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アスファルトシングルの寿命は何年?劣化症状とメンテナンス時期を建築士が解説

【この記事は約3分で読めます】
執筆:二級建築士 安藤勉
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「アスファルトシングルの屋根は何年くらい持つの?」
「築20年だけれど、そろそろメンテナンスが必要?」
「塗装した方がいいと勧められたけれど、本当に必要なの?」

アスファルトシングルについて、このようなご相談をいただくことがあります。

アスファルトシングルは、北米で広く使われている屋根材で、日本でも新築住宅やリフォームで採用されるケースが増えています。

軽量でデザイン性が高く、サビる心配がないことも特徴です。

私たちは20年以上、全国のリフォーム会社選びに携わってきました。

その中で感じるのは、アスファルトシングルは他の屋根材とはメンテナンス方法が異なるため、特徴を理解しておくことが大切だということです。

今回は、アスファルトシングルの寿命や劣化症状、適切なメンテナンス時期について解説します。

アスファルトシングルの寿命は20〜30年程度が目安

アスファルトシングルの寿命は、一般的に20〜30年程度が目安です。

ただし、実際の寿命は、

  • 製品の品質
  • 施工状況
  • 日当たり
  • 周辺環境
  • 定期点検の有無

などによって変わります。

台風や強風の影響を受けやすい地域では、寿命より前に補修が必要になることもあります。

そのため、築年数だけで判断するのではなく、屋根の状態を確認することが大切です。

アスファルトシングルは基本的に塗装不要

アスファルトシングルの大きな特徴は、基本的に塗装を前提としていない屋根材であることです。

スレート屋根やセメント瓦のように、防水性能を維持するための定期的な塗装は必要ありません。

そのため、「アスファルトシングルなので塗装しましょう。」と勧められた場合は、その理由を確認することが大切です。

美観を目的として塗装するケースはありますが、寿命を延ばすために必ず塗装が必要という屋根材ではありません。

アスファルトシングルで見られる主な劣化症状

表面の石粒が落ちる

アスファルトシングルの表面には、小さな石粒が付いています。

新築後しばらくは多少落ちることがありますが、これは異常ではありません。

ただし、大量に石粒が落ちるようになった場合は、劣化が進んでいる可能性があります。

めくれや浮き

強風や経年劣化によって、屋根材の端がめくれたり浮いたりすることがあります。

放置すると雨風の影響を受けやすくなるため、早めの補修がおすすめです。

ひび割れや破れ

長年紫外線を受けることで、屋根材が硬くなり、ひび割れや破れが発生することがあります。

小さな傷でも、早めに点検してもらうと安心です。

コケや藻の発生

日当たりが悪い場所では、コケや藻が発生することがあります。

見た目だけでなく、水分を保持しやすくなるため、定期的な点検が大切です。

築年数ごとのメンテナンス目安

築10年前後

大きな問題がないことが多い時期です。

ただし、

  • めくれ
  • 浮き
  • 石粒の状態

などを点検すると安心です。

築15〜20年前後

屋根全体の状態を確認する時期です。

部分補修で対応できる場合もあれば、劣化状況によってはリフォームを検討します。

築25〜30年以上

屋根材の寿命が近づく時期です。

状態によっては、

  • カバー工法
  • 葺き替え

を検討します。

棟板金など周辺部材の劣化にも注意

アスファルトシングル自体は問題がなくても、

  • 棟板金
  • 雨押え板金
  • 谷板金

などの金属部分が先に劣化することがあります。

特に棟板金では、

  • 釘の浮き
  • 固定力の低下
  • サビ

などが発生することがあります。

屋根点検では、屋根材だけでなく周辺部材も確認してもらいましょう。

アスファルトシングルは補修できる?

劣化が一部分だけであれば、部分補修で対応できることがあります。

例えば、

  • 一部のめくれ
  • 部分的な破損
  • 棟板金の補修

などです。

ただし、屋根全体の劣化が進んでいる場合は、補修を繰り返すよりもカバー工法や葺き替えが適していることもあります。

会社選びの流れを知りたい方へ

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会社選びについて順番に知りたい方は、こちらをご覧ください。

屋根点検では写真を見せてもらおう

屋根は地上から見えにくいため、点検結果を写真で確認することをおすすめします。

写真を見ながら、

  • どこが傷んでいるのか
  • なぜ補修が必要なのか
  • どの工事が適しているのか

を説明してもらうと納得して判断できます。

突然訪問してきた業者から、

「すぐ工事しないと危険です。」

と言われた場合は、その場で契約せず、複数の会社に相談することをおすすめします。

屋根工事は見積り内容を比較することが大切

アスファルトシングルのリフォームでは、

  • 部分補修
  • カバー工法
  • 葺き替え

など、提案内容が会社によって異なることがあります。

大切なのは、

  • なぜその工事が必要なのか
  • 屋根の劣化状況
  • 将来のメンテナンスも考えた提案か

を比較することです。

見積りの比較方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

→突然訪問する業者は要注意【3分で読む】

まとめ|アスファルトシングルは塗装より点検が重要

アスファルトシングルの寿命は、一般的に20〜30年程度が目安です。

また、スレート屋根とは違い、基本的に定期的な塗装は必要ありません。

大切なのは、

  • めくれ
  • 浮き
  • 石粒の剥がれ
  • 棟板金など周辺部材の劣化

を定期的に確認することです。

築年数だけで判断せず、屋根全体の状態を見ながら、補修・カバー工法・葺き替えなど最適なメンテナンス方法を選びましょう。

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