外壁塗装の必要性と塗料別の耐久性

外壁上塗り(2回目)

外壁塗装は、塗膜を作ることで家を守る、外壁リフォーム工事のひとつです。
新築時の塗装は撥水性があり、雨風や太陽光から家を守ってくれます。しかしその塗装も長年による太陽光や風雨による劣化によって撥水性が失われ、水が染みひび割れたり剥がれ落ちたりしてしまいます。特に紫外線や酸性雨による影響は大きく壁を著しく劣化させてしまいます。少々のひび割れであれば補修で直すことができますが、剥がれ落ちた場合には壁を造りなおさなければいけません。そうなってしまう前に早めのメンテナンスを心掛けましょう。今回は外壁塗装の必要性と塗料別の耐久性についてお伝えしたいと思います。

塗料によって耐久年数や保証年数が変わることも

外壁のリフォームとしてはもっともポピュラーなのが外壁塗装でしょう。塗料を塗るだけなので、もっとも安価に行うことができます。補修を行ったあとに高圧洗浄をし、塗料を塗ります。塗料の種類によって耐久年数や保証年数が変わってきます。

塗料の種類と耐久性

塗料の種類としては、価格および耐久年数が低い順にアクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料です。この他にも遮熱塗料や光触媒塗料もあります。
アクリル系は、耐久性が低く約4年程度で、新築時などによく使用される塗料です。ホームセンターで安価に売られていたりします。
一方でウレタン系塗料は、一昔前までは高級塗料として使われていたもので、耐久性も約8~10年程度になりますが、同じぐらいの値段で耐久性が約13年のシリコン系塗料の登場により、利用されるケースが少なくなっています。シリコン系塗料は、現在の主流となっている塗料で、耐久性と価格のバランスが良い塗料になります。さらに上位にはフッ素系塗料があり、耐久年数は15~20年と長いのですが、シリコン系塗料よりも価格が高くなります。
遮熱塗料は、塗膜に断熱効果があり塗ることで室内の気温上昇を抑えることができる塗料で、また光触媒塗料は光があたることで汚れを浮かせて、雨で洗い流す効果のあるもので遮熱効果もあります。遮熱塗料と光触媒塗料を使用した塗装工事は高額な工事費になりがちなので採用する際にはよく検討しましょう。
なお、外壁塗装を行う際には足場を組む必要があります。平屋であれば脚立と足場板を持ってきて簡易な足場を組み立てて作業することもありますが、2階建以上のものであれば足場パイプで足場を作ってから作業を行うのが一般的です。このため、費用として足場の組み立て費用があり、小さな家であっても20万円程度は必要であり、安い塗料を使ったとしても70万円以上するのが外壁塗装の相場になります。このためバランスのとれたシリコン系塗料を使うのがコストパフォーマンスとしても優れています。

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