どちらの方法も、マンションのルールを守りながら暮らしやすさを高めるリフォームができるのが魅力です。ご自分の目的や生活スタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。

窓リフォームで失敗しないポイント

窓リフォームは、風通しや日当たりといった室内の生活環境に大きな影響を与えるため、簡単にやり直せるものではありません。「費用をかけたのに失敗した」と後悔しないよう、前もってしっかりと検討することが重要です。

ここでは、予算や工法の選び方、工事後の使い勝手、外観・内観の考慮など、窓リフォームで失敗しないために、事前に必ず確認しておきたいポイントを詳しくご紹介します。

予算や目的で商品や施工方法を選ぶ

同じ窓交換でも、「カバー工法」と「はつり工法」では費用も工期も大きく変わります。また断熱や遮熱、防犯といったガラスの仕様によっても金額が変動する点にも注意が必要です。

そこで、まずは「今、何に困っているのか」「どこまで改善したいのか」を整理することが欠かせません。そして、それに見合った性能・工事方法を選ぶことが、失敗するリスクの少ないリフォームにつながります。

工事後の使い勝手を考慮する

断熱・防音に効果的な内窓は人気ですが、人によっては「頻繁に開け閉めする窓が二重になると面倒」と感じる人もいます。また単板ガラスから複層ガラスに変えるとガラスが重くなるため、開閉に力が必要になる場合も少なくありません。

そのため、窓リフォームを検討中の方は、カタログの性能だけでなく日々の使い方や家族構成も踏まえて、毎日気持ち良く使えるかどうかをイメージして選ぶことが大切です。

内観・外観を考慮してリフォームする

サッシの色を変えると、室内の壁・床の色とのバランスや、外観との統一感が崩れることがあります。例えば、1ヶ所だけ違う色にすると、不自然に目立ってしまうかもしれません。

窓リフォームでは、全体の調和を意識することが大切です。既存のサッシと同系色か、少なくとも違和感の少ない色味を選ぶと、リフォームで失敗しにくくなるでしょう。

窓リフォームの施工事例(内窓・シャッター)

ここでは、具体的な施工事例をもとに、窓リフォームの費用や得られた効果について詳しくご紹介します。

施工前と施工後の写真を比較しながら、目的別のリフォームがどのように実現されたのかを見ていきましょう。

リビングと和室の内窓リフォーム

BEFOREAFTER

マンションのリビングや和室では、窓サッシが共有部分にあたり交換できないケースが多くあります。その場合に有効なのが、既存窓の室内側に樹脂製の内窓を取り付ける工事です。樹脂製の内窓を採用すると、以下に挙げた効果が期待できます。

  • 冬の寒さが和らぎ、暖房効率が上がる
  • 結露が減り、カビ対策になる
  • 防音性が上がり、外の音が気になりにくくなる

工期は1日程度で、住みながらでも施工しやすいのもポイントです。

寒さ対策の内窓リフォーム工事

BEFOREAFTER

寒さ対策を目的としたリフォームで、最も有効な手段の一つが内窓の設置です。特に熱の出入りが多いリビングの出窓などに内窓(二重窓)を付けることで、窓の断熱性が向上します。

内窓が外窓との間に空気の層を作るため、外気温の影響を受けにくくなり、室内の暖かさを逃がしません。その結果、暖房がよく効いて冬の光熱費を減らすことができます。

また、内窓の設置は、工事が1日で完了する手軽さも魅力です。

後付けリフォームシャッター工事

BEFOREAFTER

2階の掃き出し窓など、防犯・防災の面で不安がある窓には、後付けシャッターの設置がおすすめです。

この事例のように、窓のサイズや外壁の色に合わせてシャッターを設置すれば、台風時の飛来物から窓ガラスを保護してくれたり、防犯性や断熱性が向上したりといったメリットが得られます。手動タイプだけでなく、便利な電動タイプもあるので、生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

窓リフォームの費用を抑える方法

費用が高額になりがちな窓リフォームも、工夫次第で予算内に収めることが可能です。ここでは、そのために押さえておきたいポイントをご紹介します。

目的に合った工事方法を選ぶ

窓リフォームで費用を抑えたいときには、目的や使い方に合った工事方法を選ぶことが大切です。

たとえば、サッシを交換する場合でも、方法によって費用が大きく変わります。

工事方法特徴詳細
カバー工法今ある窓枠に新しい窓をかぶせる方法工事が簡単費用が抑えられる
はつり工法壁を壊して新しい窓を取り付ける方法工事が大掛かり費用が高くなりやすい

結露対策の場合も、方法によって費用が変わります。

工事方法得られる効果注意点
ガラスだけを交換窓の外観を変えずに性能を上げるサッシの隙間は改善されないので、外の空気が入ってくる
内窓を設置断熱性・防音性を大幅に高める窓の開閉が二重になって手間が増える

このように工事方法や窓の種類を知っておくだけで、無駄なく目的に合ったリフォームができます。

相見積もりを取る

窓リフォームは、同じ施工内容でもリフォーム会社によって金額が大きく異なることがあります。そこで、費用を抑えたい方におすすめなのが、相見積もりを取ることです。複数社から見積もりを取り、費用の妥当性を確かめましょう。

また安さだけでなく「説明の分かりやすさ」や「デメリットを含めた提案があるか」「補助金利用の提案があるか」などもチェックすると、より良いリフォーム会社を見つけやすくなります。

国や地方自治体の補助金を利用する

窓リフォームの費用を抑えるために、国や地方自治体の補助金制度を積極的に活用しましょう。特に、断熱性能の高い窓に改修するリフォームには、手厚い支援制度があります。

代表的な国の制度として、環境省の補助金「既存住宅断熱リフォーム支援事業」の公募も行われています。公募期間が決まっているため、利用を検討する場合はリフォーム会社に相談して進めましょう。

複数箇所のリフォームを同時に行う

窓リフォームでは、複数箇所の工事をまとめて行うことで費用を抑えられる可能性があります。

リフォーム工事では、職人の人件費や、材料の運搬費、足場の設置費用などが必ず発生します。これらの費用は、工事する場所が増えても、大きく変わらないことが多いため、1か所ずつ行うよりも、まとめて工事をしたほうが1か所あたりの負担が少なくなる場合があります。

たとえば、以下のような方法もあります。

「内窓の取り付けを何か所かまとめて行う」

「窓のリフォームと一緒に外壁の塗り替えを行う」

あわせて検討してみるとよいでしょう。

窓リフォームの会社選びのポイント

どの会社に依頼するかで、窓の仕上がりや満足度も大きく変わるため、窓リフォームを行う際は会社選びが重要となります。ここでは、見積もりの丁寧さ、実績、アフターフォローなど、窓リフォームの会社を選ぶ際に必ずチェックすべき点について詳しくご紹介します。

丁寧に見積もりを説明してくれるか

窓リフォームの会社を選ぶ際、丁寧に見積もりを説明してくれるかどうかは、信頼性を判断する重要なポイントです。単に金額を言うだけでなく、工事内容やメリット・デメリットを詳しく説明してくれる会社は信頼できます。

また、こちらの要望に対して、適切な商品や工法を提案してくれているかどうかも重要です。契約前に疑問や不安を解消し、納得してリフォームを進めるためにも、説明が親切で分かりやすい会社を選びましょう。

アフターフォローが充実しているか

窓リフォームの会社選びでは、工事後のアフターフォローが充実しているかも確認しておきたいポイントです。窓ガラスの交換などでは不具合が少ないですが、サッシの交換や内窓の設置では、数年後に動作が悪くなったり、建付けが悪くなったりする可能性があります。特にサッシを取り替えた箇所から、雨漏りが発生するリスクもゼロではありません。

そのため、事前に保証の有無、保証年数、保証内容についてしっかり確認しましょう。サッシ工事の保証年数は1〜2年程度が目安ですが、中には長期にわたって工事の不具合を補償してくれる会社もあります。保証が充実している会社を選べば、工事後も安心して生活できるでしょう。

工事実績が豊富か

窓サッシのリフォームでお客様の目的や用途に合った提案をするためには、豊富な知識と経験が求められます。特に、断熱性や防音性など機能性の高いリフォームを成功させるには、さまざまな事例に対応してきた実績が欠かせません。

また、窓リフォームには国や地方自治体の補助金が適用されるケースが多いため、そのような情報に詳しい会社を選ぶと、費用を抑えたより良いリフォームが叶うでしょう。リフォーム会社のこれまでの工事実績や創業年数、口コミなどの評判を確認し、信頼できる会社に依頼することをおすすめします。

リフォームの目的を理解して提案してくれるか

リフォームがうまくいくかどうかは、依頼する会社があなたのリフォームの目的をどれだけ理解しているかに左右されます。

問い合わせやリフォーム会社による現地調査の段階で、「結露を解消したい」「寒さを何とかしたい」といった要望や目的について、丁寧に話を聞いてくれる会社を選びましょう。

あなたの状況や要望を深く理解した上で行われる提案は、最適な商品や工法の選定につながり、リフォームの結果を良いものにします。

一方的に商品を勧める会社ではなく、親身になって話を聞いてくれる誠実な会社を選ぶことが大切です。

デメリットも説明してくれるか

リフォーム後のデメリットについて、十分な説明をしてくれるかどうかも、会社選びの重要なポイントです。メリットだけでなく、起こりうる不都合や注意点を事前に伝えてくれる会社は信頼できます。

例えば、「内窓は窓の開閉が二重になって手間が増える」「カバー工法では窓のサイズが今までよりも小さくなる可能性がある」などは、お客様にとってのデメリットになることもあります。

事前に説明してもらえれば、リフォーム後に「こんなはずではなかった」と後悔することはないでしょう。

現場調査が正確か

リフォームの品質を左右する現場調査が正確かどうかをチェックしましょう。現地調査で窓の外周だけを簡単に採寸する会社よりも、窓の外周や中心、枠の斜め具合まで細かく測る会社のほうが仕上がりの精度が期待できます。

特に築年数が15年以上経過した木造住宅は、住宅の重みや地震によって歪みが生じていることが多く、窓枠への影響も考慮した工事計画が重要です。この歪みを正確に把握することで、リフォーム後の窓の気密性を高めることにつながります。

よくある質問(FAQ)

Q.窓リフォームにはどのようなリフォームがありますか?

A.窓のカバー工法やはつり工法など窓全体のリフォームや、窓のサイズを変えるリフォーム、窓まわりのリフォームなどさまざまなものがあります。どのような目的でリフォームするかによってリフォーム方法が異なります。

Q.窓リフォームにはどのくらいの費用がかかりますか?

A.費用はリフォーム内容によって大きく異なります。数万円程度で済むものもあれば、100万円以上かかる場合もあります。業者に相談して予算に合ったリフォームをしましょう。

Q.窓リフォームのメリットはありますか?

A.結露の解消や断熱性の向上といったメリットがあります。リフォーム内容によっては防犯対策・防音対策としても有効です。

Q.窓リフォームの費用を抑えるにはどうしたら良いですか?

A.相見積もりを取ったり、リフォームの目的を明確にしたりしましょう。また、国や自治体の補助金を活用するのもおすすめです。

Q.窓リフォームはマンションでも可能ですか?

A.まずは管理規約を確認し、窓リフォームが可能かどうかを把握しましょう。

窓全体の交換が難しい場合でも、ガラスの交換や内窓の取り付けなら認められることが多いため、管理組合に相談して進めることをおすすめします。

まとめ

窓リフォームは、結露解消、光熱費削減、断熱性向上など、快適な暮らしを実現する未来への投資です。

特に「国や自治体」の補助金を活用すれば、費用を大幅に抑えることができます。失敗しないためには、目的を明確にし、複数の会社から相見積もりを取って比較することが重要です。

「でもどの会社が良いかわからない…」とお悩みならぜひ私たち「優良工事店ネットワーク」にご相談ください。

 リフォーム会社選びの専門機関であるゆうネットなら厳しい審査(合格率10%以下)を通過した優良な工事店を、無料でご紹介します。

質の高い技術を適正価格で手に入れることができますよ。

また、ご紹介後の万が一のトラブルに備える「完全保証」など、お客様が安心してリフォームを進められるサポート体制も万全です。

TOP